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2013年11月27日 (水)

2013年12月1日のリトルエッセンでの販売ゲーム

12月1日に東京都立産業貿易センター浜松町館で行われる「リトルエッセン」でメビウスゲームズが販売するゲームリストです。

よろしくお願いします。

おばけキャッチ 名人技

Geisterblitz 5 vor 12 / Zoch / Jacques Zeimet作
2~8人 8歳以上 20-30分

Geistesblitz5vor12box

Geistesblitz5vor12contents

 おばけキャッチの上級バージョンです。
 つかむべきコマの数が5つから9つに増えてより複雑になりました。
 カードを1枚めくり、そのカード描かれたものと色も形も同じものがある場合はそれをつかみ、無い場合は、そこに登場しない色で形のものをつかむという点では普通のおばけキャッチと同じです。それに加えて、もしオバケと時計の両方が描かれたカードがめくられたら、何もつかみません。時計が示す時間を最初に宣言することができたらカードを獲得できます。
 そのほか3種類のバリエーションルールが用意されており、より複雑になります。

  • 鏡に何か写っているカードの場合は、鏡に写っているものをつかみます。この時は色が違ってもかまいません。
  • カードにフクロウが描かれていたら、通常つかむべきものをつかまずにそのものの名前を宣言します。
  • もし、フクロウと鏡の両方が描かれていたら、宣言するのはつかむべきものの名前ではなく、鏡に写っている物の色です。そのもののコマの色ではありません。

 この恐ろしいルールに立ち向かえると思われる方は、ぜひ挑戦してください。

 

ポルターファス

Polterfass / Zoch / Andreas Schmidt作
3~6人 8歳以上 20-30分

Polterfassbox

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 各プレーヤーは、順番に酒屋の店主となり客と酒の取り合いの駆け引きをおこないます。
 店主役のプレーヤーは、数字が書かれた樽7個と赤い特殊樽2個をダイスカップに入れてコースターの上に振ります(ダイスカップを伏せて持ち上げる)。この時に数字が描かれた樽が少なくとも1つ立っているまでこれを続けます。
 ここで客のプレーヤーは、0~7までのカードのうち1枚または2枚を選らん伏せて置きます。これはその客が注文する酒の量です。
 みんながカードを伏せたら、店主は立っている樽のコースターの横に置き、残った樽を振り直すことができます。特殊樽は立っていても振り直すことができます。
 振り直して、立っている樽が全くなかったら店主の失敗です。立っている樽が1つでもあれば、振り直しを続けることができます。
 振り直して、立っている樽が1つもなかった場合には、すべての客のカードを表にし、その分の得点が各プレーヤーに与えられます。店主は0点です。
 振り直さなかったり、振り直した後で立っている樽がある状態でそれ以上の振り直しをしなかった場合には、まず特殊樽の処理を行います。特殊樽は2種類で、立っているいずれかの樽の数字を無くしてしまうものと倍にするものです。こうして立っている樽の合計を計算します。これがこの店主が客に対して提供できる量です。ここで客のカードを公開します。もし、提供できる量が客の注文に対応できたら、客はカードの得点を得、店主は残りの量の得点を得ます。
 もし、客の注文が提供できる量を超えていたら、すべて店主のものとなります。そして、一番多く注文した客は、注文した量のマイナス点を得ます。最も少なく注文した客は、最も多く注文した客の得点をそのまま得ます。
 店主が何度も振り直して多くの量を提供できると思えば、多くの注文をすればよいのですが、振り直さなかったら大きなマイナスです。客のすべてが少ない注文をしていると読んだ店主が振り直しを行い多くの量を提供したら、大きなプラス点です。
 樽の目を予想するだけでなく、店主の性格を見抜いてうまい量の注文を出すのがポイントです。

