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2017年5月26日 (金)

アンコール

Encore / Schmidt / Inka & Markus Brand作
1~6人 8歳以上 20分

Encorebox
Encoresheet


 ダイス目を使い自分のチェックシートに多くのチェックを入れるゲームです。
 手番プレーヤーが、白黒各3個のダイスをまとめて振り、そのうち各1個を取り、自分のチェックシートの対応する場所にチェックを入れます。残りのプレーヤーは、残った各2個から任意の組み合わせを使って、自分のチェックシートにチェックを入れます。
 黒ダイスは1~5の目と?の目があります。白ダイスには6色の目があります。例えば、黒ダイスの3、白ダイスの赤を選択したら、赤のマスに3個チェックできます。ただし、ぴったり3個です。2個や1個はダメです。
 チェックのルールは、中央のH列か、既にチェックしてあるマスに隣接するマス。そして、チェックする数は、すべて一塊に連続している場所です。
 黒ダイスの?と白ダイスの黒い目はジョーカーです。?は1~5として、黒い目は他の5色のいずれかとしてつかます。ただし、ジョーカーの目を使った場合は、自分のチェックシートのジョーカーの目を消す必要がり、これが残っていないともうジョーカーの目は使えません。
 ゲーム中、最初にいずれかの縦列すべてにチェックできたら、列の下に書かれている上段のポイントが入ります。また、いずれかの色のマスをすべてチェックできたら5または3点入ります。いずれか2色をすべてチェックできたプレーヤーがいたらゲーム終了です。ジョーカーのマスを残していれば1つに付き1点ですが、チェックシートに描かれた☆をチェックできなかったら、1つに付き-2点です。

 なお、チェックできないまたはしたくない目しかない場合にはパスもできます。
 どの目を使って、どこをチェックするかだけでなく、手番プレーヤーの時には、どのダイスを残すかも考える必要があります。ゲーム前半は大きい数字の目を使ってたくさんチェックしたくなりますが、後半は残ってしまったマスをうめるため小さな目が必要になるかもしれません。
 共通のダイス目を使ったゲームはほかにもありますが、手番プレーヤーが使った目を除くというのは、珍しいように思います。
 

ベルサイユ庭園

Die Gaerten von Versailles / Schmidt / Lena & Guenter Burkhardt作
2~4人 8歳以上 30分

Die_garten_von_versaillesbox

Die_garten_von_versaillescomp

 各プレーヤーは、カードプレイにより、庭園の一部を獲得して、自分の庭園を造ります。
 ゲームは前後半各7ラウンドによって行われます。まず、前半用の庭タイル(プレイ人数×7)を表にして並べておきます。また、各プレーヤーにはカードを10枚ずつ配ります。ラウンドごとに、各プレーヤーは同時にカードを1枚ずつプレイし、数字の小さなカードを出したプレーヤーから順に、そのラウンドに使うタイル(プレイ人数枚数)の中から選んで取り、自分の庭を作ります。タイルは、すでに置かれている自分の庭タイルに辺がぴったり合うか半分ずらして置きます。庭タイルには、5色に色分けされた庭園の一部または茶色の建設予定地が描かれています。色分けされたいずれかの地形が4つ以上連続させることができたら、大きなポイントマーカーを受け取ります。(前半は3が書かれている方を表にします)ほかのプレーヤーは、それを超える数続けることができたら、それを奪うことができます。
 前半7ラウンド行ったら、途中得点計算です。大きなポイントマーカーを持つプレーヤーはポイントマーカーごとに、3点、そのほか、自分のには出色ごとに連続する地形の数の多い2つのエリアの地形の数がそのままポイントになります。
 後半は、やはり7×プレイ人数の庭タイルを表にし、カードを10枚ずつ配ってゲームを続けます。後半終了時にポイントマーカーを持っていれば5点、2位にも3点が入ります。そのほか、連続する地形が大きい3カ所の地形の数がポイントになります。

 小さい数字のカードは、非常に大切です。前半または後半で使うタイルは先に公開されているので、どのタイミングでどのカードを使うかをよく考える必要があります。また、庭タイルは裏返すことができないので、つながりそうでつながらない、タイルもあるので気を付ける必要があります。

2017年5月23日 (火)

