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2016年7月28日 (木)

カルカソンヌJ 日本語ルール間違いがありました。

カルカソンヌJ の日本語ルールに2か所間違いがありました。

バリエーションルール1「観光」の得点計算の例の図の一部が間違っていました。
例の本文は間違っていないのですが、図に書かれている赤の上向きのポイントが違います。
2ポイントではなく4ポイントです。

Tourist_2

Point





 地形タイル構成表のFが1枚、Gが2枚となっていますが、実際はFが2まいGが1枚入ってます。つまり、この種のタイルで紋章付きが2まで、紋章なしが1枚です。

List

2016年7月22日 (金)

ワールドモニュメント

World Monuments / Queen / Piero Cioni作

2~4人 8歳以上 45分
World_monumentsbox
Word_monumentsboard
 タージマハル、サンピエトロ大聖堂、ノートルダム大聖堂、アメリカ国会議事堂の4つの建物を建設するゲームです。
 ゲームを始める前に、どの建物を建設するかみんなで決めます。(建物ごとにゲームボードが用意されています)
 このゲームは2つのフェイスを3ランド行います。
 最初のフェイズは、資材の確保です。円形の石切り場に決められた数の資材を配置します。そして、順番にこの資材を確保するのです。石切り場は3つの同心円にそれぞれいくつかのマスが描かれています。スタートプレーヤーは、外周のいずれかのマスに労働者のコマを置きそこの資材を1つ確保します。次のプレーヤーは2マス、その次は3マス、それ以降はすべて4マス移動して、資材を確保します。移動は隣接するマスに1歩ずつ移動し、あればそこで1つずつ資材を確保できます。ただし、移動は必ず外周のマスで終了する必要があります。石切り場に資材がなくなったら、このフェイズは終了です。
 次のフェイズは、前のフェイズで黒い資材を確保したプレーヤーからです。黒い資材を確保したということで、2点獲得できます。そして順番に1つずつ資材をゲームボードの配置して得点を得てゆきます。ただし、建設には図面が描かれており、きめられた資材を置かなければなりません。また、資材を置く高さにより、1階:1点、2階:3点、3階:5点、4階:7点、5階:9点が得られます。
 資材がなくなるか、図面通りに置ける資材がなくなったらパスです。パスになったら残っている資材を公開し、青い資材以外1個に付1ポイントマイナスになります。全員がパスしたら、次のラウンドです。これを3ラウンド行います。ゲームに登場する資材の数は、建物に使う数より多くなっているので、最後は無駄な資材が残りますが、最終ラウンドはマイナスにはなりません。
 3ラウンド終わった時点での得点に、手元にある青い資材を1個3点でくわえいます。青い資材は建設には使えないものです。

マッチョモンスター

Maechige Monster / Queen / Desnet Amane作
3~6人 8歳以上 35分

Maechtige_monsterbox

Maechtige_monstercards

 プレーヤーはモンスターを操って国王の財宝を奪うゲームです。
 各プレーヤーは、戦闘能力が1~5のモンスターカードを1枚ずつ持っています。この5枚のモンスターカードを混ぜて、そこから3枚を手札として持ちます。

 王国には、プレイ人数分の護衛がいて、国王の財宝を守っています。護衛は大きく分けて、3種類の護衛がいます。一番弱い護衛は、戦闘能力が3~6で、守っている宝の数も3~6です。中くらいの護衛の戦闘能力は、3~7で、守っている宝は6~10です。最も強い護衛の戦闘能力は5~9で守っている宝の数は10~14です。戦闘が始まるまで、どのクラスの護衛がいるかはわかりますが、実際の戦闘能力と守っている宝の数はわかりません。
 プレーヤーは順番に、手札から、いずれかの護衛が守っているところに自分のモンスターカードを表にしてプレイします。1つの護衛に対しては、2枚のモンスターが戦闘を仕掛けることになります。すでにプレイされている場所に新たにモンスターカードをプレイすることも可能です。その場合、そこに置かれていたモンスターカードは持ち主に戻されます。ただし、より戦闘能力のより高いモンスターでのみ、置き換えが可能です。ただし、すでに、2枚合計で、そこの護衛の最大戦闘能力以上になっている場合、(つまり、すでに戦闘に勝つことが決まっている)には、置き換えはできません。なお、手札は3枚ですが、各プレーヤーは2枚しかプレイできません。すでに2枚プレイしているプレーヤーはパスになります。ただし、置き換えにより手札に戻った場合は、手番でプレイ可能です。
 各プレーヤーが2枚ずつプレイしたら、国王から一番遠い護衛から戦闘判定を行います。その護衛を表にして、実際の戦闘能力をチェックします。モンスター2枚の戦闘能力の合計が護衛の戦闘能力以上ならばモンスターの勝ちです。守っている宝をこの2枚のモンスターが山分けします。そして次の護衛を表にして戦闘判定を行います。もしどこかで護衛が勝ったら、それ以降戦闘は起こりません。負けたモンスターとまだ判定が行われていないモンスターは、回復のため宝を捨てなければなりません。王に近い護衛と戦うには少しリスクが大きくなるのです。
 こうして、5~6ラウンドゲームを行い最も宝の数が多いプレーヤーの勝ちです。

