誠

MAKOTO / HUCH / Simon Weinberg作
プレイ人数：2～6人 / 対象年齢：8歳以上 / プレイ時間：約20分

　浪人の旅に同行する人から見た、旅先の一コマがカードの絵柄となっているゴーアウト系のゲームです。
　スタートプレーヤーは手札から1枚以上プレイします。複数枚プレイする場合は、同じ数字のカードか、連続する数字のカードでなければなりません。以降のプレーヤーは、スタートプレーヤーがプレイしたカードのセットと、同じ種類のセットかつ、より大きな数字のカードでなければ、プレイすることはできません。プレイできない場合はパスをし、一人のプレーヤー以外全員がパスをしたら、このラウンドでプレイされたカードすべてを、最後まで残っていたプレーヤーが受け取り、伏せて前に置いておきます。そして、次のラウンドのスタートプレーヤーとなります。
　こうして、すべてのカードをプレイしたら、その時点で残っている得点カードのうち、最も大きい数字の得点カードを受け取ります。
　最後の1人以外のプレーヤーが、手札を出し切ったら、もう1手番だけ残ったプレーヤーの手番を行い、ゲーム終了となります。受け取った得点カードと、ラウンドで獲得したカードの中から得点となるカードを抜きだして、得点計算を行い、最も多くの得点を獲得したプレーヤーの勝利となります。
　ただし、１ゲームだけだと、スタートプレーヤーが有利になりがちなので、すべてのプレーヤーがスタートプレーヤーとなるまでプレイし、すべての得点合計を比べて、最多得点者の勝利とするのがおすすめです。

フェニックスの財宝

Schatz des Phönix / Amigo社 / Reiner Knizia作
プレイ人数：2～6人 / 対象年齢：8歳以上 / プレイ時間：約30分

　フェニックスの巣にある財宝を、手に入れに行く冒険者となることがテーマのゲームです。
　3つのフェニックスの巣にプレイ人数－1枚の得点チップを置きます。この得点チップを奪い合います。手番プレーヤーは3つの巣の中から1つを選び、その巣に描かれている自分のマークの前に手札から1枚のカードを選んでおきます。その後、山札からカードを1枚引いて次のプレーヤーの手番となります。こうして、全員が3つの巣に2枚ずつカードを置くまで続けます。
　各巣に置かれているカードの組み合わせによって、強さが決まります。その強さ順に、その巣に置かれている得点チップを１枚ずつ選んで受け取っていきます。すべての巣から得点チップを取り除いたら、次のラウンドの準備として、使用したカードを捨て札にし、最初と同じように、各巣に得点チップを置いていきます。
　こうして、３ラウンドプレイしたのちに、獲得した得点チップの数字の合計が最も高いプレーヤーの条理となります。
　毎ラウンド各巣に置かれている得点チップを確認し、どこでどのようなカードを使うことで、高得点を目指すのかを見極めるゲームとなっております。

ダイス盗賊団

Beutezug / Amigo社 / Folrian Nadler
プレイ人数：2～5人 / 対象年齢：8歳以上 / プレイ時間：約20分

　盗賊団の一員となって、高級住宅街から金品を盗むのがテーマのゲームです。
　プレーヤーは、持っている順番トークンの順に、今回のターゲットに自分のキャラクタートークンを置いていきます。この時、すでに他のプレーヤーのキャラクタートークンが置かれているところに置いてもかまいません。全員がトークンを置き終えたら、今度は順番トークンの逆順に、ターゲットのカードに描かれているダイスを受け取り、それらのダイスを振ります。描かれている目以上の目を出すことができれば、そのカードを獲得します。失敗したら、「０」と裏面に描かれているカードから１枚を受け取ります。獲得するカードに、自分以外のキャラクタートークンが置かれていたら、手番プレーヤーが他のカードの上に移動させます。
　カードには、得点のほかにボーナスが描かれており、これは次のラウンド以降にダイスを振る際に適用でき、より難しく高得点のカードを獲得する可能性を高めてくれます。
　このようにして、毎ラウンド1枚のカードを獲得していき、7ラウンド終了時点で最も多くの得点を獲得したプレーヤーの勝利となります。
　得点を取ることも重要ですが、序盤は次ラウンド以降のことも考えて、ボーナスが良いカードを狙って取ることも重要となり、このバランスとダイスゲームのドキドキ感のバランスが良いゲームとなっております。