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2021年10月19日 (火)

カエルと数字

Froeschis / Amigo / Haim Shafir作
2~4人 5歳以上 20分

Froeschisbox

Froeschiscards

 カードは、1~8とカエルとゴミです。
 よく混ぜたカード8枚ずつ配ります。配られたカードは内容を見ずに伏せて自分の前に1列に並べます。
 自分の番になったら、山札か捨て札の一番上のカードを取ります。数字のカードだったらそのカードを自分の前に伏せて置かれているカードと交換します。交換する場所は、自分の前の列の一番左を1として、順番のところです。つまり左から6番目には6を置きます。そして、伏せられているカードが数字カードだったら同じようのその場所の伏せてあるカードと交換します。もし、すでに表にして置かれているカードだったら、そのカードを捨てて次の人の番になります。また、ごみのカードだったら同じように捨て札にして次の人の番になります。カエルカードだったらラッキーです。まだ伏せて置かれている任意のカードの場所に置くことができます。
 こうして、すべてのカードを表にできたプレーヤーがいたら、ほかの人はもう1度ずつプレイする機会があります。その後、伏せてあるカードを表にします。偶然必要なカードが対応する場所で表になったらラッキーです。とにかく、ここですべて数字またはカエルが順番に並んでいた人は、まず勝者となります。ただし、次からは配られるカードが1枚少なくなります。これにより、まず8のカードはこのプレーヤーにとってはゴミカード扱いになります。こうして配られるカードがだんだん少なくなり、1枚が配られこれを表にできたら本当の勝者となります。

魔法の山

Zauberberg / Amigo / Jens-Peter Schliemann and Bernhard Weber作
1~4人 5歳以上 15分



Zauberbergbox

Zauberbergboard

 競うゲームではありません。うまくいったらみんなが勝ちです。
 ゲームボード上には、6つの子どもコマと4つの魔女コマが置かれています。そのほかに5色のビー玉が用意されています。
 手番になったら、袋からビー玉を1個取り出し、ゲームボードの一番上から転がします。もしいずれかのコマに当たったら、そのコマをより下にある次のビー玉と同じ色のマスに移動させます。これを、ビー玉が一番してまで落ちるまで行います。そして次のプレーヤーの版です。
 ビー玉が当たったコマを次のその色のマスに移動させようとしても、それがなかったら、一番下のボードに移動させます。4つの子どもコマが一番下のボードにそろったらプレーヤー全員の勝ちです。しかし、その前に魔女コマが3個そろってしまったら負けです。
 ビー玉をどこから転がしたら、どのようなルールを取るかを想像することが必要です。
 

2021年10月13日 (水)

フクロウがいる村

In Windes Eule / Zoch / Alexey Konnov, Alexey Paltsev, Anotly Shlyarov作
2~4人 8歳以上 10分

In_windew_eulebox

 

In_windew_eulecontents

 

 各プレーヤーは7種類の動物が描かれた24枚のカード1セットを持っています。受け取ったカードはよく混ぜて伏せたカードの山にしておきます。このゲームには順番がありません。各プレーヤーがどんどん自分のペースでゲームを進めてゆきます。
 テーブルの中央に7枚のボードを図のように配置します。中央は城です。左右の青い方は港で緑の方は開拓地、それ以外の4つは村です。
 スタートの合図とともに、各プレーヤーは一斉に自分の山札の一番上をめくり、いずれかのボードに配置したら、次のカードをめくってまたどこかに配置します。誰か一人が山札をすべて配置し終わったら、「ストップ」と声をかけ、それ以降は誰もカードを配置できません。
 その後、得点計算です。中央の城では一番多くのカードを配置しているプレーヤーが5ポイント、2番目は3ポイント得られます。カードの内容は問いません。青い港では、各プレーヤーごとに配置している動物の種類を数えます。同じプレーヤーが複数枚同じ動物をプレイしていたら、それはカウントされません。緑の開拓地では、7種類の動物で、それぞれ最初にプレイされた動物カードだけが得点となります。それ以外の4つの村は村ごとに得点計算を行います。それぞれの村で、猫よりネズミカードが多くプレイされていたら、疫病のためそこ村からは誰も得点できません。ネズミのカード枚数以上のネコカードがプレイされている村は得点のチャンスです。まずその村で猫をプレイしているプレーヤーが得点します。そして、猫とネズミ以外の動物で最も多くプレイされている動物をプレイしてるプレーヤーが得点します。
 めくったカードをどこに置くか素早く判断するゲームです。ゆっくり悩んでいることはできませんが、いい加減にプレイしても得点になりません。素早い判断が求められるゲームです。

