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2024年4月 4日 (木)

完熟バナナ島

Reif für die Insel / Zoch / Reiner Knizia作
3~6人 8歳以上 45分

Rief_fur_die_inselbox

 

Rief_fur_die_inselcontents

 

 よく熟れたバナナを収穫するゲームです。
 ゲームは3ラウンドで行い、最初のラウンドでは茶色のバナナだけが収穫可能です。2ラウンド目は茶色と黄色のバナナが収穫可能になります。最後のラウンドでは茶・黄・緑のバナナが完熟になり収穫できます。ただし、黒いバナナは収穫時期が過ぎておりマイナスポイントになってしまいます。
 各プレーヤーは0~7と10のカードを各1枚ずつ持っています。これを使ってバナナを獲得します。袋の中からプレイ人数分のバナナタイルを1枚ずつ引きます。途中で鳥のタイルを引いたら、次のバナナタイルを置く場所の下に置きます。嵐のタイルを引いたら、別に置いておきます。
 プレイ人数分のバナナタイルがそろったら、カードプレイ開始です。スタートプレーヤーから順にいずれかのバナナタイルの下に、自分のカードを1枚表にして置きます。すでに他のプレーヤーがカードを置いているバナナタイルにもカードを置くことができます。ただし、すでに置かれているカードよりも大きな数字のカードしか置けません。今まで置かれていたカードを持ち主に返します。次に自分の番が回ってきたときに、すでにカードが置かれていたら何もしません。カードが戻ってきていたら、またいずれかのバナナタイルに自分のカードを1枚置きます。こうして、すべてのバナナタイルにカードが1枚ずつ置かれたらカードプレイが終了です。カードが置かれたところのバナナタイルを取って自分の島に置きます。この時、鳥タイルが一緒に置かれていたら取って自分の島の横に置きます。0以外のカードは捨て札になります。0のカードだけは手札に戻ります。そしてまた、プレイ人数分のタイルを袋から取り出し、カードプレイを続けます。
 引いたタイルの中に、嵐タイルが含まれていたら、カードプレイが少し変わります。全員が1枚ずつ伏せて出し、大きな数字を出した人から任意のバナナタイルを取ることができます。
 こうして、すべてのプレーヤーの島にバナナがいっぱいになったらラウンド終了です。最初のラウンドは、茶色と黒のバナナタイルを島からとって(収穫して)ボードの横に置きます。そのとき、鳥タイルがいたら、同色のバナナを盗んでしまいます(同色のバナナといっしょに捨て札にします)。 黄色と緑のバナナはそれぞれのプレーヤーの島に残ったままです。
 2ラウンド目以降は、ラウンド開始時に島に残っているバナナの数がプレーヤーごとに違うのですが、すべてのプレーヤーの島がいっぱいになるまで、ラウンドは続きます。すでに島がいっぱいのプレーヤーがバナナを獲得したら、そのバナナを捨てるかすでに島にあるバナナを捨てる必要があります。ただし、黒いバナナを捨てることはできません。
 2ラウンド目は茶色と黄色と黒、最初のラウンドはすべてのバナナを収穫します。
 バナナタイルには得点が書かれており、その合計に残ったカードの合計数を加えたものが最も大きい人が勝ちです。なお、黒いバナナにはマイナス点が描かれています。
 0以外のカードは8枚しかありません。0のカードをうまく使わないと、最終盤になって嫌なタイルばかり取ることになります。また、バナナタイルにはそれぞれ数字が書かれており、この大小がゲームの勝敗に影響します。どこで、大きな数字カードを使うかがポイントになります。
 Reiner Kniziaらしい、悩ましい競りセリゲームです。

 

容疑者トリック

Stich für Stich / Zoch / Markus W. Leon作
3~4人 10歳以上 30分

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Stich_fur_stichcontents

 トリックテーキングゲームを行いながら、犯人と凶器を推理するゲームです。
 各プレーヤーは犯人タイル4枚と凶器タイル7枚を持っています。犯人役のプレーヤーは自分のタイルをよく混ぜて犯人タイルと凶器タイルを1枚ずつ引きます。これが今回の犯人と凶器です。カードをよく混ぜて、他のプレーヤーには7枚ずつ自分には10枚配ります。
 最初は、犯人役のプレーヤーから初めて、トリックテーキングゲームを行います。このゲームでは、どのカードでも出すことができます。全員が1枚ずつ出したら、誰がこのトリックを取ったかだけを犯人役は宣言します。カードの強さは以下の通りです。