カルカソンヌ 南洋

Carcassonne Suedsee / Hans im Gluck / Klaus-Juergen Wrede作
2~5人 7歳以上 35分

Carcassonnesuedseebox

Carcassonnesuedseeties

 基本的なルールはカルカソンヌです。
 一番大きな違いは得点ボードがないことです。
 手番では、まず裏になっているタイルを引き、それを配置します。そしてその配置したタイルの上に自分のコマを置くことができます。ここまでは通常のカルカソンヌと同じですが、このゲームではコマを置く代わりにボード上の自分のコマ1個を回収することもできます。そして、条件がそろったら対応するコマまたは得点になる船を獲得できます。
 通路が完成していたら、そこに描かれている貝の数分(タイル枚数ではなく)、そこにコマを置いているプレーヤーが貝のコマを獲得できます。島の場合はかかれているバナナの数です。海が囲まれたり、船が描かれたタイルが新たに置かれたらその海から魚のコマが獲得できます。小さな市場の島の周りすべてにタイルが置かれたら、4枚並べられている船の中で一番得点が高い船タイル1枚を獲得できます。
 手番の最後には、持っている貝・バナナ・魚のコマをいずれか対応する船のタイル1枚と交換できます。
 ゲーム終了時には、獲得している船タイルに描かれている数字を合計して、最も多いプレーヤーが勝ちです。

ロシアンレールロード

Russian Railroads / Hans im Gluck / Helmut Ohley & Leonhard Orgley作
2~4人 12歳以上 120分

Russianrrailroadsbox Russianrrailroadsboard

 典型的な「ワーカプレイスメントゲーム」です。
 また、ランダム要素が全くないゲームです。
 プレーヤーは線路を引いたり、改良したり、技術者をやっとたり、技術を向上させたり、いろいろ用意された方法で得点を重ねます。
 手番には、手持ちの労働者をメインのゲームボードのいずれか一か所に配置しそのアクションを行います。
 行えるアクションは大きく分けて5種類です。

  • 線路敷設:対応するマスに必要な労働者を配置することにより線路を敷設延長することができます。路線は3種類あり、いずれの路線も敷設延長が可能です。また線路の種類も5種類あり、より良質の線路を敷設することにより高得点が得られます。ただ、最低位の線路以外はシベリア横断鉄道を延長しないと獲得できません。また、段階的にしか高得点が得られる良質な線路に回収することもできません。
  • 列車を獲得:線路を敷設するだけでは得点することはできません。より遠くまで営業できる列車を得ることにより、そこまでに敷設された線路に対して得点が得られます。より長距離を走れる列車を獲得したいのですが、獲得できる列車は残っている列車で一番走行距離の短い物だけです。ゲームが進まないと長距離列車は獲得できません。なお、列車の獲得と同じ条件でその代りに工場を獲得することが出います。工場として獲得すると得点が得られる技術者の得点を伸ばすことができるのです。また、そのマーカーが向上を通過するとき、色々な特典が得られます。
  • 技術者の獲得:これには労働者ではなくお金が必要です。獲得した技術者の能力は自分だけが利用できます。ただし、その能力を使うためには労働者が必要です。そのほか、ボード上にはそのラウンド能力が利用できる技術者が2人置かれています。ここに労働者を配置することによりその能力を利用できます。
  • 次のラウンド1または2番手の手順を得る。ワーカープレイスメントなので早い手順は有利です。
  • それ以外に、おかけを得たりパートタイムの労働者を得たり、技術を向上させたり、路線の価値を上げたりする納涼区のマスがあります。

 ラウンドの最後に路線と技術から得点します。この2つの得点は、累積されて次のラウンドでは最低でもその得点得られます。
 ルールを読むとかなり複雑なシステム化と思われますが、プレイしてみると分かりやすいシステムだと気づきます。戦略がかなりの種類用意されているので、いろいろ試してみたくなります。