マハラジャの遺産

Das Vermaechtnis des Maharaja / Abacus / Michael Schacht作
2~4人 10歳以上 30分

Maharajabox
Maharajacards


 手番には、表にして置かれたアンティークカードを買うか、お金をとるかをして、アンティークを集めます。
 テーブル中央には4枚のアンティークカードが置かれています。また、取引カードの上には金貨が1枚ずつ置かれています。金貨1枚は銀貨3枚の価値です。
 手番になったら、取引カードに置かれている金貨で最も左側に残っているものを1枚とるか、アンティークカードを1枚買うかします。アンティークカードを買う場合の買値は、金貨が乗っている取引カードの最も右側に描かれている銀貨枚数です。これを時計回りの順番で行い、取引カードの金貨がなくなるか、アンティークカードがなくなったら、取引カードの金貨を補充し、アンティークカードも4枚表にします。

 ゲームの途中で、コレクションカードに対応するアンティークの組み合わせを持つことができたら、そのコレクションカードを取ります。コレクションカードの中には、これをとるためにはアンティークカードを1枚捨てる必要があるものもあります。ただ、これは勝利ポイントになります。
 なお、アンティークカードはアンティークに関係なく6色の分かれています。ゲーム終了時に1枚しか持っていないアンティークカードは捨てる必要があります。残ったアンティークカードに描かれた数字の合計も勝利ポイントです。
 金貨をとれば、後のプレーヤーの買値が下がりますが、資金がないと何も買えません。軽いジレンマゲームです。

クレージーレース

Crazy Race / Ravensburger / Alessandro Zucchini作
2~5人 8歳以上 30-60分
Crazy_racebox
Crazy_raceboard


 動物に引っ張らせて行うレースゲームです。
 それぞれの動物には、基本能力と、特殊能力、レース後のボーナスポイントが描かれています。基本能力や特殊能力が大きいものはレース後のボーナスポイントが少なくなっています。
 自分の手番になったら、自分のコマの先にあるマスの色のダイスをまとめて振ります。進みたいと思うだけ、そこまでの色のダイスをその数振ります。そして、出た目の合計が、その動物の基本能力以下なら、そこまで進めます。超えてしまったら、1マスだけ進めます。ダイスは5種類あり、それぞれ目の構成が違っており、白のダイスは0・0・1・1・2・2ので、最も数字が小さく、茶色のダイスは0・1・2・4・5・6で大きな目が出る可能性があります。状況をよく考え、自分の動物の基本能力を加味して進む先を決めてダイスを振ります。
 なお、このレースは5つのステージに分かれており、各ステージが終わるごとに、引っ張る動物を変えます。ステージ終了時に後ろにいるプレーヤーから新たな動物を選んで受け取り、レースを続けます。一人でもゴールしたラウンドでゲーム終了です。そのあと、5つのステージで使った動物のボーナスポイント分進め、最も先まで進んでいるプレーヤーの勝ちです。
 動物の特殊能力としては、最下位にいれば基本能力が上がったり、特定の色のダイスは降りなおすことができたり、ダイスを1つずつ振って、進む先を決めたりといろいろあります。コースは、ランダムでできているので、ステージごとのコースをよく見て動物を決める必要があります。どのような特殊能力を持つ動物を選ぶかは、状況とコース状態で決めるといいでしょう。

2017年5月 6日 (土)

リスキーアドベンチャー

Risky Adventure / Queen / Anthony Rubbo作
2~4人 8歳以上 60分

Risky_adventurebox

Risky_adventureboard


 手番ごとに、遺跡発掘、探検、キャンプのいずれかに、3人のメンバーを送り込んで、多くの名誉ポイントを得るゲームです。
 キャンプでは、遺跡発掘のに必要なダイス目の追加に役立ったり、探検や発掘が成功したときにボーナスポイントが得れれる装備が獲得可能です。遺跡発掘により、名誉ポイントやキャンプで獲得した装備を活性化するアーティファクトが得られます。探検では名誉ポイントはアーティファクトとのほかに最後に名誉ポイントが得られるかもしれない宝の地図を得ます。
 手番には、自分の3人の探検家をいずれかに配置します。それぞれのマスにはそれを獲得するのに必要なダイス目が描かれています。
 そのあと、4つのダイスを振ります。この4つのダイスの目の組み合わせで、獲得できるものを得ます。したがって、ほとんどの場合3人すべてから何かを獲得することは難しいでしょう。
 最後には、探検で得られた地図や、キャンプで得たスカラベから得点します。
 必要な装備いち早く獲得し、発掘や探検を成功させます。

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