  1. 犯人と凶器の両方が描かれているカード
  2. 凶器だけが描かれているカード
  3. 犯人だけが描かれているカード
  4. どちらも描かれていないカード

同ランクの場合は数字が大きい方が強いカードになります。
 こので犯人以外のプレーヤー(探偵)は自分のタイルから、犯人と凶器を1枚ずつ選び、犯人に伏せて渡します。犯人は両方あってた場合のみ、「事件解決!」といいます。この時残った手札枚数+1ポイントがこのプレーヤーに与えられます。どちらかが合っていたり、両方違っていてもただ、「不正解」というだけです。
 トリックを取ったプレーヤーは自分が出したカード(そのトリックで一番強いカード)を上にしてカードをまとめて、次のリードを行います。これを7トリック行います。
 犯人役の得点は、最後に「事件解決!」になったプレーヤーがいたときのトリック数です。もし7トリックすべて終わっても事件の解決ができない探偵がいたら8ポイント得ます。
 そのほかに、それぞれ取ったトリック数と同じポイントが得られます。

 

モルディビア

Maldivia / Zoch / Roberto Fraga作
2~4人 8歳以上 30分

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Maldiviaboard

 

 このゲームの最大の特徴は、ゲームボードが布でできていることです。
 各プレーヤーは南の国モルディビアの漁師です。たくさんの魚を市場に届ける市場船に渡すことが目的です。ただ、この漁場はよく霧が発生し、魚が取れる漁場がだんだん小さくなってしまいます。
 ゲームボードの四辺では市場船が待機しており、希望の魚を待ち受けています。市場船に示された魚を渡すことができたらその市場船カードを受け取れます。
 ラウンドの初めに、各プレーヤーは4つの指示コマを受け取り、このラウンドで行うことを自分だけが見えるようにセットします。
 4つのうち3つは、自分の船の移動方向を示します。手番になったら、順番に公開しその方向に船を進めます。船はその方向に任意のマス進めます。ただし他の船を超えて進むことはできません。止まったマスに魚が描かれていたらその魚のコマを自分の船のマストに付けます。また、ボードの端の市場船が待つところに行くと、必要な魚をおろして市場カードを取ることができます。また、他の船に隣接するマスで止まったら、その船からマストの一番上の魚を1匹盗むことができます。
 残り1個のコマは、霧が発生する方向を示しています。霧が発生したら、その方向の布のゲームボードを1列分折りたたみます。折りたたんだため下から新しいマスが現れます。ただ、同一ラウンドでは同じ方向から霧が発生しません。すでに発生した方向を示している場合は何も行いません。また、ボードの端に船がいる場合、そちらの方向で霧が発生した場合は、折りたたんだ先のマスに移動しますが、その時マストの一番上の魚をなくします。
 すべてのコマを公開したら、ラウンド終了です。新たにコマをセットして次のラウンドを行います。ゲームは漁場が小さくなり16マス以下になったら終了です。
 魚以外にタコとサメが描かれたマスがあります。タコのマスに入ったら、自分または他人のまだ公開していないコマを、回転させることができます。サメのマスでは、他のプレーヤーと自分の市場カードを交換できます。
 ラウンドの開始時にそのラウンドの行動を決めてしまうのですが、他のプレーヤーの行動や霧の発生で予定がどんどん狂ってしまいます。

2024年4月 2日 (火)

4月1日より一部ゲームを値上げします。

下記のゲームの値段を改定します。
価格はいずれも消費税込みの価格です。

品名

旧売価

新売価

穴掘りモグラ

4800

5200

ウサギとハリネズミ

3800

4200

お邪魔者

1500

1800

おばけキャッチボウシの中

2800

3000

おばけキャッチ名人技

3800

4000

カルカソンヌ21

3500

3800

ゲシェンク

1500

1800

チャオチャオ

2800

3300

ドデリド

1500

1800

ハゲタカのえじき

1500

1800

ぴっぐテン

1500

1800

ヒューゴ

3800

4200

ボーナンザ

1500

1800

ラマ

1500

1800

よろしくお願いします。

 

2024年4月 1日 (月)

ポセイドンの真珠

Die Perlen des Poseidon / Zoch / Yohan Goh作
2~4人 8歳以上 30分

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Die-perlen-des-poseidonboard

