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2013年9月24日 (火)

ガラパゴス

Galapagos / Amigo / Bjorn Heismann作
2~4人 8歳以上 30分

Galapagosbox

Galapagosboard

 ガラパゴス島で新種の亀を探すゲームです。
 ゲームボードは、ランダムに配置されたヘックスで作ります。そして、ラウンドの最初には、亀がゲームボード上にランダムに配置されます。
 プレーヤーは、同時に5個のカラーダイスを振りこのラウンド自分のコマが移動する順番を出た目のサイコロで示します。5歩まで移動する必要がない場合は、5個すべてのサイコロを使う必要もありません。サイコロの配置が終わったら順番に、自分のコマを移動させます。亀がいるヘックスに入ったらその亀を取ることができます。この亀が得点となります。コマの移動は、必ずカラーダイスの置かれている順番で、コマと隣接するカラーダイスが示す色のヘックスに移動できます。また、6角形のこの島のいずれかの頂点にいる場合には、カラーダイスの色が示す隣接する頂点に移動することもできます。
 全員の移動が終わったら、また亀を配置し次のラウンドになります。
 このゲームの最大の特徴は、ラウンドのスタートプレーヤーの決め方です。ラウンドの最初に全員同時にサイコロを振り、そのラウンドで移動する順にカラーダイスを置いたら、最初にこれをできたプレーヤーが島の中央に置かれた砂時計を取りさかさまにします。残りのプレーヤーは、この砂時計が落ち切る前に配置する必要があります。また、そのラウンドのスタートプレーヤーは、この砂時計を取ったプレーヤーになります。それ以降の手番はスタートプレーヤーから時計回りです。もちろん最初に移動すれば有利です。後から移動したのではもう亀はいません。また、右隣のプレーヤーがスタートプレーヤーになってくれるのもありがたいかもしれません。スタートプレーヤーの移動を予想し、自分の移動を考える時間があるからです。それでもスタートプレーヤーは有利でしょう。カラーダイスを振る前に、どの目が出たらどの順番に置くか考えておいた方がよいかもしれません。とにかく素早い判断が求められるゲームです。

プリモ

Primo / Kosmos / Wolfgang Kramer作
2~6人 7人以上 30分

Primobox

Primocards

  6枚の置き場カードの上に数字カードを降順(数字が1つずつ小さくなるように)に置いていって、カードを無くすゲームです。
 置き場カード6枚をテーブル中央に並べ、その上に表にして数字カードを1枚ずつ置きます。残った数字カードに2種類のアクションカードを混ぜて、各プレーヤーに配り切ります。配られたカードをは内容を見ずに伏せたカードの山にして置き、ここから6枚取って手札とします。
 ゲームの目的は、このカードの山と手札すべてをプレイすることです。
 手番になったら、手札からカードを任意の枚数プレイして最後に手札が6枚になるようにするか、手札から任意の枚数山札の下に戻し、手札が6枚になるようにするかのどちらかが行えます。
 カードをプレイする場合は、いずれかの列の最後のカードより1つ小さい数字のカードのみプレイできます。プレイできる限りどの列にプレイしてもかまいません。また、手番の最初または途中に何度でも列の組み替えをすることもできます。列の組み替えとは、いずれかの列の途中から最後までのカードを別の列に置くことです。ただし、この時も置き場に置かれたカードはちゃんと降順に並んでいる必要があります。また、いずれかの列に13~1のカードが並んだらその列のカードをすべて捨て札にし、置き場カードの上に任意のカードをプレイすることができます。
 また、手番中に任意の数のアクションカードをプレイすることもできます。「トップカード」をプレイした列にはその手番中のみ、逆にその列の先頭のカードの下に、昇順のカードをプレイすることができます。また、「回収カード」をプレイしたら、手番プレーヤー以外のプレーヤが、列の一番大きなカードを1枚取る必要があります。
 こうして、山札を無くして札を無くしたプレーヤーの勝ちです。カードの使い方の組み合わせがポイントです。
 

2013年9月20日 (金)

スピードカップス

Speed Cups / Amigo / Haim Shafir作

Speed_capsbox

Speed_capscaps

 手番なしのスピードゲームです。
 各プレーヤーは、5色のカップを1組持っています。誰かが山になっているカードを1枚めくりその瞬間ゲームスタートです。カードに描かれている順にカップを並べ、できたらテーブル中央に置かれているベルをたたきます。ちゃんと完成していたらこのカードを受け取ります。カードを多く集めたプレーヤーの勝ちです。カードに描かれているものは、縦に並べられているものと横に並べられているものがあります。

2013年9月19日 (木)

