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2013年5月22日 (水)

クデルムデル

Kuddel Muddel / Amigo / Haim Shafit作
2~4人 5歳以上 15分

Kuddel_muddelbox

Kuddel_muddelcards_2

 それぞれのカードには、3つの絵が描かれています。これらのカードすべてを伏せてベルの周りに散らして置きます。
 スタートの合図で一斉にカードを1枚めくり、それを自分の前に表にして置きます。そして次のカードをめくります。この時この2枚のカードに同じ絵が1組でも描かれていたら、そのカードを表にして、前のカードの左右どちらかに置きます。全く同じものがなければ、伏せて戻します。とにかく伏せてあるカードを1枚めくり、自分の前に並べられているカードの左右両端に同じ絵が描かれているカードがあれば、そちら側に置きます。こうして7枚の列を作ったら、ベルをたたきます。間違いなく、列が完成していたらこのカードを得点カードとして自分の前に置きます。それ以外のプレーヤーは自分の前にあるカードを伏せてベルの周りに戻します。
 そして、何度か同じことを行い、ベルの周りのカードがなくなった時点で、得点カードの多いプレーヤーが勝ちです。

 

トリプル

Triple 3 / Ravensburger / Maureen Hiron作
2~4人 8歳以上 15分
Triplebo

Triplecards

 スピードゲームです。
 カードには、3つ要素(色・形・線の数)がそれぞれ4種類書かれています。これらのカードをよく混ぜて、テーブルの中央に3×3の形に表にして並べます。残ったカードはすべてプレーヤーに配り切ります。配られたカードは伏せた山にして置いて見ることはできません。スタートの合図とともに、ここから任意の枚数引いて手札とします。山からはどんどん引いて手札にしてもかまいません。ただ、多すぎるとややこしいだけかもしれません。
 プレーヤーは、手札から1枚テーブルの上のカードに重ねて置きます。この時に置かれたカードの列(縦・横・斜め)のいずれかの3枚すべてのひとつの要素が同じにならなければなりません。つまり3枚とも同じ色か形、線の数が同じである必要がります。このゲームには手番がありません。どんどん手札から出して重ねて置くことができます。こうして、山札をすべて手札にし、その手札をすべてなくすことが目的です。
 ひとつの要素だけなので、同じにすることはそれほど難しくはありません。どんどん手札を無くすゲームです。思いついて出そうとした時、他のプレーヤーがカードを出してしまい、目的の列の他のカードが変わってしますこともあります。素早いカードプレイが必要です。

東京ボードゲームフリーマーケット

Boardgamefreemarket

 

2013年5月17日 (金)

分ければ資源

Ab in die Tonne / Abacus / Carlo A. Rossi作
2~5人 6歳以上 30分

Abindietonnebox Abindietonneboard

 ごみ箱からはみ出ないようにごみを入れるアクションゲームです。
 各プレーヤーは、1~10のカードを持っており、これをよく混ぜて山にしてから3枚を手札として持ちます。手札から1枚選んで出し、同時に公開します。そして、出したカードに書かれた数字の小さい順番に、その数のごみをゴミ箱に入れます。この時片手だけを使って、ゴミ箱から溢れないようにしますが、もしゴミ箱の外に落ちたら、そのプレーヤーが失点となります。
 ゴミは、牛乳パック、瓶、缶、リンゴの芯と形も大きさも違うものがそれぞれ10個ずつあります。それを分別もせずにどんどんゴミ箱に入れるのです。もし40個すべてのゴミを入れることができたら、プラス点がもらえます。
 空の状態から、20個ぐらいまでは全く危険がありません。30個を過ぎると慎重に入れる必要があります。35個以上は非常に危険です。どのぐらいの数字カードを出せば、その危険地帯でゴミを入れることにならないか考えましょう。そのタイミングでゴミを入れることになったら、あとはバランスとテクニックしだいです。

2013年5月11日 (土)

チーズがいっぱい

Alles Kase / Abacus / Meelis Looveer作
2~6人 6歳以上 15分

Alles_kasebox Alles_kasecards_3

 カードの表面には、1~6つの穴が空いたチーズが描かれています。裏面にはネズミまたはネズミ取りが描かれています。ネズミ取りが描かれたカードを3枚取ったプレーヤーが負けです。
 よく混ぜたカードを6枚表面を上にして並べます。手番になったらサイコロを1個振ります。サイコロで出た目と同じ数のあなが描かれたカードがあれば、それを1枚取るかそのまま捨てるかができます。そして山から1枚補充します。取って、裏面にネズミが描かれていたら、表面のあなの数だけ得点になります。ネズミ取りが描かれていたら、直ちに表にして自分の前にに置きこれが3枚そろったら負けです。もちろんこのカードは得点になりません。カードはチーズの穴ごとに6枚ずつあります。穴が1または2のカードはそれぞれ2枚のネズミ取りカードがあり、3・4では3枚、5・6では4枚あります。高得点になるカードほどリスクが高いのです。
 なお、サイコロを振って対応するチーズの穴のカードがない場合は、どれか1枚のカードを選びそって裏面を見ることができます。
 誰か一人が3枚のネズミ取りカードを取ったらゲーム終了です。この人以外で、最も多くのポイントを得ているプレーヤーの勝ちです。