 海底に眠るポセイドンの遺物と真珠を見つけるゲームです。
 海底に眠る遺物はよく似た形の12種類、それに寄り添うように真珠が眠っています。遺物と真珠の位置関係は分かっており図で示されています。ただし、遺物が置かれている角度や鏡像関係は分かりません。
 4つの遺物と真珠が切り抜かれたシートが36枚付属しており、そのうち1枚を使ってゲームを行います。そのシートの上に紙を置いて内容がわからならないようにします。プレーヤーは手番に四角いスタンプを置かれた紙の上から押します。下のシートが切り抜かれた部分だったら、その形がぼんやり見えます。まるで、解像度が悪いソナーのようです。
 これを続けてゆき、丸い真珠を見つけたらポイントが得られます。また、遺物がどれかが分かったら、遺物と真珠の位置関係の図を参考に真珠の位置を特定できるかもしれません。
 誰かが真珠を見つけたら、それに寄り添う遺物がどれかカードで示すことができます。これを正解しても得点が得られます。
 遺物はどれも似ており、画像ははっきりしません。注意深く観察してください。

 

クーフシュタイン

Kuhfstein / Schmidt / Rita Modl作
2~4人 8歳以上 45分

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Kuhfsteinboard

  自分の村を豊かにして得点を競うゲームです。
 タイルは5種類の地形のいずれかが描かれています。カードには得点するための地形配置とそれが完成した場合の得点が書かれています。色付きで書かれているタイルは、その位置関係で示されている地形タイルが置かれている必要があります。白く書かれたタイルにはいずれかのタイルが置かれていればそれで大丈夫です。
 手番には、4つの選択肢から2つのアクションを行えます。同じアクションを2回行うこともできます。

  • タイルを1枚とって自分の前に置く。置かれているタイルはそれぞれ辺で接している必要があり、あとで位置を変更することはできません。
  • カードを1枚取る。
  • カードをプレイして得点を得る。カードを出して自分の村のタイルがカードで示された位置関係になっていることを示し、得点を得ます。そして、カードで色で示された地形タイルに自分の牛コマを置きます。このとき、すでに牛コマが置かれているタイルに牛コマを置くことはできません。そのような場合は、そのカードをプレイして得点を取ることができないのです。
  • 牛コマを回収する。縦横で連続する牛コマをまとめて回収できます。角だけで接している牛コマや離れている牛コマをまとめて回収できません。

 こうして、誰かが65点を取ったらすべてのプレーヤーの手番回数を同じにしてゲーム終了です。ゲーム開始時に各プレーヤーにはボーナスポイントを示すタイルが配られており、これが達成できていたらそれを加えます。
 なお、同じタイル4枚、または全く別々のタイル4枚で2×2の場所ができたら、木のコマと5点を獲得できます。
 ゲームが進むにつれて、すでに自分の村に得点化できるカードが出てきたりします。また、すでにとっているカードに沿ってタイル配置をしたり、牛コマを効率よく回収するための手段を工夫します。

カバンガ

Cabanga / Amigo / Michael Modler作
3~6人 8歳以上 20分

Cabangabox

Cabanga_spielsituation_jp

 手札をなくすことが目的のゲームです。
 初めに各プレーヤーに8枚ずつのカードを配ります。手番になったら手札から1枚出して、その色の列の左右どちらかの置きます。このとき、この列の左右のカードの間のカードを持っている人は、「カバンガ」と言ってそのカードを捨てることができます。カバンガといわれたプレーヤーは捨てられたカードと同じ枚数のカードを山札からとる必要があります。上記の図では右側のプレーヤーが赤の8を出し、赤の4~7のカードがカバンガの対象になりました。赤の4と7のカードを「カバンガ」と言って捨て、右のプレーヤーは2枚のカードを山札から補充しなければなりません。(もちろん、手札のカードは他のプレーヤーに非公開です)
 こうして、手札をなくすことが目的です。ただし、最後の1枚をプレイしてもカバンガと言われたら補充する必要があります。逆に他のプレーヤーの手番にカバンガで手札をなくすこともあります。
 カードには、小さなマークが描かれており、手札が残ったプレーヤーはその数の合計が失点になります。
 ゲーム序盤のカードがたくさんあるときには、危険度が少ないカードがありますが、だんだん、危険なカードしか残らなくなります。しかし、誰かが危険いっぱいのカードをプレイしたら「カバンガ」のチャンスです。

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