フラッシュ10

Flash10 / Amigo / Wolfgang Kramer作
2~5人 8歳以上 20分

Flash10box

Flash10cards

 スピードゲームです。0~99の数字が書かれた数字カード100枚に数字が書かれていない20枚の雷カードを使います。よく混ぜてから伏せて各プレーヤーに10枚ずつ配ります。配られたカードは内容を見ず、伏せたまま1列に並べてます。残ったカードは、伏せたままテーブル中央に適当にバラして置きます。
 スタートの合図とともに自分の前に伏せて置かれている10枚のカードを表にします。この時カードの順番を変えてはいけません。その後ただちにテーブル中央に伏せてあるカード1枚を取り、表にして自分の前のいずれかのカードの上に置きます。
 「テーブル中央のカード1枚取り→自分の前のいずれかのカードの表にして置く」これを連続して行います。既に置かれているカードの位置を移動させることはできません。このゲームには手番はありません。全員が一斉に行うのです。ゲームの目的は自分の前に並べられている10枚のカードに書かれた数字が左から右に向かった昇順に並ぶことです。10枚が完全に昇順に並んだら「ストップ」を宣言してゲームを止めます。その時点でそれぞれのプレーヤーの左端から昇順に並んでいる枚数が得点となります。完全に並んでストップを宣言したプレーヤーは10点の他にボーナスポイントを獲得します。
 ただ、カードの中には雷カードがあります。これもいずれかのカードの上に置かなければなりません。他のプレーヤーが「ストップ」を宣言しても、雷カードには数字が書かれていませんので、昇順を邪魔するカードではありませんが、得点にならないだけでなく雷カードの枚数分マイナス点になります。また、雷カードが並んでいる限り「ストップ」を宣言することはできません。
 数ラウンドゲームを行い、合計ポイントが50ポイントを超えたプレーヤーの勝ちです。
 単純なゲームですが、めくったカードをどこに置くか瞬時に判断するのがポイントです。

ノアの方舟

Arche Noah / Amigo / Christoph Behre作
2~5人 8歳以上 25分

Arche_noahbox

Arche_noahcards  10種類各4枚の動物カードがあります。それぞれのカードには1~4の数字が書かれています。ゲームの目的は、それぞれの動物について偶数枚数になるように集めることです。1枚しか集まらなかった動物カードはそこに描かれている数字分マイナスです。3枚集めたら、2枚はプラス点になりますが、1枚はマイナス点です。2枚はそのままプラス点ですが、4枚集めたら、数字の合計の他ボーナス点として3ポイント与えられます。
 ゲームの開始時にまず、各プレーヤーには1枚ずつ伏せてカードが配られます。これが最初に獲得したカードとなります。
 残ったカードを裏向きのカードの山とし、人数分のカードを表にして並べます。
 ゲーム開始時に各プレーヤーは、緑のチップ3枚と紫のチップ12枚を受け取っています。手番プレーヤーから順に表になっているカードのセリを1回ずつ行います。この競りには紫のチップを使います。また0チップでも構いませんし、すでに出されているチップより少なくてもかまいません。一巡したら最も多くチップを出したプレーヤーから順に任意の1枚を取り自分の前に裏向きにしておきます。出した紫のチップは戻ってきません。
 これを手番プレーヤーを順番に回しながら、山札がなくなるまで行います。
 なお、カードを取る時に緑のチップを捨てることにより、「カードを取らない」または「カードを2枚取る」ということができます。これにより余ったカードがあった場合は捨て札にします。また取るカードがないプレーヤーが出ることもあります。
 山札が無くなったら、得点計算です。残った紫のチップも得点になります。得点を記録したらもう一度同じことを行います。ただし、紫のチップは元の数に戻しますが、緑のチップは戻ってきません。
 2回目が終わったらゲーム終了です。残った緑のチップも得点になります。
 自分を含め、誰だどのカードをほしがっているかで競りに使う紫チップの数を考えます。
 

 

ピピファックス

Pipifax / Amigo / Wolfgang Dirscherl作
2~5人 4歳以上 15分

Pipifaxbox
Pipifaxtiles 子供用記憶ゲームです。
 6枚ずつある動物タイルには、6種類の動物が描かれており、同じものが6面に描かれたサイコロがあります。
 タイルはすべて裏にしてゲームスタートです。手番にはサイコロを振ります。出た目と同じ動物が描かれたタイルを表にすることが目的です。もし、できたらまたサイコロを振り出た目と同じ動物が描かれたタイルを表にすることが目的になります。ただし、既に表にしたタイルと同じ色の裏面を持つタイルは、表にすることができません。これも成功したらまたサイコロを振ってタイルを表にしますが、残った色から選ぶ必要があります。4回連続して(4色すべて)成功したら勝です。
 もちろん、途中で1回でも目的と違うタイルをめくったら手番終了です。すべてのタイルを裏向きに戻して次のプレーヤーの番となります。

2013年9月10日 (火)

グラストンベリー

Glastonbury / Franjos / Gunter Burkhardt作
2~4人 8歳以上 30分

Glastonburybox

Glastonburycards 2001年Goldsieber社から出された「銅鍋屋 Kupferkessel Co.」のリメイクです。ただ、完全なリメイクではありません。銅鍋屋が2人専用ゲームであったのに対し、このゲームは4人までプレイできるようになりました。このゲームは、上家(前手番のプレーヤー)のプレイの影響が大きいので、シビアなプレイを希望する場合は2人プレイの方がいいでしょう。気楽に遊びたいなら3・4人がいいと思われます。
人気があったゲームですので、リメイクは喜ばしいことだと思われます。

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