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2012年3月22日 (木)

ブーレンパーティ

Bullenparty / Amigo / Wolfgang Kramer作
2~5人 8歳以上 20分

Bullenpartybox200

Bullenpartycards500

 1~100のカードをよく混ぜて各プレーヤーに5枚ずつ配ります。そのほかに「0」のカードを各プレーヤーに1枚ずつ配ります。
 残ったカードを山札とし、ここからテーブルの上にプレイ人数分の列を作ります。各列は最初は2枚のカードで構成されます。
 各プレーヤーは手札から任意の1枚を選び、そろったら表にします。0以外のカードで小さい数字の順番に処理します。0のカードは最後に処理を行います。0以外のカードを出したプレーヤーは、プレイしたカードを捨て札とし、順番に任意の1列を取り手札に加えます。そして、手札が6枚になるようにカードを手札から出して自分の前に置きます。カードは表にして山を作るように置きます。山に置くカードは、山の一番上より大きいカードのみ置けます。その山に置きたくない(置けない)場合は、新たな山を始めるしかありません。カードにはそれぞれ得点となる牛のマークが描かれています。ゲームが終了した時点で、自分の前にある山の内、ひとつの山にあるカードはすべてプラス点として計算しますが、それ以外の山にあるカードはマイナス点として計算します。したがって、できるだけ大きなひとつの山を作ることが目的になります。
 0を出したプレーヤーは、カードを取る代わりに山札から1枚めくり、残った列のいずれかに加えます。
 0のカードはまた手札に戻します。0以外のカードをプレイしたプレーヤーはいったんゲームから抜け、0をプレイしたプレーヤーだけが、同じことを繰り返します。つまり、0をプレイすることにより、一度に多くのカードを獲得し、その分多くのカードを山に置くことになります。テーブルの上のカードの列は5枚までしか置けません。5枚目のカードを置いたら、そこにボーナスカードを加えて置きます。この列を取ったプレーヤーはそのボーナスカードを獲得します。ボーナスカードは常にプラス点です。また、残ったすべての列にボーナスカードが置かれている場合は、もう0をプレイすることはできません。それ以外のカードをプレイして、テーブルの上の列を取る必要があります。
 ゲームが終了したら、得点計算です。この時、手札に残った0以外のカードも自分の前の山に加える必要があります。
 自分の前にあるカードの山の上より小さな数字のカードを取ったとしても、以降のラウンドでプレイするカードに使えば捨てることができます。あまり山をひとつだけにすることにこだわっても仕方がないかもしれません。カードは1点~9点までの価値の違いがあります。高い価値のカードをプラス点にすることをめざした方がよいかもしれません。
 シンプルなゲームですが、不思議な感覚のゲームです。
 
 

2012年3月21日 (水)

おなじはど~れ2

Kunterbunt Duo / Amigo / Reinhard Staupe作
2~8人 5歳以上 15分

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 「おなじはど~れ」の進化系です。
 15枚のカードの片面は背景が青で、もう片面は黄色になっています。どちらか一方の面を使って遊びます。
 青い面には15個の物が描かれています。これを2枚表にしてテーブルの上に置き、ゲームスタートです。この2枚にはそれぞれ同じ絵が描かれていますが、ほとんどの絵は微妙に色合いが違います。全く同じ絵は1組しかありません。それが何かを一番早く言った人が、このうち1枚のカードをもらって、次のカードをめくります。ここでも全く同じ絵は1組です。
 黄色い面には15個の内12個の絵が描かれています。同じように2枚表にしてゲームスタートです。黄色い面では全く同じ絵が2組あります。この2組を一番早くわかった人がカードを取ります。1組だけでは何にもなりません。2組分かった時点で「ストップ」といい、続けてその2つを宣言します。
 小さい子供に与えやすい、いろいろな特徴を持っています。
 物の名前を覚える
 集中してみることを覚える
 何人ででも遊べる。一人でも遊べる。
 順番待ちがない。

2012年3月16日 (金)

