« 2020年10月 | トップページ | 2020年12月 »

2020年11月13日 (金)

サンファン2

Puerto Rico Das Kartenspiel / Alea / Andreas Seyfarth作
2~4人 10歳以上 30-60分

Sanjuan2jp_box

Sanjuan2jp_cards2
  ゲームには5つの職業が登場します。建築士、監督、商人、参事会議員、金鉱堀です。そしてゲームは10数ラウンドにわたって行われます。ラウンドのスタートプレーヤーが、まずいずれかの職業を選び、そのプレイを行います。そして、その職業によるプレイを順にすべてのプレーヤーがー行います。次に、スタートプレーヤーの左隣のプレーヤーが新たな職業を選び、同様の事を行います。これをすべてのプレーヤーが行ったらラウンド終了です。つまり、職業を選択して、それをすべてのプレーヤーが行い、次のプレーヤーが新たな職業を選んで、それをすべてのプレーヤーが行い・・を、一巡するまで行うわけです。
 建築士を選ぶと、手札を1枚自分の前に出して、その建物を立てることができます。それぞれの建物には特典と勝利ポイントが付いています。最終的には勝利ポイントを多く獲得した人が勝ちであり、建物の特典を利用することによって、ゲームを有利に展開できます。なお、それぞれの建物には建設コストがかかれており、その数字と同じ枚数のカードを手札より捨て札にしなければなりません。つまり、手札は建設物にもなり、お金にもなるのです。
 監督を選ぶと、すべてのプレーヤーは自分の生産設備(建物の一種)の上に、山からカードを一枚引いて伏せて置きます。つまり、ここに何らかの生産物が生産されたことになります。
 商人は、生産物の上に伏せて置かれたカードを1枚、そのまま捨て札にすることによって、相場によって決められた枚数のカードを山札から手札に補充できます。
 参事会議員は、山札から2枚のカードを取って、そのうち一枚を選んで手札に加えることができます。
 金鉱堀は、基本的に何もできません。
 なお、すべての職業について、それを選んだプレーヤーには特権があります。建築士なら、コストが1枚安くなります。監督は、二つの生産設備の上に生産物を置くことができます。商人は、生産設備の上に置かれたカード2枚を捨てて、手札を補充することができます。参事会議員は2枚からではなく、5枚山札を引いてその中から必要な1枚を選ぶことができます。金鉱堀は、山から1枚手札を補充できます。
 ラウンドが終了したら、スタートプレーヤーが時計回りで隣のプレーヤーに移動して、次のラウンドを開始します。同じラウンドでは同じ職業を選択することはできません。
 こうして、誰かが12枚の建築物を前に並べたら、そのラウンドでゲーム終了です。
 建物の特典には、建設コストが安くなるものや、たくさん生産できたり、生産物をより多く捨てて手札の補充ができたり、特権が倍になったりと、色々と魅力的なものがたくさんあります。ゲーム展開に合わせて、建設する建物を決めたり、立っている建物や建てられる建物により、ゲーム展開の方針を決めます。
 人気のボードゲーム「プエルトリコ」の楽しさとエッセンスを、手軽に短時間に遊べるゲームに仕上がっています。
 このゲームは、2004年発売のサンファンの一部カードバランスを調整したほか、新たな建物カードが加わっています。




2020年11月 6日 (金)

サンティバの預言者

Die Seher von Santiiba / Zoch / Leo Colovini & Teodoro Mitidieri作
2~4人 8歳以上 30-45分