ワードバスケット 限定パーケージ版

Wordbasketle

 ワードバスケットが誕生した時は、ラーメンどんぶりが付いていました。そのころは、まだ手作りゲームで、カードはプリンターで印刷したものでした。
 しかし、このゲームにとってラーメンどんぶりは優れものです。口が広いためカードを投げ込みやすいし、投げ込んだカードは丼にそって底に滑り落ちるため、投げ込まれた順番がはっきりします。
 当時をしのんで、この限定パッケージ版を少しだけ作りました。ただ中身のカードは現在の製品版です。
 おまけとして、「ワードバスケット誕生秘話」という小冊子が入っています。

2013年11月 8日 (金)

サンスーシ

Sanssouci / Ravnsburger / Michael Kiesling作
2~4人 8歳以上 所要時間30~45分

Sanssoucibox

Sanssouciboard

 中央のゲームボードからカードプレイによりタイルを取り、自分のボードに配置して庭園を造るゲームです。中央のボードにも自分のボードにも5色の横列があります。これは、中央のボードから取ったタイルは対応する自分のボードの列に配置するということです。また、庭のモチーフにはあずまや・噴水・階段など9種類ありそれぞれ自分のボードの対応する列に配置します。
 自分のカード18枚をよく混ぜて山とし、そこから2枚取って手札とします。手番には手札から1枚出して対応するタイルを取り自分のボードに配置してからコマを移動させて得点しカードの補充を行います。カードは大きく分けで2種類です。いずれかのモチーフが描かれたものか、タイルを取るボードの位置の色が指定されたものです。中央のボードには常に各色のエリアに2枚ずつタイルが表にして置かれています。色が指定されたカードは、その色のエリアから1枚とり、自分のボードのその色の横列で、タイルのモチーフの縦列に置きます。モチーフが描かれたカードをプレイしたら、そのモチーフが描かれたタイルを取り同様に対応する場所に置きます。ただし、プレイしたカードに描かれているモチーフが中央のボードに表に置かれていない場合は、任意のタイルを取ることができます。この場合も配置する場所には同様の制限があります。
 取ったタイルはそのモチーフと置かれていた場所により置く場所は一ケ所に決まっています。もしそこにすでにタイルが置かれていたら、そこの縦列または横列の任意の空いているマスにタイルを裏にしておくことができます。これを使って、かなり自由度の高い配置ができるわけです。
 最後に任意のコマ1個を移動させます。コマの列は決まっており、スタートと違う列に進むことはできません。また、スタートより下のマスで止まる必要があります。その間、はタイルが置かれているならほかの列を通っても後進してもかまいません。そして表向きに置かれているタイルで止まる必要があります。裏向きのタイルには止まれませんが、通過はできます。そして、止まった列に書かれている得点を得ます。
 ゲームは18ラウンド行って、カードをすべて使い切ったら終わりです。
 

シムサラホップ

Simsala Hopp / Kosmos / Inka & Markus Brand作
2~4人 5歳以上 20分

Simsala_hoppbox

Simsala_hoppboard

 アクションゲームです。一人ずつ交代で魔法使いとなり、シムサラホップの呪文とともにカエルに変えられてしまったウサギを元に戻すゲームです。
 すべての動物タイルをカエルの面を表にして樹脂製の城の台の上に並べます。手番になったら、シムサラホップの合図とともに台の下を魔法の杖でたたき、カエルをジャンプさせてウサギに変身させることを目指します。この時に白と自分の色にウサギは得点になりますが、他のプレーヤーのウサギはそのプレーヤーの得点となってしまいます。うまく白と自分の色のウサギだけが変身するようにします。他のプレーヤーも注意深く見守る必要があります。魔法使いの手番が終わった時に残った自分の色のウサギが得点となるだけでなく、いったんウサギになりカエルに戻ったタイルを覚えておけば、魔法使いが杖を使い終わった後、1枚だけカエルのタイルをひっくり返すチャンスがあるからです。
 全員が一度ずつ魔法使いを行い、最も多くの得点を得たプレーヤーがトロフィーを受け取ります。何ラウンドかおこなって、たくさんトロフィーを獲得したプレーヤーの勝ちです。

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