パイレーツ

Pirates / Queen / Stefan Dorra作
3~5人 14歳以上 45分

Pirates_3d

Piratesboard



 海賊たちが協力して、船を襲って財宝を得たり、探検に出て遺物を得たりして稼ぐゲームです。
 各プレーヤーは2~5の能力を持つ海賊を各1個と、能力不明(?)の海賊を持っています。ゲームボード上にはえじきとなる船や探検に行く船が書かれています。これを襲って得られる利益やその財宝も書かれています。また、船は単独で襲えなく、最低限必要な海賊の数(コマの個数)も書かれています。自分の手番になった時にできることは4種類のうち一つです。
 1.海賊パーティを組む。自分の前にある、海賊または海賊パーティ(複数の海賊が重ねられている塊)を他のプレーヤーの前にある海賊または海賊パーティの上に重ねて、自分の前に置きます。
 2.獲得。自分の前にすでにゲームボード上にある船を襲えるだけの大きさの海賊パーティがあれば、その船を襲撃します。この船タイルを取り、そこに描かれている金額を受け取ります。それと、その海賊パーティの一番上に置かれているコマのプレーヤー(船長。手番プレーヤー)と上から2段目に海賊コマが置かれているプレーヤー(航海士)は財宝を得ます。また、その海賊パーティの含まれている海賊すべては、そこに書かれている数字の収入を手番プレーヤーから受け取ります。もし、手番プレーヤーが資金不足で支払えない場合は、全体のストックから支払いを受けます。もし、手番プレーヤーがすべて支払うことができたら、この船タイルを獲得できます。
 3.反乱。他のプレーヤーの前にある海賊タイルパーティを使って船を襲います。反乱を起こした時点で、反乱を越したプレーヤーが船長となり、反乱を起こされた(元の船長)が航海士になり、この二人が財宝を得る権利になります。なお、反乱を起こした場合は、各海賊コマへの支払いが倍になります。せっかく船を襲えるだけの海賊パーティを作っても、反乱を起こされたら、利益がぐっと低くなるかもしれません。また、反乱を越されたプレーヤーはドクロのマークが描かれたタイルを受け取ります。これを最後まで持っていたら、失点になります。
 4.海賊の身請け。自分の海賊がすべて他のプレーヤーの海賊パーティの組み込まれており、海賊パーティを組むことも、船を獲得することもできない場合には、他のプレーヤーの海賊パーティ柄自分の海賊1つをお金を支払って取り戻し、「海賊パーティを組む」のアクションが行えます。

 なるべく他のプレーヤーの価値が低い海賊を巻き込んだ海賊パーティを作って、船を襲うとそれだけ他のプレーヤーに支払う給料が少なくて済みます。また、自分の価値の高い海賊を含む海賊パーティが船を襲うと収入が増えます。
 最終得点計算では、獲得した船タイルに書かれている碇と舵輪の数でボーナスポイントが得られます。多くの船タイルを獲得することにも大きなメリットがあります。
 なお、このゲームは2007年にQueenより出版された「海賊組合」Buccanner (Seeräuber)のリメイクです。最後のボーナスポイントの部分や反乱を起こされた場合のドクロマークが描かれたタイルが追加されたルールになっています。

 

 

 

ココペリ

Kokopelli / Queen / Stefan Feld作
2~4人 10歳以上 45分

Kokopelibox

 

Kokopeliboard

 

 16種類の儀式カードとココペリカード(ワイルドカード)が用意されています。儀式は16種類用意されていますが、ゲームで使うのはそのうちの任意の10種類です。ゲームを始める前にどの儀式を使うかを決めます。各プレーヤーは1セットのカードを受け取り、使わないことにした6種類の儀式カードを取り除き、残ったカードをよく混ぜて山札とします。ゲーム開始時には山札から5枚を取り手札にします。
 各プレーヤーは自分前に自分の村ボードを置きます。ここには、4つのカードを置くマスがあります。
 手番になったら、5種類のアクションから2つを選んで行います。
 1.山札からカードを引く
 2.儀式を始める。自分の村ボードの空いているところに儀式カードを置きます。そのれより、この儀式カードが自分の村ボードにある限り、その儀式の能力を得ます。
 3.カードをプレイする。すでに置かれている儀式カードの上に同じ儀式カードまたはココペリカードをプレイすることができます。プレイできる範囲は、自分の村ボードに加え、左右のプレーヤーの村ボードの、自分に近い2つずつのマスにもプレイできます。各儀式はそこに4枚目のカードがプレイされることにより、終了となります。儀式を終了させたプレーヤーは得点を得ます。他のプレーヤーが自分の儀式を終了させた場合には、そのプレーヤーも得点します。
 4.儀式をキャンセルする。開始した自分の村ボードにある儀式が邪魔になったら、そこのカードを取って捨てることもできます。
 5.カードを交換する。手札を山札と交換できます。

 儀式には、それぞれ特殊能力があり、余分にカードが引けたり、余分にカードをプレイできたり、早く儀式を終了できたりなど16種類の儀式が用意されています。選んだ10種類の儀式をうまく使って、高得点を目指します。
 どの10種類を選ぶかによってゲームの方針も変化します。慣れれば慣れるほど楽しくなるゲームです。

 

 

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