どろんこパーティー

Matschig / Amigo / Valentin Herman作
3~6人 8歳以上 30分

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 泥んこをぶつけ合うゲームです。
 スタートプレーヤーは手札から黄色い砂カード1枚と水色の水カード1枚を選び、任意のプレーヤーに向けと表向きに出します。つまり水と砂が混ざった泥をそのプレーヤーに向かって投げたのです。投げつけられたプレーヤーは、これをうまく受けないと泥まみれになり失点となります。投げられた2枚のカードそれぞれに対し、書かれている数字がそれと同じか大きい赤い傘カードをプレイできれば泥をかぶらずに済みます。投げた砂と水のカードに描かれている数字が違う場合、他のプレーヤーが数字が小さい方の種類のカードを出して両方のカードの数字を同じにすることができます。この場合、後からカードを出したプレーヤーが投げつける相手を決めることができます。
 投げつけられたプレーヤーは傘で受け止める以外に特殊カードで受け止めることもできます。数字の大きさにかかわらず、水または砂のカードを受け止めることができるカードのほか、投げつける相手を変えることができるカード、単に受け止めるだけでなく他のすべてのプレーヤーが泥をかぶる可能性があるカードなどがあります。
 受け止められなかったカードは引き取ってそのプレーヤーのそばに置きます。そしてすべてのプレーヤーが手札7枚になるようにして、次の泥んこ合戦です。投げつけられたプレーヤーが今度は投げつけます。
 ゲームが終わった時、よけられなかったカードの合計数が一番少ないプレーヤーの勝ちです。

ピラニア

Piranhas / Kosmos / Reiner Knizia作
2~4人 8歳以上 20分

Piranhasbox200

Piranhascards500

 「スピード」です。
 各プレーヤーによく混ぜたカードを均等に配ります。配られたカードを見てはいけません。伏せた山札にして手に持ちます。
 残ったカード1枚を表にしてゲームスタートです。このゲームには順番はありません。どんどんカードを表にしたカードの上にプレイし、最初に無くした人の勝ちです。ゲームスタートと同時に、各プレーヤーは自分の山札の一番上を表にして確認します。もし出せるカードならこれを場に出します。出せないカードの場合、これを表にしたままそばにおいて次のカードを表にすることができます。いったんそばに置いたカードが出せるようになってももう出せません。自分の山札がなくなり、そばにカードの山ができていたら、それを取って伏せた山札にしてゲームを続けます。
 出せるカードは、場に表にして出ていれているカードに描かれている3つの魚で自分が表にしたカードに同じ色の魚が描かれており、それが場のカードより大きい場合出すことができます。上の写真では、一番左が場のカードとしたら、次のカードは青い魚があり大きいので出せます。次は赤い魚です。
 ピラニアのカードは、場のカードにない色のピラニアなら出せます。3枚目には青い魚が描かれていないので出せるのです。ピラニアの次にはピラニアの色の魚が描かれていない場合出せます。
 こうして、最初にカードを無くした人の勝ちです。

ボーナンザダイス

Wuerfel Bohnanza / Amigo / Uwe Rosenberg作
2~5人 10歳以上 45分

Wurfel_bohnanzabox200

Wurfel_bohnanzacardsm500

 地が白いダイス4個と、地がアイボリーのダイス3個を使います。それぞれのダイスの目の構成はカードで示されています。
 各プレーヤーは山からタスクカード(上の写真では右上)を2枚取り、上下に並べます。目指すは上のカードに描かれているタスクの下の段から順番です。達成できたタスクは下に置かれたカードで隠して、どこまで進んだかを示します。タスクはそこに描かれている目が出ていれば達成です。
 手番プレーヤーは、まず7つすべてのダイスを振ります。そして、その内から少なくとも1つ取り畑に置いて残りを振り直すことができます。これをダイスがなくなるまで続けます。そして、自分のタスクがいつくできたか確認し、そこまで下のカードをずらして隠します。1つのダイスを複数のタスクに使うこともできます。手番プレーヤー以外のプレーヤーもダイスと自分自身のタスクを確認します。手番プレーヤーの手番中に畑に置かれているダイスに加え、振ったばかりのダイスで(必ずしも畑に置かれなくてもよい)自分のタスクが達成できればそれを隠すことができます。
 カードのタスクが下から3つ達成できれば1ターラー、4つなら2ターラー、5つで3ターラー、6つすべてなら4ターラーにすることができます。難しいと思ったら、途中でやめて、その時獲得しているターラーに変換し、新たなタスクカードを山から取ることもできます。この時まず目指すのは、今まで下に置いて上のカードを隠すために使っていたタスクカードです。
 どのダイスにどの目があるかよく確認して、目指すタスクを達成させます。

