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2016年12月29日 (木)

ガムッシュ

Gamsh Alpin / Zoch / Alexander Jung作

4または6人 8歳以上 15分
Gamsh_alpinbox
Gamsh_alpincards
 2人1組で行うゲームです。4枚1セットのカードが9組あります。これをよく混ぜて各プレーヤーに4枚ずつ配り、場に4枚表にしておきます。このゲームには順番はありません。一斉の行います。行うことは手札から1枚出して場札を1枚とることです。何回でも行えます。目的は同じカード4枚組を作ることです。誰も交換しなくなったら、場札を捨てて新たに4枚カードをめくり同じことを繰り返します。もし、誰かが4枚組を作ったらそれを自分でゆうことはできません。チームの相手が「ガムッシュ」と言ってほかのプレーヤーに知らせます。そのため、4枚組ができた時の合図をあらかじめ決めておかなければなりません。この合図は、ジェスチャーだったり、音だったり話題だったりにすることはできますが、組み合わせにはできません。もし、ほかのチームのプレーヤーが4枚組になったと気づいたら「カウンターガムッシュ」と言って、手札を公開してもらい揃っていたら得点になります。間違っていたらそれ以外の組の得点です。
 できたときに、いかにさりげなく合図を送るか、その合図を他のプレーヤーに気付かせないかがポイントになります。

コロッセオ

Die Baumeister des Colosseum / Schmidt / Klaus-Jurgen Wrede作

2~4人 10歳以上 30-45分
Colosseumbox
Colosseumboard

 コロッセオ(円形闘技場)を建設して得点を得るゲームです。
 手番には、ゲームボード上の執政官コマを移動させてそこのアクションを行います。隣のマスへの移動は無償ですが、それ以上は移動能力を消費することにより進むことも可能です。倉庫のマスでは、手札制限枚数を増やすことができます。地形決算マスでは、任意の地形の決算が行えます。地形の決算とは、手番プレーヤーが決めた地形タイルを、すべてのプレーヤーが自分が持っているその地形タイルの枚数と同じ枚数対応するカードを受け取ることです。
 それ以外のマスでは、2種類のアクションのうちどちらかが行えます。一つはそこに置かれている地形タイルを1枚とることです。取るのは、ゲームボードに一番近いタイルです。そして、その次に置かれているタイルと同じ地形の決算が行われます。移動能力では、各プレーヤーは、自分の持つ移動能力最大に戻すことができます。なお、カードを全くとらなかったり、移動能力をリセットしなかったプレーヤーは1ポイント得ることができます。そのマスでもう一つできることはコロッセオの建設です。置かれている壁タイルに描かれているカードを捨ててそのタイルをコロッセオボードに差し込みます。そして、その壁に描かれている得点を得ます。
 コロッセオが完成したらゲーム終了です。獲得した特典が最も多いプレーヤーの勝ちです。