2016年7月 8日 (金)

コウモリ城

Burg Flatterstein / Drei Magier / Duido Hoffmann作
2~4人 6歳以上 15-25分

Burg_flattersteinbox

Burg_flattersteinboard

 薄い樹脂でできたコウモリを専用カタパルトを使って風の力で飛ばします。
 手番になったら、カタパルトを適当な位置に置き、コウモリをカタパルト前方の空気が出るところに置き、カタパルト後部を適当な力で押します。それによりコウモリが飛びます。
 もしコウモリがゲームボード上に着地したら、自分のコマを1マス進めます。城の壁に引っかかったら2マスです。もし城の窓を通過できたら、3マス進めます。ゲームボードには穴が開いており、コウモリが地下室に落ちてしまったら、おばけのタイルを獲得できます。この場合コマは進めませんが、以降の手番でおばけが助けてくれます。

 自分のコマが城のてっぺんまで進んだプレーヤーの勝ちです。
 このゲームには練習が必要です。城とカタパルトの距離、カタパルトを押す力加減でうまくコウモリを飛ばします。

ベガス拡張セット

Las Vegas Boulevard / alea / Rudiger Dorn作
1~8人 8歳以上 20-75分

Las_vegas_boulevardbox
Las_vegas_boulevardparts

 「ベガス」の拡張セットです。
 9種類の拡張用パーツがあります。

 最低金額サマリ。通常ルールでは5万ドルになっていた各カジノの最低金額がプレイ人数により変わります。
 10万ドルカード。通常セットに入れて使います。
 オレンジ、灰、紫色のダイス。これにより8人まで遊べるようになります。
 白ダイス2個。これにを加えることにより、5人でプレイする場合にも中立のダイスを2個ずつ渡すことができるようになります。
 大きなダイス。通常のダイスと一緒に振ります。カジノに配置するとダイス2個扱いになります。
 紫ダイス。5人までなら2個、6・7人プレイなら1個のダイスを、紫ダイスと交換します。紫ダイスをカジノに配置するようになったら、すでにあるそのカジノの任意のダイス1個を持ち主に返し、紫ダイスは取り除きます。
 レインボーカード。このカードは紙幣カードと混ぜて使い、カジノに置きます。ラウンド終了後、レインボーカードをまず、取り除きその代わりに山札から新たな紙幣カードおいてから、分配します。
 スロットマシーンカード。ここは7つ目のカジノとなります。ここにダイスを置く場合は1種類の出ている目のダイスすべてを置くことは他のカジノと同じですが、すでにここに置かれている目のダイスは置けません(たとえ自分が置いたものであっても)。また、ここでは、置かれているダイスの数が同じでも配当があります。
 ボーナスカード。ボーナスカードにはいずれかの紙幣が描かれています。ラウンドごとにボーナスカートが配られ、そのラウンドでボーナスカードに描かれているのと同じ紙幣を獲得できたら、ゲーム終了後にボーナスポイントを獲得できます。
 アクションカード。ラウンドごとに各プレーヤーはアクションカードを1枚受け取ります。そのラウンドの間に使用可能です。
 適当な組み合わせで、混ぜて使えます。

