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Mausgetrixt / Ravensburger / Karin Hetling作
2~4人 5歳以上 15-20分
プレーヤーのうち一人がネズミになり、畑の地下が見える位置に座ります。それ以外は畑で大根を育てているヤギです。
ヤギが育てているのは3種類のカラー大根です。そして地下にはダイコンに紛れて3色のネズミが潜んでいます。畑の上から見えるのは大根の葉だけです。
ヤギのプレーヤーが順番にカラーダイスを振ります(ネズミのプレーヤーはダイスを振ることはありません)。色の目が出たらその色の大根またはネズミを捕まえることを目指します。どれか一つの葉を引き抜きます。ダイスと同じ色なら成功です。違った色の大根やネズミの場合は元に戻します。
ネズミが描かれた目が出たらピンチです。ネズミのプレーヤーは密かにどれか一つの大根を葉を残して取ります。葉とダイコンは磁石で付いているだけなので簡単に取れます。それでも、少しは葉が動きますので、周りの大根も触ってどの大根を外したかわからないようにします。
その後の手番で、ヤギのプレーヤーが葉だけの大根を抜いたらはずれです。元に戻す必要があります。
こうして、ダイコンがなくなる前にすべてのネズミを捕まえたらヤギプレーヤーたちの勝ちです。ネズミが一匹でも残っているうちにすべての大根がなくなったらネズミの勝ちです。
基本は記憶力ゲームですが、コンポーネントで楽しませてくれます。
Tempo, kleine Fische! / Ravensburger / Guenter Burkhardt作
2~7人 3~6歳
小さな子供向きゲームです。ゲームを始める前に漁師のチームになるか魚のチームになるかを決めます。プレーヤー全員が同じチームでも構いませんし、バラバラでも構いません。
テーブルの上にゲームボードを並べます。両端は湖とボートのタイルです。その間に川のタイルを11枚並べます。真ん中の川のタイルは魚が描かれたものを使います。ここにそれぞれの魚のコマを置きます。
ゲームではカラーダイスを振ります。黄・青・ピンク・オレンジの目が出たらその色の魚を湖に向かってタイル1枚分進めます。赤または緑の目が出たら、ボートの前の川タイルを1枚取り除き、ボートを進めます。
取り除いた川タイルに魚がいたら、漁師につかまってしまいます。湖まで行った魚はもう捕まることはありません。
逃げ切った魚と捕まった魚の数を数えて、多い方のチームが勝ちました。
Geistes Blitz 2.0 / Zoch / Jacques Zeimet作
2~8人 8歳以上 20-30分
おばけキャッチの姉妹品です。また、おばけキャッチと両方一緒にして遊ぶこともできます。
テーブルの上に5つの品を置きます。「白いオバケ」「緑のカエル」「赤いタオル」「青いブラシ」「グレーのバスタブ」です。カードをよく混ぜて裏向きの山を作り、一枚表にして、そのカードに対応するものを早くつかんだ人がこのカードを受け取ります。対応するものには2種類の物があります。もし、色と形があったものが描かれていたらそれをつかみます。描かれている2つの物がどちらも色が違った場合、それら2つの物でなくなおかつその色の物でないものをつかみます。ここまでは、おばけキャッチと同じです。たとえばカードに「赤いオバケ」と「緑のブラシ」が描かれていたら、赤くなく、オバケでなく、緑でなく、ブラシでないものなのでグレーのバスタブをつかみます。
バリエーションルールも似ています。バリエーションルールでは、めくられたカードにカエルが描かれていたら、対応するものをつかんではいけません。その名前をコールするのです。ただし、このセットの場合もう少し複雑です。色と形が同じものが描かれていない場合は、対応するものを日本度でコールしますが、色と形があっているものをコールする場合は、ドイツ語でコールします。(ゲームのついでにドイツ語を覚えましょう)
そのほかにもプレーヤーを混乱させるバリエーションが用意されています。
また、おばけキャッチと合わせて遊ぶ場合は、もっと混乱が用意されています。カード対応するものが色と形を合わせて描かれている場合、そのものをつかんだリコールしてはいけません。同色のカードと別のセットの物が対応するものになるのです。
頭をパンクさせたい人は2つ合わせて、すべてのバリエーションを加えて遊んでください。
Vegas / alea / Ruediger Dorn作
2~5人 8歳以上 30分
ラスベガスで稼ぐギャンブルゲームです。
1~6の目が描かれたボードがあります。ここには実際にあるラスベガスのカジノホテルが描かれています。
お金カードは10,000~90,000の物があります。ラウンドの初めにお金カードをよく混ぜ、それぞれのボードのそばに置いてゆきます。この時、それぞれのボードに置かれているお金カードの合計が少なくとも50,000になるまでめくります。
