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2016年6月11日 (土)

ストーンエイジ ジュニア

Stone Age Junior / Hans im Gluck / Marco Teubner作
2~4人 5歳以上 15分

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 「ストーンエイジ」の子供向け版です。
 手番には、ゲームボード周辺に置かれた14枚の「森タイル」のうち伏せられた1枚を表にします。
 表にしたものがサイコロの目だった場合には、その数自分のコマを時計回りに進めます。マスの目が描かれたものなら、そのマスまで進めます。表になった森タイルは、とりあえず表のままにしておきます。
 進んだ先が資材の目だったらそこにある資材を1つ獲得します。右下の交換のマスなら、任意の数1:1の割合で手持ちとそこにある資材を交換できます。中央村のマスなら、小屋の建設が可能になります。表になっている3つの小屋に書かれている資材があれば、それをゲームボードに戻してそこ小屋を取り、自分のボードに置きます。また、表になっている森タイルすべて裏返し、任意の2枚のタイルの位置を交換します。
 こうして、3軒の小屋を一番早く建設できたプレーヤーの勝ちです。




2016年6月 3日 (金)

おばけキャッチ 帽子の中

Geistesblitz Spooky Doo / Zoch / Jacques Zeimet作
2~8人 8歳以上

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 基本的なルールは「おばけキャッチ」と同じです。違いは「赤い椅子」の代わりに「赤い帽子」が入っています。
 ゲームを始める前に、帽子以外に4つのコマのうち1つを帽子の下に入れます。そしておばけキャッチと同じルールでゲームを始めます。ただし、帽子の中に入っているものをつかまなければならない場合には帽子をつかみます。もし帽子をつかまなければならない場合には何もつかみません。そして、帽子の中に入っているコマの名前を一番先に言った人がカードを獲得するのです。

 このセットは元々記念バージョンとして作られたため、缶に入っています。
 



2016年6月 1日 (水)

ダイナスティ

Dynasties / Hans im Gluck / Mathias Cramer作
3~5人 12歳以上 90分

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 中世ヨーロッパ、イングランド、フランス、スペイン、神聖ローマ帝国を舞台にしたゲーマーズゲームです。手番にはアクションカードを1枚プレイして手番を行います。アクションカードには、4種類あるアクションのうち2種類と特殊アクションが1種類書かれています。そのうち1つのアクションを行うことができます。
 交易を選んだら、3隻ある船のいずれかに自分のコマを置きます。それぞれの船には2つのマスが描かれており、両方のマスが空いていれば大きいマスに置きます。片方にコマが置かれていたら小さいマスにコマを置き、その船の物資を分けます。まず小さいマスにコマを置いたプレーヤーが置かれている物資を任意に2つのグループに分けます。そして大きなマスに置いたプレーヤーがいずれかのグループの物資を取り、残った方を小さいマスに置いたプレーヤーが取ります。両方に同じプレーヤーがコマを置いている場合には、船に置かれた物資の任意の2つを受け取ります。
 侯爵、または侯爵夫人の配置を選んだら、ゲームボードのそれぞれの街に書かれた侯爵または侯爵夫人の配置コストを支払って、そこに自分のコマを置きます。街ごとに、侯爵または侯爵夫人のマスが相手より大きく描かれています。そこは相手より配置コストが高くなっています。ひとつの街に侯爵と侯爵夫人のコマが置かれたら、直ちに3つの持参金ダイスを振り、小さいマスにコマを置いたプレーヤーがこの3つ目を2つのグループに分け、大きなマスのプレーヤーがいずれかのグループを取り、残りを小さいマスのプレーヤーが取ってその特典を得ます。1つの持参金ダイスの目は1~6勝利ポイントの目です。他の持参金ダイスの目は、直ちに交易と同じことができたり、決算カードを獲得しラウンド終了時に特殊ポイントを得ることが可能になったり、その二人の間に子供が生まれたり(自分の色のコマをもう1つ置ける)、物資を獲得できたり、それぞれの国の紋章を獲得できたりします。なお、侯爵または侯爵夫人を配置した時点で、その街ごとに決められた特典を得ることができます。
 人物タイルの使用を選択したら、ボード上に置かれている人物タイルの効力を使うことができます。
 特殊アクションの多くは、決まれら他街に侯爵または侯爵夫人として低コストで配置できます。そのほか、特殊人物タイルが使用できたり、2度続けて交易のアクションが行えたりします。これらは、それぞれのカードによりできることが指定されています。
 ラウンドの途中で、アクションカードを追加で獲得できることもあり、同じ回数アクションを行ってラウンド終了するわけではありません。また、次のラウンドのためにアクションカードを1枚残すこともできます。
 ラウンドから抜ける場合には、ゲームボードの離脱場所にコマを置きます。離脱順で離脱後の特殊アクションを先に選べるという利点もあります。ただし、コストを支払うと早い順を取ることもできます。
 ラウンド終了後、まだペアーになっていない侯爵または侯爵夫人に得点が与えられます。ただし、2ラウンド終了後はコストを支払わない限りその位置にとどまることはできません。
 3ラウンド行ってゲーム終了です。4つのそれぞれの国で置いているコマ(侯爵、侯爵夫人、子供)とその国の紋章の数を加えて、多いプレーヤーに得点が与えられます。
 また、ラウンド終了ごとに持っている決算カードにより得点を得ることができます。