クレージーラボ

Crazy Lab / Amigo / Gregorio Marales & Jordi Gene作
3~5人 10歳以上 20分

Crazylabbox Crazylabcards

 トリックテイキングゲームです。
 各プレーヤーは、1セットのスコアカード4枚を受け取ります。1セットのスコアカードのマイナス面はすべて同色です。
 プレイ用のカードには、2~3色とともにそれぞれに数字が書かれています。
 まず、各プレーヤーにプレイ用のカードを10枚ずつ配ります。これを見て、獲得した場合プラス点になる色を決めます。そして、その色がプラス面にあるカードをプラス面を下にして、自分の前に置きます。自分の色は常にマイナス点です。残ったスコアカードから2また3枚のカードを(プレイ人数により)切り札用として出します。切り札用のカードはよく混ぜて、プラス面を下にして山にします。
 そして、トリックテイキングを行います。まず、切り札カードの山を1枚めくり、そのトリックの切り札を決めた後、スタートプレーヤーから順番に手札からカードを1枚ずつ表にしてプレイします。このゲームにはフォローの義務はありません。どのカードでも出せます。全員が1枚ずつ出したら、だれがトリックを取るか判定します。そのトリックの切り札の色でもったも大きな数字が書かれているカードを出した人がそのラウンド出されたカードすべてまとめて取り、自分の前に置きます。
 次のトリックは、前のトリックを取ったプレーヤーがスタートプレーヤーとなり、新たに切り札カードの山をめくって行います。
 こうして、10トリック行ったら得点計算です。取ったカードにあるプラスとマイナスの色に書かれている数字を合計し得点を比べます。
 トリックテイキングゲームが好きなヨーロッパ人が考えたカードゲームといった感じです。

 

葉っぱでかくれんぼ

Die verzauberten Rumpelriesen / Drei Magier / Carlo Emanuele Lanzavecchia & Walter Obert作
2~4人 5歳以上 15-20分

Die_verzauberten_rumpelriesenbox

Die_verzauberten_rumpelriesenboard

 ゲームボーの上には、たくさんの妖精チップ置かれており、その上を幾重にも重ねられた葉っぱで覆い隠されています。また、ゲームボードの4隅には眠っている巨人のコマが置かれています。これらの巨人に気づかれないようにして、目的の妖精を見つけることがゲームの目的です。
 このゲームは2つの遊び方があります。個人競技として競い合うか、全員で協力して遊ぶかです。
 まず、妖精カードをよく混ぜて裏向きの山にします。手番プレーヤーは魔法の杖を1本手にします。そして、妖精カードを1枚めくると同時に砂時計をひっくり返してゲームスタートです。魔法のつえを使ってゲームボード上の葉っぱを落としたりどけたりして、カードと同じ妖精チップを探します。この時巨人のコマを倒したりボードから落としてはいけません。直ちに目を覚ましてしまいます。しかし、魔法のつえを使って巨人のコマを移動させることはできます。コマの下に妖精が隠れているかもしれないからです。
 砂時計が落ちる前に見つけることができたら、そのカードを受け取ります。巨人コマを落としたり、砂時計が落ち切ったらそのカードは捨て札となります。葉っぱを元に様にゲームボードに積み上げ、ゲームボードを90度回転させたら次の人の番になります。同じように次の妖精カードに描かれた妖精を見つけます。ゲーム終了までにたくさん妖精を見つけたプレーヤーの勝ちです。
 協力ゲームの場合は、全員が一斉にカードの妖精を探し、見つかったら次のカードをめくって妖精探しを連続して行います。砂時計が落ち切るまでに、半分以上の妖精を見つけることができたら、プレーヤー全員が勝ちになります。
 焦って、巨人コマを倒したり落したりしないことが肝心です。

2013年5月10日 (金)

地獄の釜

Auf Teufel komm raus! / Zoch / Tanja & Sara Engel作
2~6人 10歳以上 40分

Aufteufelkommrausbox Aufteufelkommrausboard

 不思議な感覚がする、ギャンブルゲームです。
 ゲームボード中心にある地獄の釜から伏せられた黒いチップ(炭)を取り出します。これには数字が書いてあるものと、悪魔(閻魔大王)が描かれているものがあります。チップは連続してとることができますが、悪魔が出てしまったらそれ以上取ることはできませんし、それまでにとったチップに描かれている数字も無効になります。悪魔が出る前に取るのをやめれば、取ったチップに描かれている数字がポイントです。
 このゲームはラウンド制です。まず全員で、そのラウンド誰かが獲得する最高のポイントを予想し、それをチップを使って示します。これは全員同時に行います。
 その後、順番に地獄の釜からチップを取ってポイントを取ります。自分自身が悪魔を取ってしまい、全くポイントがなくてもかまいません。とにかく誰か一人でも、自分が予想したポイントまたはそれ以上取ってくれれば、予想が当たったことになり、予想チップと同額を銀行から受け取ることができます。もし、そのラウンドで最高ポイントの予想をしており、かつ予想が成功した場合には、倍のチップを銀行から得られます。誰も、自分の予想に達することができなかった場合にはチップを失います。
 もちろん、自分自身が悪魔を引かずに高いポイントを獲得できれば、メリットはあります。そのラウンド最高ポイントのプレーヤーと、悪魔を引かずに数字チップを一番多くの数取ったプレーヤーには銀行から支払いがあります。
 逆に、悪魔チップを引いてしまったプレーヤーは、単独最下位のプレーヤーがいたら、その人に支払いが生じます。
 大きな収入を期待して、大きな予想をすると、他のプレーヤーは無理してそこまでポイントを伸ばそうとしません。ただ、チップに書かれている数字は、10~100と振れ幅が大きいので、意図せずに大きなポイントを得てしまうかもしれません。
 また、自分の番になる前にほかの人が自分の予想を超えたポイントを獲得していたら、無理をする必要はありません。
 予想数の付け方、チップでどのぐらいのポイントを得るかなど、運の要素が大きいのですが、ドキドキするギャンブルゲームです。
 

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