これで準備完了です。各プレーヤーは自分の色のダイスを8個ずつ持っています。手番になったら、持っているダイスすべて振ります。そして出た目をどれか一つ選び、その目が出ているダイスすべてを対応するボードに置きます。残ったダイスは手元に戻します。この時に選ぶダイス目に制限はありません。すでに自分または他のプレーヤーが置いているダイス目でもOKです。次に手番が回ってきたら、手元に残っているダイスすべてを振り同じことを繰り返します。こうしてすべてのプレーヤーのすべてのダイスがボードに置かれたらお金の分配です。
ここでまず、それぞれのボードについて置かれているダイスの数を数え、同じ数のダイスを複数のプレーヤーが置いている場合、それらのダイスを取り除きます。つまり、他のプレーヤーと同じ数のダイスを置いたらお金を取る権利がなくなるのです。残ったプレーヤーで置かれているダイスの数が多い順番でそこに置かれているお金カードの高価なものから順番に一枚ずつ獲得できます。
これを数ラウンド行って最も多くのお金を持っている人の勝ちです。
シンプルなルールですが、それぞれのボードに置かれているお金カードの枚数や金額を考慮しながら、出た目をうまく配置します。といっても、サイコロなのでなかなか自由が利きません。
Edo / Queen / Louis & Stefan Malz作
2~4人 12歳以上 60分
プレーヤーは大名です。国元と江戸詰の武士が協力して、江戸で力を発揮します。ゲーム開始時には江戸詰一人、国元4人の武士から始めます。
このゲームは、ラウンドごとに3つのアクションを事前にプロットし順番に一つずつ行って行きます。プロットするためのタイルは3枚あり、その4辺にアクションが書かれています。これを選択したアクションを下にして、任意の順番で自分のボードに立て、それに必要な国元の武士を配置します。ひとつのアクションが書かれたボードの2つのアクションを同じラウンドに選択することは不可能です。
江戸に住宅・商館・砦を建設することにより勝利点を得ます。そのための材料確保が必要です。。これには国元と江戸詰の武士の協力が必要です。材料確保をしようとした時、他のプレーヤーが同様のアクションを選択していると、確保できる材料の量が減ります。また、江戸詰の武士のための食料も確保しなければなりません。江戸にも多くの人材を送り込みたいところですが、食料が不足すると国元に戻されます。
また、必要な材料や食料が商人によって販売されることもあります。
建設材料や食料の確保、建物の建設、国元から江戸に人を送り込む、商人と取引する、新たなアクション選択タイルを手に入れる、などのアクションを選択して、勝利を目指します。ラウンドごとに手番順も大事です。自分より前のプレーヤーが何を選択するかのよっては、思い通りのアクションができなくなるかもしれないからです。
選択肢が多いので、いろいろ目指し方があるようです。
Grimoria / Schimdt / 木皿儀隼一作
2~5人 10歳以上 30分
魔法を使って得点を競うゲームです。ゲームは10数ラウンドにわたって行われます。ラウンドの初めには、各プレーヤーがそのラウンドで使う魔法を選択します。それには、自分の魔法の書にしおりを挟んで全員そろったら公開します。魔法は効果の小さいものから大きいものに向かった番号が振られいます。ゲームの序盤では効果の大きな魔法は使えませんが、ラウンドが進むにつれて強力な魔法が使えるようになります。
選択した魔法によりそのラウンドの手番順が決まります。番号の小さな(効果の小さい)魔法を使った人から手番を行えます。ただし、同じ魔法を複数の人が選んだら手番が後になってしまいます。
手番になったら、1.選んだ魔法を使い。2.すでに獲得してるカードの能力を使い。3.場から冒険カードを1枚獲得します。
場にはラウンドの初めに冒険カードが並べられているので、手番が早いほど有利なカードを獲得できます。カードには、勝利ポイントのみが書かれているものと、合わせて能力が書かれているものがあります。
自分が使いたい魔法、他の人が使うであろう魔法を考慮して魔法を選択するのがポイントです。
このゲームはワンドロー社から出ていた同名のゲームのドイツ版です。同じゲームですが、コンポーネントはかなり良くなりました。
Lucky Numbers / Ravensburger / Michael Schacht作
2~4人 8歳以上 20分
1~20までの数字が書かれたタイルをプレイ人数セット使います。
ゲームボードには4×4の16のマスがあり、左上から右下までの斜めの4つのマスには、マスの中央に「・」が描かれています。すべてのタイルを裏にしてよく混ぜ、各プレーヤーはゲームボードを1枚ずつ受け取ります。その後裏向けのタイルを1枚取り、いずれかの「・」が描かれたマスの置きます。その後、それぞれ3枚のタイルを取り残った「・」が描かれたマスに置きます。残ったタイルはテーブル中央に置きます。
このゲームの目的は、縦4列と横4列に置かれる数字のタイルがすべて上から下、左から右に向かって昇順になるようにすることです。
自分の番になったら、テーブル中央から1枚取り、「1.いずれかの空いているマスに置く。」「2.既に置かれているタイルと置き換え、元あったタイルは表にしてテーブル中央の戻す。」「3.そのままテーブル中央に表にして戻す。」のいずれかが行えます。表になっているタイルがある場合は、それを取ることもできます。