 得点を得るチャンスはたくさんあり、その方法も多岐にわたっています。効率よく多くの得点を得ることを目指すゲームです。
 

アイスカルト

Ice Cult / Zoch / Joe Wetherell作
2~4人 10歳以上 30分

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 パズルゲームです。目的は自分のコマ5個をすべてボードの中心部から外側に向かって進め、外に出すことができたら勝ちです。
 手番には、まず中央に置かれている透明の隣り合っているキューブ2つをつかんで持ち上げ、90度回転させてから、元に戻します。これをもう一度行います。同じ2つをつかんでもいいし、違う2つでもかまいません。同じ2つをつかんで逆回転させ元に戻すことだけはできません。そのあと、キューブの上になっている面4つに従ってコマを移動させます。キューブの6つの面には4色それぞれの矢印と、紫の円、黒の1/4円が描かれています。矢印はその色のコマを、その方向にボードの中心部(青い部分)から外側(赤い部分)に向かって進めます。逆走することはありません。
 紫の円が出ていたら、出ている矢印をひとつもう一度使ってコマを移動させます。1/4円が出ていらら、出ている矢印を1つ持ち上げ、水平方向に90度回転させて戻します。こうして、コマの進む方向を変えることができるのです。
 なお、コマを移動させる順番は手番プレーヤーが決めることができますし、その方向に同じ色のコマが複数ある場合はどれを移動させるか決めることができます。また、移動させようと思うコマの上に他のコマが乗っている場合は、それらのコマも一緒に移動させます。
 キューブは透明なので、どの2つを取ってどちらに回転させたらどうなるか想像がつくのですが、頭が混乱します。うまく回転させて、目的の面を上にし、素早く自分のコマ5個をすべてボードの外まで移動させます。

イムホテプ

Imhotep / Kosmos / Phil Walker-Harding作
2~4人 10歳以上 40分

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Imhotepboard
 古代エジプトの建築家イムホテプにならって、ピラミッドやモニュメントと作るゲームです。
 プレーヤーが手番にできることは次の4つのうち1つです。

  石材を調達する
  石材をいずれか一つの船に乗せる
  石材の乗った船をいずれかの場所に移動させる。
  特殊カードをプレイする
 船は石材を1つ~4つまで乗せることができるものが8隻あり、ラウンドごとにその中から4隻がラウンドカードにより選ばれます。石材はまだ移動させられていない船の空いている場所なら、どこにでも乗せることができます。
 船を移動させるには、それぞれの船に指定されている最低積載数以上の石材が乗っている必要があります。その船をいずれかのまだそのラウンド到着していない場所に着けます。そして、船の先頭にのっている石材から順番に処理します。
 マーケットに着いたら、そこに置かれているカードを石材ごとに1枚ずつ取ります。赤いカードは、特定の場所にその瞬間に石材を置くことができます。緑のカードは、ゲーム終了時に指定された場所に置かれた石材の数により得点します。紫のカードはゲーム終了時にたくさん持っているとより多くの得点が得られます。青いカードは特殊カードです。手番でプレイして特殊効果を得ることができます。
 ピラミッドエリアに着いたら、船の先頭から決められた場所に石材を置いてピラミッドの完成を目指します。石材を置く場所ごとに得られるポイントが書かれており、石材の持ち主がそれを得ます。
 神殿では、毎ラウンド終了後、そこに置かれている石材の数によりポイントが得られます。
 墓室とオベリスク出の得点は、ゲーム終了時に1度だけですが、大きなポイントが得られる可能性があります。
 船に石材を積んでも、ほかのプレーヤーが自分の目的地以外に進めてしまうかもしれません。どこでどのタイミングで得点を得るかが楽しいゲームです。

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