めんざいふ

Mea Culpa / Zoch / Rudiger Kopf & Klaus Zoch作

2~4人 14歳以上 90分
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 人は善行を行うだけでは、天国に行けません。少々の悪事を行っても免罪符さえ買えば天国に近づけるというゲームです。
 ラウンドの初めに各プレーヤーは犯す罪の大きさと支払うお金の額を同時に公開します。合計の多いプレーヤーから順にそのラウンド助けてもらうキャラクターを選べます。なお、犯す罪が一番多いプレーヤーはお金の支払いは必要ありません。
 助けてもらうキャラクターは法王、王、商人、小悪党の4つです。法王を選んだプレーヤーはまず、法王のコマ一つを任意の場所に移動させます。法王コマは、肉欲、小さな罪、強欲の3種の罪の場所に置かれており、法王コマが3つそろったら罪の決算が起こります。法王コマが置かれていない2か所に罪のマーカーを置いているプレーヤーは、その分自分の魂のマーカーを地獄に向かって進めないといけません。ただし、この罪の決算を起こさせたプレーヤーはその必要がありません。
 王を選んだプレーヤーは3カ所ある大聖堂建設地のいずれかに大工を送り込み、大聖堂建設を行います。大聖堂は大工が2人そろったら外陣ができ、後2人そろったら塔ができて完成です。大聖堂ができたらその大聖堂の建設に献金を多くしたプレーヤーに免罪符が渡されます。献金は3種類の分けられており、「パンとワイン」「絹と宝石」「お金」です。それぞれで1番と2番に多く献金しているプレーヤーがそれぞれの大聖堂に示されている免罪符を受け取ることができます。
 小悪党を選んだプレーヤはその時点で小さな罪へ自分のマーカーを2つ置く必要がります。そして直ちに娼館に行き、そこのアクションが行えます。小悪党は常に娼館では罪に問われません。
 商人を選んだプレーヤーには特に直ちに行うアクションはありません。
 すべてのプレーヤーがキャラクターを選んだら、「法王」「王」「商人」「小悪党」の順番で、市場に物がなくなるまでラウンドを続けます。市場に商品がなくなったら誰の手番であれ、ラウンド終了です。
 手番でできるアクションは4種類です。
  • 商品または免罪符を1つ買う。(同じ商品が複数売られていたら2つを1つの価格で買うことができます。その場合、強欲の罪を犯すことになります。
  • 商品を1つ売却する。賞品の売却価格は購入価格より高いので、これにより収入を得ることができます。
  • 献金する。献金する場合は、商品1つまたはコイン1個をまずほかのプレーヤーに見せてからそれお献金箱に入れます。ただし、王は1回の手番で1個まで献金できます。
  • 娼館を訪れる。罪を犯すことになりますが、有力なものが手配ります。ここでしか手に入らない種類の免罪符もあります。
 なお、商人を選んだプレーヤーは手番の最後に商品を1個無償で手に入れることができます。また、法王は娼館にこっそりと行きます。6つある娼館のどこに行くかを決めて、それを他のプレーヤーが当てます。もし当てられたら、地獄へ一歩進みますが、当てられなかったら、罪を犯さず娼館の特典を得ます。
 ラウンドが終了したら、各プレーヤー個のラウンドの罪を比較します。一番多いプレーヤーが、一番少ないプレーヤーとの差分地獄に向かって進みます。
 ゲームは、大聖堂が2つ建設され、献金による免罪符の配布が終わったら終了です。
 免罪符は4種類あり、4種類1セットで、天国に向かって8歩数目ます。バラの免罪符はそれぞれ1歩ずつです。ゲームが終わったときに最も天国に近いプレーヤーの勝ちです。
 なるべく犯す罪を少なくするか、罪を多く冒してでも多くの免罪符を得るか。
 

カルカソンヌアマゾン

Carcassonne Amazonas / Hans im Gluck / Klaus-Jurgen Wrede作

2~5人 8歳以上 35分
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Carcassonne_amazonasboard

 「
カルカソンヌ」のアラウンド・ザ・ワールドシリーズです。拡張セットではなく、スタンドアローンです。しかし、基本的なルールの多くはカルカソンヌと同じです。
 ミープルは、アマゾン川支流または村に配置できます。それぞれのエリアが完成したときに、村ではそれを構成するタイル枚数とそこに書かれているフルーツの数で得点できます。アマゾン川支流でも同様に構成するタイル枚数とそこに書かれているフルーツの数で得点できます。そのほか、アマゾン川支流に置かれたミープルにより、その支流に書かれているボートマークにより自分のボートがアマゾン川を源流から下ります。
 ジャングルにはキャンプを置くことができます。ゲーム終了時にキャンプが置かれたジャングルに書かれている動物の数により得点します。
 なお、手番にコマを配置しなかった場合には自分のボートが進みます。
 アマゾン川タイルを配置したら、その時ボートが先頭にいるプレーヤーに、アマゾン川の最下流タイルの描かれているワニとピラニアの数の合計分得点が入ります。2位のプレーヤーには、ピラニアの数分と得点が入ります。3位以下には入りません。ただし、得点できなかったプレーヤーのボートが進みます。
 また、アマゾン川最下流のタイルより下流側には一切のタイルが配置できないという制限が加えれました。

2016年12月17日 (土)