Die_seher_von_santiibabox

Die_seher_von_santiibaboard
 このゲームには5色(緑:ハーブ、青:アミュレット、茶:サソリ、ピング:エリクサー、白:器)にサイコロとカードが登場します。
 手番プレーヤーはまず5個のサイコロを振ります。そしてそれを自分のボードの対応する色の下に置きます。1~3の目は得点マーカーを進めることができます。4以上の目はその色のカードを取ることができます。
 手番外プレーヤーはそのサイコロの目を見て、手番プレーヤーが選択するであろう色を予想し自分の水晶玉で示して伏せます。
 その後で、手番プレーヤーがアクションを選択します。ここで、予想が当たった手番外プレーヤーは自分の水晶玉を表にし、選んだ色のサイコロが3以下なら目の数だけコマを進め、4以上ならその色のカードを受け取ります。
 手番プレーヤーは3以下ならサイコロを、4以上ならその色のカードを自分の未確定エリアに置きます。そしてまだ手番を続けるかどうか判断します。手番を続けるなら、残った色を1つ選びます。そして、ここで予想のあたった手番外プレーヤーはコマを進めたりカードを取ったりします。もし、誰もその色を予想していない場合には手番プレーヤーは3以下目でカードを取ったり4以上の目でサイコロを取ったりできます。ただし、その場合は手番をここでやめることはできません。
 また、手番を続けて4色目までアクションを指定して、まだ予想のあたっていないプレーヤーがいたら最後はサイコロでもカードでも任意に選べます。
 手番を途中でやめたり、4色目まで宣言して、まだ予想のあたっていないプレーヤーがいたら、未確定エリアにあるカードを取りそこにあるサイコロの目だけ得点マーカーを進めます。
 ただし、途中ですべての手番外プレーヤーの予想が当たってしまった場合は、この手番では何もできません。
 こうして、いずれかのプレーヤーの得点マーカーが30点になるまで、順番に手番を行います。
 その後で、獲得しているカードによる得点計算が始まります。
 緑のカードの獲得枚数が一番少ないプレーヤーは青のカードは得点になりません。
 青のカードの獲得枚数が一番少ないプレーヤーの茶のカードは得点になりません。
 茶のカードの獲得枚数が一番少ないプレーヤーのピングのカードは得点になりません。
 ピングのカードの獲得枚数が一番少ないプレーヤーの白のカードは得点になりません。
 なお、カード枚数が同じ場合は白のカードを多く持っていると助かります。
 また、カードは色により得点が違います。緑:0、青:4、茶:1、ピング:3、白:2。得点になったカードの合計で得点マーカーを進めます。
 サイコロかカードが手番プレーヤーは何を欲しがっているか、裏をかかれないか。いろいろ考慮して予想してください。

目測

Kurz von Knapp / Zoch / Helmut & Tobias Punke作
2~4人 8歳以上 30分

Kurz_von_knappbox


Kurz_von_knappparts2

Kurz_von_knappparts


 赤いひもで作られたアリーナの中には赤い支柱がランダムに置かれています。また、各プレーヤーはプレイ人数に応じた数の支柱を持っており、それをすべて使い切ることが目的です。
 アリーナの外には木の棒が渦巻き状に置かれており、一番外側にある棒が手番で使う棒です。
 手番プレーヤーはまだぞの棒に触ることはできません。目測でその長さを図ります。そして、いくつか置かれている支柱の組み合わせでその棒がぴったり乗る(はみ出してもいけない)見つけます。この時も目測だけで決めます。そして、どの2つの支柱に乗せるか宣言してからそれにチャレンジします。もしそのチャレンジに成功したら、乗せた棒の上に自分が持つ支柱を置くことができます。棒を2段目以上にある支柱に置けたら、すぐ下の段にも支柱を置くことができます。もし4段目以上に置いたらもう一つ支柱を置くことができます。失敗したり、置ける支柱を見つけることができない場合にはそこで手番終了です。
 なお、手番プレーヤーが示した支柱より上の段にある支柱に乗せることができると思えば、手番を横取りしてチャレンジできます。ただし、このチャレンジに失敗した場合は、元の手番プレーヤーが成功した場合に置くことのできる数だけの支柱を受け取ります。
 小さな支柱なので目測の誤差は1㎝ほどしか許されません。感覚を研ぎ澄ませてプレイしてください。

