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2015年11月14日 (土)

カルカソンヌ 農場

Carcassonne Ueber Stock und Stein / Hans im Glueck / Klaus-Juergen Wrede作
2~5人 7歳以上 35分

Carcassonne_usutbox

Carcassonne_usuttiles

 カルカソンヌシリーズのゲームです。スタンドアローンであり、拡張セットではありません。
 基本的なルールはカルカソンヌと同じです。違いは以下の点です。

  • 「都市→畑」 畑には作物が描かれており、畑が完成したらその作物タイルが獲得できます。この作物タイルは、最終得点計算でポイントやボーナスポイントとなります。
  • 「道→道」 すでに自分のコマが置かれている道を拡張した場合、その手番でコマの配置をしなかったら、その道に置かれている自分のコマを拡張方向に移動させます。この時移動したタイル枚数分の得点が入ります。
  • 「平原+修道院→牧場」 緑の牧場部分には家畜が描かれているものがあります。牧場に小屋のコマを配置できます。小屋の得点計算はゲーム終了時点だけです。コマが置かれているタイルとそれに隣接するタイルすべてに描かれている家畜の数が得点となります。小屋の配置制限は、すでに置かれているほかの(自他とも)小屋と隣接することはできないというだけです。
 カルカソンヌで最も難しく、大きな得点となりうる草原のルールが簡略化されて、遊びやすくなりました。
 また、タイルの合計枚数が73枚となり、スタートタイルの除いた72枚は、5人以外のプレイではすべてのプレーヤーの使用タイル枚数が同じになり公平感があります。

2015年11月 6日 (金)

イゾルデ

Die holde Isolde / Schimidt / Nicolas Poncin作
2~5人 8歳以上 30分

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Die_holde_isoldecontents

 カードプレイにより、自分のマーカーを進めてポイント得るゲームです。
 6枚のゲームボードに対応するように、5種類のカード(数字1~5)があります(騎士のカードは2枚のボードのどちらのマーカーを進めてもかまいません)。
 ラウンドの最初に各プレーヤーに5枚ずつのカードを配ります。配られたカードをよく見て中から1枚選んで取り、隣のプレーヤーに渡します。そして、逆の隣から来たカードの中からまた1枚選んで取りを繰り返します。こうして揃った5枚のカードを使ってプレイします。
 順番にカードを1枚ずつプレイして、対応するマーカーを書かれた数字分だけ進めます。これを4周して各プレーヤーの手札が1枚ずつになったらラウンド終了です。最後の1枚は使いません。イゾルデと騎士たち、学問のボードは毎ラウンド得点計算があります。まずイゾルデのボードをチェックです。マーカーが進んでいるプレーヤーはいずれかのボードのマーカーを進めることができます。騎士はマーカーが進んでいるプレーヤーに勝利点が入ります。学問は進んでいないプレーヤーが失点します。
 3ラウンド目の終わりには、王の得点計算も入ります。マーカーの進み具合により勝利点がはいます。そのあと、イゾルデ、騎士たち、学問、国王のマーカーを0に戻します。
 最終ラウンドの6ラウンド目にはすべてのボードの得点計算があります。最終ラウンドのみ得点計算のある、施しはマーカーが進んでいないプレーヤーに失点、聖杯守護は進んでいるプレーヤーの得点が入ります。これらは1度きりの得点計算なので大きな得失点となります。 配られたカードを見て、どのボードのカードを取るかをよく考える必要があります。また、国王を除いてはマーカーの順位だけが問題となるので、バランスを考える必要がります。
 このゲームはMedieval Academyのドイツ語版です。ただし、追加として、魔女のボードと、各ボードがリバーシブルになっており、少し違ったポイントにすることができます。 

Isoldenewtiles_2

マルコポーロの足あと追加タイル

Marco Polo Die newen Charaktere

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 この追加タイルセットは、「マルコポーロの足あと」が2015年度年間ゲーム大賞エキスパート賞に輝いたことを記念して造られたものです。
 追加の契約タイルが4枚、都市ボーナスタイルが1枚、新たなキャラクター4枚入っています。キャラクタータイルの能力
  • ラウンドの最初に裏になっている楕円のプレゼントタイル3枚取り、そのうち1枚を実行できる。
  • 交易所を建設するたびに、得るものがある。これは建設済みの交易所の数が増えるほど得るものが多くなる。
  • 自分だけの都市カードを6枚持ち、これを追加アクションとして使うことができる。その場合、ダイスの消費はない
  • 自分だけが使える特殊なダイスマスを2つ持っている
 いろいろなキャラクターの能力を試してみてください。
 

コーンウォール

Cornwall / Schmidt / Dunkle Moore, Gruene Wiesen, Dichte Waelder作
2~4人 8歳以上 30分

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Cornwalllboard
 土地を広げてポイントを得るゲームです。このゲームには、6種類の地形があります。手番の最初には、ヘックス(六角形)が3つ付いたタイルを、すでに置かれているタイルにつなげて置きます。この時に少なくとも1つの地形について連続するエリアが広がるように置かなければなりません。もし、2種類のエリアが広がるように配置できたら、コインを1枚受け取ります。3種類のエリアを広げることができたらコインを2枚受け取ります。
 タイルを配置した後、そのタイルのいずれかのヘックスにコマを置くことができます。1つ目のコマの配置は無償です。そのタイルのほかのヘックスにも置くことができますが、その場合は、コインが1つ必要です。そのほかに、コマを置いたエリアにほかのコマがあった場合には、コマ1個に付コイン1個必要です。また、コマには1~3ポイントの価値があります。
 いずれかのエリアが閉じたら得点計算になります。エリアが閉じるとは、周りが他の地形で囲まれて拡張できなくなるか、コテージが描かれたタイルがエリアに入るかしたときです。この時複数のプレーヤーのコマが、そのエリアに置かれていたら、コマのポイントの大きいプレーヤーが得点することができます。
 地形タイルとコマの配置の妙が楽しいゲームです。

ダ・ルイジ

Da Luigi / Kosmos / Rudiger Dorn作
2~4人 8歳以上 40分

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 プレーヤーはレストランのオーナーです。客を呼び入れちゃんと食事をしてもらえればポイントになります。しかし、中には気の短い客もおり待ってくれる時間に限りがあります。時間内に客の要求する食事をすべて出せればポイントです。
 このゲームのレストランは自分で食事を作りません。マーケットで買ってくるのです。店に来た客が要求する食事をマーケットで買います。たくさん買うほど時間がかかります。また、できるだけ必要なものを仕入れたいものです。手番にできることは2種類で、そのうち1つが食事の仕入れです。かかった時間だけ客のカードを右にずらします。「0」になった客は怒って帰ってしまいます。それまでに要求する食事が出せればカードに書かれたポイントを得ることができます。
 手番できることのもう一つは、客を呼ぶことです。プレイ人数+1枚のカードを伏せたまま取り、1枚ずつめくってはだれが受け取るかを決めます。自分以外のプレーヤーには1枚ずつ、自分には2枚の客カードが渡るようにします。めくった時にだれのものか決める必要があります。あとで交換はできません。
 自分だけではなく、ほかのレストランの客の要求もよく見て食事の仕入れが必要です。

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