ベガスカードゲーム

Las Vegas das Kartenspiel / ales / Rudiger Dorn作

2~5人 8歳以上 15-30分
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 「ベガス」ですが、サイコロを使わずにカードを使います。それでもサイコロと同じような悩ましいランダム性が楽しめます。
 各プレーヤーはそれぞれ30枚のダイスカードを持ちます。ダイスカードには1~6のいずれかのダイスの目が描かれています。また、それぞれの目に対して1枚だけダイスが2つ描かれているカードがあります。
 まず、1~6のダイス目が描かれたカジノのカードをテーブルの中央の並べ、その横にランダムに2枚ずつのお金カードを置きます。これがそのカジノで獲得できるお金です。
 プレーヤーは自分のダイスカードをよく混ぜて裏向きの山にし、そこから5枚を取って手札にします。そこから何枚かのカードを選んで伏せておき、全員揃ったら表にしてそれぞれのダイス目が描かれたカジノに置きます。選べるカードは任意の2枚までです(1枚はOKですが、0枚はダメです)。ただし、同じダイス目なら1種類で任意の枚数選ぶこともできます。選ばなかったカードは捨て札にし、新たに山札から5枚とって同様に続けます。ただし、既に場に8枚以上のカードを置いている人はそのラウンドにそのご参加できません。残ったプレーヤーだけで続けます。
 これを6ラウンド行ったら、山札がなくなります。6ラウンド行うか、すべてのプレーヤーが8枚以上場に置いたら、決算になります。それぞれのカジノで、各プレーヤーが置いているダイスカードの描かれているダイスの数(カード枚数ではない)を数えます。もし、複数のプレーヤーが同じ個数置いていたら、それらのダイスカードを取り除きます。残った中でダイスの数が一番多いプレーヤーが、そのカジノに置かれているお金カードの金額が大きいほうを取ります。2番目が少ないほうを取ります。これを6つのカジノすべてで行ったらラウンド終了です。4ラウンド行って最も多くのお金を獲得したプレーヤーの勝ちです。
 よく混ぜたカードを5枚ずつ引くので、意外に希望するカードが引けなくて悩ましいゲームになっています。
 なお、付属のバリエーションカードはサイコロを使うベガスのバリエーションルールとしても使えます。
 

2016年12月14日 (水)

ドデリド

Do De Li Do / Drei Magier / Jaques Zeimet作

2~6人 8歳以上 10-20分
Dodelidobox
Dodelidocardsn
 カードには5種類の動物がそれぞれ5色で描かれています。そのほかにワニがいます。
 カードはすべて配りきり、配られたカードは山札として自分の前に置いておきます。そして順番に自分の山札の一番上のめくり、表にして置きます。置く場所はプレイ人数に関係なく、3カ所に置いていきます。色または動物の種類が2:1または3:0になったら、その色または動物を宣言します。色も動物も2:1または3:0になった場合は「ドデリド」といいます。なお、カメが出ていたら、その数だけまず「オ~」と言わなければなりません。ワニが出てきたら素早く自分の山札に手を置いてかばう必要があります。
 宣言を間違えたり、すぐに言えなかったり、ワニから身を守るのが遅れたりしたら、場に出ているカードをすべて取って、自分の山札に加える必要があります。
 自分の山札を最初に亡くした人の勝ちです。

2016年12月13日 (火)

お邪魔者世界大会ルール

 お邪魔者の世界大会で使われたルールはセットに添付されているルールとかなり違いました。このルールでやるお邪魔者は一味違い、より戦略的になります。一度お試しください。
 世界大会会ルールでは、金鉱堀とお邪魔者以外に「自己中(自己中心的な欲張り)」という新キャラクターが登場します。自己中は金鉱堀の邪魔をすることはないでしょうが、金を見つけたら独り占めしてしまいます。その代わり、ほかの金鉱堀が金を見つけても収入はありません。
 大会には自己中カードというものが使われましたが、金鉱堀カードの一部を自己中カードとして使うことができます。金鉱堀はすべて違う色のジャケットを着ているので、自己中一人の場合は赤いジャケットを着た金鉱堀、2人の場合は赤と紫のジャケットを着ている金鉱堀を自己中とすればよいでしょう。
 プレイ人数 お邪魔者 金鉱堀 自己中
   5人    1    3    1
   6人    2    3    1
   7人    2    3    2
   8人    2    6
   9人    3    6
   10人    3    7
 通常ルールと違い、メンバーの構成人数がはっきりしています。
 上記が大会オリジナルルールですが、8人以上になると自己中がいなくなります。2人ずつ入れたほうが面白いと思いますが、基本的に6人プレイがベストのようです。
  プレイ人数  手札枚数
   5人      6枚
   6-7人      5枚
   8人以上   4枚
収入
金鉱堀が見つけた場合
 最初に見つけた金鉱堀    3金
 それ以外金鉱堀         2金
自己中が金を見つけた場合   4金(2人自己中がいる場合でも、見つけることができなかった自己中には収入がありません)
失敗した場合
 お邪魔者が一人なら      4金
 お邪魔者が2人以上なら    3金ずつ
 それ以外のルールは同じです。