こうして16すべてのマスを最初に埋めたプレーヤーの勝ちです。
かなり運の要素が多いゲームですが、表になっているタイルや他のプレーヤーがゲームボードに置いているタイルを見ると、自分が必要としているタイルの残り枚数もわかります。シンプルなルールで手軽に楽しめるゲームになっています。
Spiegel Spukschloss / Deri Magiel / Thomas Daum & Violetta Leitner作
2~4人 6歳以上 15-30分
4つの同じ形をしたオバケのコマを使ったゲームです。ひとつは本物のオバケですが、残りは子供たちがオバケに化けています(ドイツの子供はオバケが友達のようです)。
本物のオバケを見つけるためには、鏡の前に立たせればよいのです。本物のオバケは決して鏡に姿が写りません。
自分の番になったら、サイコロを振ります。数字の目が出たらどれかのオバケをその数進めて、そこに置かれているチップを取って表にします。もし自分のマークが描かれたチップならそれを取ります。他のプレーヤーのチップならそれを表にしたまま戻します。
オバケの目が出たら、オバケチェックができます。どれか一つのオバケのコマをゲームボード中央に置き、鏡に正面が向くようにまわします。偽物のオバケなら鏡に姿が写ります。この時に鏡に写ったオバケが持っているキャンドルの下をよく見ると、何色のキャンドルを持っているかが分かります。それをみんなに伝えます。
もし、本物のオバケなら鏡に写りません。鏡に向けると鏡が消えてしまうのです。そのため本物のオバケが持っているキャンドルの色は分かりませんが、すべての偽のオバケが持つキャンドルの色が分かれば、残った色が本物のオバケが持つキャンドルの色です。自分のマークがついたチップ4枚すべて集めたプレーヤーは、勝利に近づきました。まず、どれが本物であるか、何色のキャンドルを持っているかを宣言し、オバケチェックを行い本物なら、そのプレーヤーの勝ちです。
ギミックが楽しいゲームです。
Kairo / Queen / Kimmo Sorsamo作
2~4人 8歳以上 45分
プレーヤーは、カイロの街に小さな店を持つ商人です。お客が来ると、お金が入ります。お金を使って店を大きくすると勝利点が入ります。大きな店を持つことを目指すゲームです。
このゲームには、6種類の店が登場します。また、この町は9つの区画とレストランエリアの合計10のエリアに分かれています。すべてのレストランは、レストランエリアにしか建設できませんが、それ以外の店は、残りの9つのエリアに建設し、1つのエリアには同じ種類の店を出店することができません。また、この町には6人のお客がいます。ただ、これらの客はそれぞれ自分の目指す店にしかゆきません。そして、その種類の通貨しか支払いません。それはすべて色で分けられています。たとえば赤い店には赤い客しかゆかず、赤い通貨しか払わないのです(プレーヤーカラーではありません)。
ゲーム開始時には、各プレーヤーは3つの小さな店を持っています。
自分の番になったら、3種類のうちひとつのアクションのみ行えます。
こうして「出店する」→「お客を呼んで収入を得る」→「店を拡張して勝利点を得る」を繰り返して勝利を目指します。お客の位置によってどの客を呼ぶか、店の拡張にはスペースが必要なので、どの方向に広げるかなど、いろいろ楽しめるようになっています。
Das grosse Kullern / Ravensburger / Jens-Peter Schliemann & Bernhard Weber作
2~4人 6歳以上 20-30分
自分のウッドチャックのコマ2つを、ゲームボード上の黄色い道に沿って進め、2つともゴールさせた人の勝ちです。
自分の番になったら、ゲームボード上部にある5つのあなのどれかに球を入れます。穴の出口が2つに分かれており、その片方が閉じられているため、入れた球の2回に1回は出てきません。こうして3個の玉を入れます。出てきた玉は、球の通路の途中にいるウッドチャックに引っかかって止まるか、下まで落ちるかします。その後自分のウッドチャックコマのどちらかを黄色い道に沿って進めます。この時進めるマスの数は、出てきた玉の数に、進めようとしているウッドチャックのところで止まっている玉の数です。たとえば、入れた3個のうち2個が出てきて、進めようとしている自分のウッドチャックに球が3つ止まっていれば5歩進めます。それで次に人の番になります。
ただし、1つのウッドチャックのところに止まることができる球は3つまでです。4つ以上の玉が止まっているウッドチャックのコマは、少し後退させる必要があります。また、コマが進んで、トランペットマークが描かれたマスを通過したら、球の雪崩が起きます。入れた球の出口をスライドすることにより、止まっていた玉が一斉に出てくるのです。これにより、ウッドチャックがたくさん進めるようになるかもしれませんし、球が4つ以上になって後退させることになるかもしれないのです。玉が転がり落ちる溝は途中で何度も分岐や合流があり、最終的にどこで止まるかわかりません。
玉の動きが楽しいゲームです。