コンプレット

Completto / Schmidt / Heinz Meister作
2~4人 8歳以上

Complettobox 


 1~100までの100枚の木製タイルがあります。これを裏にしてよく混ぜ、各プレーヤーは17枚のタイルを裏のまま受け取って自分の前に1列に並べます。残りは、テーブル中央に裏向きのまま残します。そのあと、各プレーヤーは順番に1枚ずつ残ったタイルを取って表にし、自分の列のどこかに入れます。これを5階ずつ繰り返します。こうして22枚のタイルの列ができます。
 このゲームの目的は、この22枚のタイルに書かれている数字を左から右に向かって昇順に並べることです。したがって、あとから表にして入れるタイルも昇順にする必要があります。
 手番になったらできることは2つのうち1つです。
 中央にあるタイルを1枚取り、表面にして自分の列の裏向きになっているタイルを1枚取りその位置に置きます。裏向きのタイルはそのままテーブル中央に戻します。この時も、見えている数字はすべて昇順に並んでいる必要があります。中央から取ったタイルと入れ替えられる伏せてあるタイルがない場合には、取ったタイルを表のまま中央に戻します。このタイルは、その後他のプレーヤーが中央から取るタイルとすることもできます。なお、表になったタイルを自分の列に置いて、接する隣のタイルと数字が連続している場合には連続手番が行えます。
 手番でもう一つできることは、自分の列の伏せてあるタイル1枚の位置を変えることです。これにより、置ける場所が狭くなったところを広げることもできます。
 なお、このゲームのもう一つの特徴は、1,6,8,9の組み合わせを使った数字は180度回しても意味ある数字となるため、どちらの方向に使ってもよいということです。もちろんいったん列に入れたらその方向の数字となります。
 こうして、22枚全てが表向きの昇順に並んだら勝ちです。
 このゲームでは、表向きになった数字は全員が分かっています。そのため、裏になって残っているタイルはだんだんわかってきます。かけるべき可能性がはっきりしてるのです。

牛とハエ

Kuhno / Zoch / Thierry chapeau作
2~5人 8歳以上 15-20分

Kuhnobox

Kuhnocards
 ゲームの目的は手札をなくすことです。各プレーヤーには7枚ずつ配り残ったカードは伏せてテーブル中央に置きます。カードの表面には牛が描かれており、裏面には牛糞とそれにとまるハエが描かれています。
 手番には、カードを1枚出して山札の四辺のいずれかに置きます。この際、直前のプレーヤーが出した牛の頭に方向にある場所に置かなければなりません。また、それぞれの牛にはその一部または複数の場所に模様が描かれていますが、その模様がハエの位置と同じ方向になっていないと置けません。もし、置けるカードがない場合には、山札から1枚取ります。それにより、下のカードのハエの位置が変わることがあります。これでプレイできるカードができて場合はプレイ可能です。すでにカードが置かれている場所に置く場合は、その上に重ねて置きます。
 手札が残り1枚になったら、「モー」と鳴かなければいけません。そして最後のカードをプレイしたときは「ハエ」といいます。
 また、背景が黄緑以外の牛にはそれぞれ特殊能力があります。背景がオレンジ色の牛をプレイしたら、その牛に描かれている模様の数分プレーヤーが飛ばされます。背景が黄色の牛をプレイしたら、次のプレーヤーはその牛のもようの数だけ山札から補充する必要があります。ただし背景が黄色の牛をプレイできたら、それは次のプレーヤーの義務となります。背景がピンクの牛をプレイする時だけは、牛の向きを反転させます。その後はこの方向にカードが置かれてゆくことになります。また、手札が残り1枚になった時に鳴く「モー」を別の動物に代えます。背景が深緑の牛をプレイしたら、その模様分続けてカードプレイが可能です。手札が残り1枚になった時の動物の鳴き声を間違えたり、自分の手番に気づかなかったりしたら、誰かが「ブーン」といいます。これによりミスをしたプレーヤーは山札から1枚取らなければなりません。

 手軽ですが、間違えないようにしなければなりません。
 

2016年7月 7日 (木)

ダオ

Dao / Amigo / Andy Hopwood作
2~6人 8歳以上 15分
Daobox

Daocards

カードは五行にちなんで金・火・土・木・水の5種類です。そして、各カードは0~4の数字が書かれています。
 カードをよく混ぜて山札を作り、上から3枚をめくってその横に順番に置きます。これでゲーム開始です。手番になってできることは2種類から1つです。
 山札に一番近い表になっているカードを1枚取って手番終了。

 山札から1枚めくって表になっているカードの一番遠いところに置く。ただし、この場合表になっているカードの数字の合計が13以上になったら表になっているカードをすべて引き取って手番終了です。ただし、めくったカードとそれまでの列の最後のカードの数字が同じ場合には13以上でも何も引き取らずに手番終了となります。表になっているカードをすべて引き取ったら、山から3枚表にして次のプレーヤーの手番となります。
 こうして、山札がなくなるまでプレイしてゲーム終了です。
 引き取ったカードは、1種類のカードについては、それらのカードに書かれた数字の合計がプラス点です。それ以外の種類のカードについては1枚につきマイナス1点です。
 わかりやすくシンプルなルールです。