2016年12月 7日 (水)

ファーストクラス

First Class / Hans im Gluck / Helmut Ohley作

2~4人 10歳以上 プレイ人数×20分
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First_classcards
 2編成ある自分の列車の価値を高めたり、列車を進めたりして得点を得る鉄道ゲームです。このゲームは場に並べられたカードを取ってアクションを行うのですが、6種類のカードが用意されています。基本となるカードセット1つと、オプションのカードセットが5種類です。各ゲームでは基本セットに加え任意の2セットを加えてプレイします。そのため、組み合わせで10種類の趣が違うゲームが楽しめるのです。
 各カードセットは1・2・3のグループに分けられており、まず基本セットと選んだオプションセットを1・2・3のグループに分けてよく混ぜてゲームを行います。そして、1・2・3各グループで2ランドずつゲームを行います。そして2ラウンド終了ごとに途中得点計算があります。
 各ラウンドの最初に、そのラウンド使うカードを3列各6枚並べます。そしてスタートプレーヤーから順にカードを1枚選択してそのアクションを行います。これを3巡してラウンド終了です。
 基本セットにあるカードは、自分の列車の車両を増やしたり、価値を高めたりするもの、その列車内を車掌が進むもの、列車が進む先の線路を作るもの、列車そのものを進めるものなどです。車両の価値は0・1・2・4・7・12の順にあがってゆき、得点計算の時点で車掌が進んだところまでの車両がそのまま得点となります。また、列車が線路上を進むと、進んだ先にある得点ポイントではその時点で直ちに得点が得られます。また、特典ポイントを過ぎていれば、得点計算ごとにその特典を得ます。
 オプションカードセットAには、目標(例えば自分の列車編成が一定以上の価値になった場合など)に達すると大きな特典が得られるカードが含まれています。
 オプションカードセットBには、列車編成の得点や、進んだ列車の特典が倍になるカードが含まれています。
 オプションカードセットCをつかうと、オリエント急行殺人事件が起こります。その証拠集めのカードがあります。
 オプションカードセットDでは、列車に客や荷物を積むことができ、それによって特典が得られます。
 オプションカードセットEには、切り替え機と技術者のカードが含まれており、自分の車両が条件を満たすことができたら特典を得ることができます。
 このほか収入を得ることができるので、そのお金を使うこともできます。手番や得点計算時にうまい組み合わせで高得点を目指すゲームです。

エクスペディション

Expedition / Amigo / Wolfgang Kramer作
2~6人 8歳以上 30分

Expeditionbox
Expeditionboard
 世界各国を探検するゲームです。各プレーヤーは5枚の探検カードを受け取ります。そこのは探検しなくてはならない場所が描かれています。そのうち5カ所については、自分の探検マーカーを置き、どこに行かなければならないか公表します。
 このゲームには3つの探検隊が登場します。これらはいずれかのプレーヤーに属するものではなく、すべてのプレーヤーのものです。また、各プレーヤーは手番ごとにいずれかの探検隊を進めますが、その途中で探検カードに描かれている場所を通過したら、たとえほかのプレーヤーの手番でもそのカードをプレイすることができます。プレイできた探検カードが得点となります。
 手番になったら、いずれかの探検隊を1区画進めます。それぞれの探検隊は赤青黄の矢印スティックで示されており、その色のスティックがさしているところから、次の場所に向けて同色の矢印スティックを置くのです。スティックが向いた先が青いマスだったら、そこからもう1本スティックを置くことができます。黄色のマスだったら移動チケットが1枚獲得できます。移動チケットは手番ごとに2枚まで使うことができます。移動チケットを1枚消費するごとに、スティックを追加で配置できたり、配置されているスティックを取り除けたり、持っている探検カードを交換できたり、既に探検隊が通り過ぎている場所の探検カードをプレイできたりします。
 探検隊の移動は、一方向に進みますので、探検したい場所のそばを通ったとしても、通り過ぎたら戻すのが大変です。自分が探検するべき場所をうまく通り、他の人が探検したい場所をうまく通り過ぎるように、工夫しながら進めるゲームです。
 このゲームは、古い名作ですでに数度リメイクされているものを今回新たにリメイクしました。

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