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2013年6月 7日 (金)

ブルッヘ

Brugge / Hans im Gluck / Stefan Feld作
2~4人 10歳以上 60分

Bruggebox

Bruggeboard

 Feldが得意なサイコロを使いながら、運ではなくランダムを作っているゲ-ムです。
 ラウンドで進みます。ラウンドの最初には、各プレーヤーが伏せられたカードの山2つのうちいずれかの一番上を1枚ずつ取り手札が5枚になるようにします。伏せられたカードの裏面からは、カードの色だけは分かっています。
 次にスタートプレーヤーが、5色各1個のサイコロをまとめて振り、目の順番にゲームボードに並べます。ここで、5と6の目が出ているサイコロと同じ色の災害マーカーを各プレーヤーに1枚ずつ配ります。同色の災害マーカーが3枚そろうとその色の災害がそのプレーヤーに起こります。これは、配下コマやお金をすべて失ったり、プレイされている人物カードや、建設した堀を捨てさせられたり失点したりします。
 また、1と2の目が出ているサイコロの目の合計が、そのラウンドお金で買える名声ポイントを1段上げる額となります。
 その後、各プレーヤーによるカードプレイとなります。順番に1枚ずつプレイしてすべてのプレーヤーが4回ずつカードプレイを行います。カードプレイで得られるものは6種類です。

  • プレイしたカードと同色の配下コマを2個獲得する。配下コマは、家の建設や人物カードの効果を発揮するときに必要です。
  • カードを同じ色のサイコロの目と同じ額のお金を得る。お金は人物カードとしてプレイする場合や、堀の建設に使います。
  • カードと同じ色の災害マーカーを1枚捨てて1VP得る。
  • カードと同じ色の堀を建設できる。ただし堀に書かれたコストが必要。
  • カードと同じ色の配下コマ1個を捨てて、家として自分の前に置く。
  • 自分の前に空いている家カードがあれば、描かれているコストを支払って人物カードとしてプレイする。

 すべてのカードは人物カードの能力を持っています。160枚以上ありますが、すべて違う能力を持っています。能力は、プレイした時に得るもの、書かれている状況が起きるたびに得ることができるもの、ラウンド毎に書かれているコストを支払うことによりできるものなどです。
 ラウンドの最後に、単独で、堀の長さ・名声ポイント・プレイされた人物カードの枚数が一番多いプレーヤーは、対応する自分のタイルを表にします。これはいずれかのラウンドで1度できればあとで抜かれてもそのままです。
 これを数ラウンド(6~7ぐらい)行って得点を競います。
 年間ゲーム大賞のエキスパート部門にノミネートされていますが、それほど重量級のゲームと感じません。また、プレ時間も標準が60分とすっきり終わることができます。ただ、得点方法がかなり多く用意されているので、方針がいろいろ選べる楽しいゲームです。

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