密輸団

Schmuggler / Kosmos /Klaus and Benjamin Teuber作
2~4人 8歳以上 30分

Schmugglerbox

Schmugglerboard


 粘土の中に密輸品を隠し、隙間をぎりぎりに通る大きさに作るゲームです。
 まずスタートプレーヤーがサイコロを振ります。出た目だけ密輸団のボスを矢印方向に進めます。端まで行ったら逆サイドから移動を続けます。止まったところが密輸品を通すべき隙間です。ただちに砂時計を反転させて、全プレーヤーは密輸品を作ります。ただし、サイコロの目が5または6の場合は、密輸団のボスは移動させません。砂時計が落ち切って全プレーヤーの密輸品ができてから、もう一度サイコロを振って通過すべき隙間を決めます。
 密輸品には3種類あります。「甘いもの」「すっぱいもの」「臭い爆弾」です。各プレーヤーは砂時計が反転したら、直ちに密輸品を1個入れた粘土の玉を作ります。隙間の大きさを見て粘土の量を調整する必要があります。この時、粘土の玉はできるだけ丸い方が有利です。砂時計が落ち切って通す隙間が決まったら、スタートプレーヤーから順に、通す隙間の坂の上に自分の密輸品を置き、転がして隙を通します。もし通ったらゲームボードの部屋にこの玉を置きます。通らなかったら、もう一度だけチャンスがありますが、粘土の量を変えることはできません。より丸くして通りやすい玉にしてチャレンジします。それでも通らなかったらその玉は倉庫行きです。
 こうしてすべてのプレーヤーの密輸品をチェックします。2または3人プレーの場合は1つ、4人プレーの場合は2つまでしか部屋に密輸品の玉を置くことはできません。それ以上ある場合は、たとえ隙間を通ったとしても小さいものは倉庫行きです。目で見て判断がつかない場合はシーソー上のはかりを使って大きなものを残します。
 部屋に残った密輸品のプレーヤーは倉庫にある密輸品をどれか1つ指定して中身を宣言します。宣言して当たれば対応するタイルがもらえます。間違った場合はもらえません。この場合は、指定されたプレーヤーが対応するタイルを獲得します。なお、部屋にいるプレーヤーと、中身を指定されなかったプレーヤーは自分の密輸品に対応するタイルを獲得します。こうして、甘いもの又はすっぱいもののタイルをどちらか7枚集めるか、両方を5枚ずつ以上集めることができたプレーヤーの勝ちです。

 いかにぎりぎり通る大きさに作るか、サイコロの目が5または6の場合はギャンブルです。大きな隙間になるか小さな隙間になるかわかりません。その場合度のサイズで作るかです。

ブルームサービスカードゲーム

Broom Service Das Kartenspiel / alea / Andreas Pelikan & Alexander Pfishler作
3~6人 8歳以上 15-30分

Broom_service_cgbox
Broom_service_cgcards

魔法にかかったみたい」「ブルームサービス」と続いたこのシリーズ第3弾です。ルールのエッセンスは同じです。ラウンドごとに、決められた数の種類のカードを1枚ずつ持ってプレイし、他のプレーヤーの誰がどのカードを選んで持っているかを推測するゲームです。自分より手番が後のプレーヤーが、該当するカードを持っていると思ったら、危険性がないが小さな収入を選び、持っていないと思ったら、危険性があるが収入が大きい方を選択します。でも、以降のプレーヤーが持っていたら収入がなくなるかもしれないというものです。
 前の2つのゲームは、得た収入や特権を使ってポイントを得る方法を考えていましたが、このカードゲームはシンプルに収入だけを比べて勝敗を決めます。ゲームのエッセンスだけですが、そのためシンプルで分かりやすくなりました。
 また、このセットにはブルームサービス(ボードゲームの)ための、拡張カードが入っています。これらのカードはこのカードゲームには使えないものです。


カルカソンヌJ

Carcassonnejbox

Carcassonnej_tiles

 カルカソンヌの2ndバージョンを「カルカソンヌJ」というタイトルで、ことし8月より販売いたします。
 現行バージョンとは、タイル裏面が同じなので、混ぜて使うことも、追加セットを共有することも可能です。ただし、表面のデザインの色調が違うため一緒にすると違和感を覚えるかもしれません。
 また、このカルカソンヌJには、「川」と「修道院長」という追加セットとともに、日本の観光地タイル6枚が同梱されています。これら観光地タイルは、基本セットの修道院と入れ替えて使うものです。価格は3800円です。

 

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