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Grizzly / Amigo / Anna Oppolzer & Stefan Kloss作
2~4人 6歳以上 20分
クマが川でサケをたくさん取るゲームです。しかし、あまり夢中になりすぎるとな川に飲み込まれてしまい、取ったサケを失います。
川は5つの流れに分かれています。ラウンドの最初に、この5つに対応した5個のサイコロを振ります。サイコロの目によってサケが川を上ってきたり、川が流れたりします。
まず、流れる目が出ている川筋の川タイルを川上から押し込んで川を流します。そのあとサイコロの目によってサケが何匹が遡上します。これは、川下から順にクマがいないマスに置かれます。すでにサケがいるマスにも重ねて置かれます。
そのあと、スタートプレーヤーから自分のクマを移動させます。クマは、サケのいる場所に到達するまで移動できます。ただし、それまでにサケのいる場所にいたクマは、サケのいる場所を通らず進めるなら岸辺に行くことができます。岸辺に持ち帰ったサケは獲得できたサケです。
サケのいる場所にいるクマは、岸辺に戻るだけでなく、川でもっとサケを取ることもできます。とくに、川下の崖っぷちにはたくさんのサケがいます。ただし、次のラウンド川が流れたら取ったサケともども落ちてしまうかもしれません。その場合は、いったん捕まえてサケは逃げてしまいます。クマは丈夫なので、また岸辺からサケ取りを始めることができます。
こうして、たくさんのサケを獲得できたクマが勝ちです。
HiLo / Schmidt / Eilif Svensson & Knut Stromfors作
2~6人 8歳以上 20分
カードは-1~11のカードが8色あります。これらのカードを各プレーヤーに9枚ずつ配ります。
配られたカードは内容を見ずに3x3に伏せて並べます。残ったカードは裏向きの山とし、一番上のカードを捨て札の山の最初のカードとして表にしておきます。
そして各プレーヤーは任意の2枚を表にします。この2枚の合計値が最大のプレーヤーから始めます。
ゲームの目的は、自分の場のカードの数字合計を減らすことです。
自分の番になったら、裏向きまたは表向きの山の一番上のカードを取り、自分の場のカード(表ででも裏でも)1枚と交換します。
ただし、裏向きの山を取った場合は、そのカードをそのまま捨てることもできます。ただし、その場合だけは自分の場の裏向きのカードを1枚表向きにしなければなりません。
もし、表になったカードが縦または横または斜めに3枚が同色になった場合は、それら3枚を取り除くことができます。斜めになった場合はどちらの方向にずらしても構いませんので、3x2の列になるようにします。
もし誰かの場のカードがすべて表向きなったら、そのあとそのプレーヤー以外が1回ずつ手番を行ってゲーム終了です。裏向きのカードをすべて表にし、カードの数字をすべて足して少ないプレーヤーが勝ちです。
シンプルで分かりやすいゲームです。ただ、捨てるカードは次のプレーヤーの場を見てから決めたほうがよいでしょう(場の裏向きカードと交換する場合は先にみることはできませんが)。捨てたカードを取って同色3枚がそろうかもしれません。
Die Inseln im Nebel / Schmidt / Volker Schachtele作
2~4人 10歳以上 45~60分
霧に隠れた島島を気球で探検するゲームです。
各プレーヤーは自分の島のボードを受け取り、ここに発見されたタイルを配置してゆきます。
各ラウンドの最初に、スタートプレーヤーの右隣のプレーヤーが風ダイスとイベントダイスを振ります。このプレーヤーは、それぞれ1度ずつこれらのダイスを振りなおす権利がります。
風ダイスは、すべてのプレーヤーの気球が流される方向を示しています。イベントダイスもすべてのプレーヤーに効果があります。
そのあと、スタートプレーヤーから初めて①気球を進める②タイルを取る③タイルを配置する、を行います。
気球は自分の今いるマスの下に書かれている数字分風ダイスで示された方向に進みます。もし、違う距離や違う方向に進みたい場合はエネルギーを消費します。そのあと、雲タイルに配置されているタイルを選んで取ります。取ったタイルはその後ゲームボードに配置するために自分のストックに置くか、エネルギーに変換することができます。そして、気球が進んだ際のマスに隣接するマスにタイルを置くことができます。
地形タイルは、なるべく岸辺と同じ種類のタイルが中央の気球基地までつながることを目指します。都市タイルは、配置したまわりのマスに地形タイルが多く配置されることを目指します。モニュメントタイルは他のプレーヤーより多くのモニュメントを配置することを目指します。
欲しいタイルをいかにして獲得するか、配置したい場所にうまく気球を誘導できるかがポイントです。
ラマのバリエーションルールです。
まず、ド・ラマカードをテーブルの中央に置きます。
持っていなくても大丈夫です。他のカードと混ぜて使うわけではないので、何かマーカーになるものを用意してください。コインでもいいし、ラマの箱でもだ丈夫です。
ベストはこれです。
ラマでなくてアルパカではないかと無粋なことをいう人がいても無視してください。
ラウンドから降りた場合、その時点でまだラウンドに残っているプレーヤーが一人以上いたら、ド・ラマカードを取ります。テーブルの中央からでも、既に持っている人がいたらその人から受け取ってください。
ラウンドが終了したとき(誰かが手札を無くすか、全員がラウンドから降りた)ド・ラマカードを持っている人は手札から任意の1枚(捨て札の山の一番上のカードと関係なく)を捨て札の山に置くことができます。もちろんこれは失点計算に含まれませんし、これにより手札がなくなったら、チップを1枚戻せます。
新たなドラマが生まれるゲームになります。お試しください。
カルカソンヌ世界選手権の会場で、カルカソンヌの「次の一手」をアンケート調査しました。
ゲームは始まったばかり、あなたは赤プレーヤーです。ここで左上のタイルを引いてきました。
どうしますか?
右の都市は、簡単に完成しそうです。かといって相乗りを仕掛けると、相手の道を伸ばします。悩ましいタイルです。
興味があったら少し考えてください。
カルカソンヌに世界選手権の会場では、30人に聞きました。国代表でない人も数人加わっています。
20人と圧倒的に多かった答えです。
つぎに多かった答えです。それでも5人でした。
後の5人は少数意見です。
これについての考察は、カルカソンヌ最強問答集 「問題14 難しい三角形」で元世界チャンピオン二人が行っています。
ニムトの25周年を記念してAmigo社がニムトのスペシャルカードを使った拡張ルールを募集しています。
基本セットだけを使った、バリエーションルールではなく、スペシャルカードを使った新しいニムトの遊び方を提案するものです。
最優秀賞には、来年のエッセン招待などいろいろの特典があります。
応募はアイデアだけでもいいようですが、より具体的なもののほうがよいでしょう。
応募は英語またはドイツ語で行います。
こちらのページから行ってください。
https://www.amigo-spiele.de/2019/10/11/6nimmt-welt#1570774756910-e8d4384c-8628
締め切りは2020年1月31日です。
不明な点や質問はメビウスゲームズ shop@mobius-games.co.jp にお願いします。
コンテストの詳細です。画像にパンプレット全体のPDFがリンクされています。