沈黙

Silencio / Zoch / Ceasar Gomez and Bernadino作
2~4人 10歳以上 15分

 

Silenciobox

 

Silenciocards


 協力ゲームですが、一切の会話化禁止です。互いに互いの手札を想像しながら協力してより多くプレイすることを目指します。
 プレイ人数により5~6枚の手札を持ちます。これを出し切ることを目指します。
 カードは4色あり1~13(プレイ人数により途中のランクまで使うこともあり)のカードがあります。
 各列の1のカードは列の最初のカードとしておかれます。
 手番にはカードを1枚プレイします。プレイされたカードは色別に置かれます。この時、それぞれの列ですでに置かれているカードよりも大きな数字のカードしか置けません。そして置いたカードによるアクションが起こります。アクションは色別に違いますが、その色の最後に置かれているカードより1多い数字のカード(3の次に4など)をプレイすると、比較的悪いアクションを行う必要があります。この差が2以上のカード(3の次に5以上のカード)をプレイしたら、比較的いいアクションが行えます。
 プレイできるカードがない場合はパスになりますが、他のプレーヤーのアクションによりまたプレイできるカードが手に入ることもあります。その場合はその後の手番でプレイ可能です。
 すべてのプレーヤーがプレイできなくなるか手札をなくしたらゲーム終了です。全員が手札をなくすことを目指します。

 

 

ニムト追加カード 偶数・奇数

Odd_evencard

 ニムト25周年を記念して行われたニムトスペシャルカードコンテストでグランプリに輝いた追加カードです。
カードはたった1枚で、片面は偶数、もう一方は奇数を表しています。
 ゲーム開始時にテーブルの上に並べられた4枚のカードのうち一番小さな数字の左側にこのカードを置きます。その一番小さなカードが奇数なら奇数面を、偶数ならぐ薄面を表にします。
 このカードが置かれている列はその後指定された(偶数または奇数)のカードしか置けません。対応しない方の数字は、次に近い数字の列に置きます。
 いずれかの列(このカードが置かれている列とは限らない)のカードが取られたら、このカードが移動します。各列の左端の数字が一番小さい列に移動し、その数字に合わせて偶数または奇数面を表にします。
 詳しいルールはこちら http://www.mobius-games.co.jp/Amigo/6nimmt_even_odd.html

 

2020年11月 4日 (水)

ラマ バリエーションルール -笑うラマ-

Amigoよりラマのバリエーションルールが発表になりました。
ラマのセットさえ持っていれば新たな購入は必要ありません。
お試しください。

笑うラマ

ルールの変更点のみ記載します。
それ以外は、通常のルールが適応されます。

準備
笑うラマカードをテーブルの中央に置きます。
リンクからPDFをダウンロードして、ポストカードサイズにプリントします。
ただ、このカードは必ずしも必要ではありません。代わりにトレイや箱をで代用できます。

Laugh_lama_card

ゲームの進行
ラマカードをプレイしたら、そのプレーヤーが持つ最も価値の低いチップ(通常は1ポイントの白チップ)を1枚笑うラマカードの上に置きます(持っていれば)。

手番になった時、笑うラマカードの上に5個以上のチップが置かれたいたら、ラマカードしかプレイできません。
ラマカードをプレイしなかった場合は、まず笑うラマカードの上にあるチップをすべて取ります。そのあとで、通常のプレイ(・カードを1枚プレする。・カード1枚引く。・降りるのいずれか)を行います。

ラウンドの終了
ラウンドが終了した時点で、笑うラマカードの上にチップが残っている場合はそのままで、次のラウンドを行います。
ラウンドの開始時に、すでに笑うラマカードの上に5個以上のチップが置かれている場合には、最初にラマカードをプレイした時点で、このルールが適応になります。

補足:ラウンド終了時に40ポイント以上になったプレーヤーがいたらゲーム終了です。

 

 

« 2020年10月 | トップページ | 2020年12月 »