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2015年9月11日 (金)

ドラゴンと羊

Von Drachen und Schafen / Kosmos / Nathanel Mortensen作
2~4人 9歳以上 45分

Von_drachen_und_schafenbox
Von_drachen_und_schafencards

 カードの裏面には5色の羊のいずれかが描かれています。表面は、勝利ポイントになる財宝カードや洞窟カードのほか7種類のアクションカードにのいずれかになっています。
 手番の最初には、まずカードの補充があります。プレイ人数により2または3枚のカードを、表にして並べられたカードの列または山の一番上のカードを取って補充します。補充枚数取り終えるまでは、表面を見ることはできません。つまりカードの色だけで補充します。
 そのあとで、勝利ポイントになる財宝カードまたは洞窟カード1枚とアクションカード1枚までプレイすることができます。財宝カードをプレイするためには、指示された色のカードをその枚数捨てる必要があります。つまり、カードはその表面の能力だけではなく裏面の色が財宝カードをプレイするためのリソースともなっているのです。洞窟カードをプレイするためのコストは必要ありません。ゲーム終了までに同色の財宝カードを多くプレイしているとボーナスポイントが得られます。
 アクションカードは他のプレーヤーから手札を奪ったり捨てさせたり、プレイを1回休みにさせたり、それらの攻撃を防御したりするものです。
 ほしいカードが必ずしも手に入るわけではありませんが、うまく立ち回って、価値の高い財宝カードを多くをプレイすることが目的です。

2015年9月 8日 (火)

ブルームサービス

Broom Service / alea (Ravensburger) / Andreas Pelikan & Alexander Pfister
25人 10歳以上 45-75

Broom_servicebox

Broom_serviceboard

 2015年、年間ゲーム大賞エキスパート賞を受賞しました。
 2008年発表の「魔法にかかったみたい」をベースにボードゲーム化しました。
 基本システムは、魔法にかかったみたいと同じです。ゲームはラウンド制で進みます。ラウンドの最初にはそのラウンドで使うカードを10枚から4枚選びだします(魔法にかかったみたいは12枚から5枚)。スタートプレーヤーはその中から1枚選んで表にしてプレイします。この時、そのカードに書かれた2つの効果のうち一つを選びます。ひとつは効果は大きいのですが、リスクがあります。もう一つは効果は小さいのですが、リスクはありません(魔法にかかったみたいではスタートプレーヤーは必ずリスクのある大きな効果を選ぶ必要がありました)。次のプレーヤーはそのカードを持っていたら必ずプレイしなければなりません。そして、同様にどちらかを選びます。持っていない場合は単にパスです。こうして、すべてのプレーヤーがプレイするかパスするかをします。効果の小さい方を選んだプレーヤーは、選んだ時点でその効果を得ます。大きな効果を選んだプレーヤーは、全員が終わるまで待ちます。そして、大きな効果を選んだプレーヤーが複数いる場合は、その中で最後にプレイした一人だけがその効果を得て、残りのプレーヤーはそのカードでは何も得ることができません。ここまではほぼ魔法にかかったみたいと同じです。
 ブルームサービスでは、獲得したリソース(魔法の薬など)を配達することにより得点を得ます。また、ボードゲーム化することにより初期配置の変化やボードをリバーシブルにしたり、バリエーションルールを加えたりと、変化がいろいろ楽しめるようになりました。

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