ワードバスケットキッズ

幻冬舎エデュケーション / 小林俊雄作
2~8人 4歳以上

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 しりとりカードゲーム「ワードバスケット」を小さな子供でも遊べるようにしました。
 「あ」~「わ」のひらがな1文字が描かれたカードと特殊カードがあります。基本ルールはワードバスケットと同じですが、ルールの違いは小さな子供でも遊べるように「2文字」の言葉でも出せるようにしたことです。そのほか、特殊カードもカードを出しやすくしました。
 「なんでもかーど」は場のカードから始まるならどんな言葉でも大丈夫です。「いきものかーど」は動物なら何でも構いません。「たべものかーど」もそうです。もちろん場のカードから始まる必要はあります。
 また、カードにはヒントとしてその字から始まる言葉が2つイラストで描かれています。都合の良いカードを持っていればこれを使えます。
 ゲームとは直接関係ありませんが、ひらがなを覚えるための「ひらがなひょう」もついています。

インディゴ

Indigo / Ravensburger / Reiner Knizia作
2~4人 8歳以上 20-30分

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 タイルを置いて道を作り、宝石を自分のマーカーがあるポイントに持ち込んで得点するゲームです。
 各プレーヤーはヘックスタイルを1枚ずつ山から引いて持っています。手番になったらこれを空いているマスに配置し、ゲームボード外周または中央に置かれた宝石からの道がつながったら、そこまで宝石を移動させます。最後にヘックスを1枚補充して手番終了です。
 ゲームボードは大きく12角形になっており、6つの辺は宝石の出発点でこれに挟まれた6つの辺にプレーヤーのマーカーが置かれています。宝石がマーカーが置かれた辺まで道が届いたら、この辺にマーカーを置いているプレーヤが宝石を獲得します。
 ここで、このゲームの一つの特徴が出ます。各辺には2つのマーカー置場があり、4人でプレイする場合、すべての辺にはすべて組み合わせが違う二人のプレーヤーのマーカーが置かれています。つまり宝石の行き先によっては仲間になったり敵になったりするのです。
 それぞれのタイルには、3本の道が描かれています。うまく配置して多くの宝石を自分のマーカーが置かれた辺に誘導します。辺に届かなくても、仲間が届かせてくれるかもしれません。
 3人プレイの場合は、3つの辺は単独プレーヤーの得点になり、残り3つの辺はそれぞれ組み合わせの違う2人のプレーヤーの辺となります。2人プレイの場合は、すべて単独プレーヤーの辺です。

2012年3月15日 (木)

ラコタ

Lakota / Kosmos / Philippe Proux作
2~6人 8歳以上 30分

Lakotabox200

Lakotaboard500

 分かりやすいシンプルなアクションゲームです。
 プレーヤー全員で60個ある積み木を均等に分けて持ちます。
 手番には1個積み木を置きます。積み木は円盤上に置きますが、はみ出しても大丈夫です。ただし、円盤から落ちてはいけません。積み木は長辺を水平になるようにして置きます。立てることや斜めに置くことはできません。同じ段の積み木どおしは接してはいけません。ちょうど2つの積み木を土台にして上に積み木を置くことができます。既にほかの積み木の土台になっている積み木を土台にして上に置くことはできません。2段目以上に置くことができたら、連続して手番を行うことができます。
 崩してしまったら、崩れた部分を引き取ります。
 こうして、最初に自分の積み木を使い切った人の勝ちです。
 積み木を置く位置をよく見極めることによって、上段に置けたり置けなかったりします。手軽なルールで気軽に遊べるアクションゲームです。

2012年3月14日 (水)

スペースミッション

Spase Mission / Schmidt / Matt Worden作
2~5人 10歳以上 30分

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Spacemissionboard500

 宇宙開発がテーマです。ワープが可能になり遠くの惑星の探査が可能になりました。
 ワープするためのジャンプゲートを中心に8つの惑星ボードを配置してゲームスタートです。各プレーヤーは5枚ずつのカードを持っています。カードには、「ワープ」「探索」「開発」の中から2つの能力が書かれています。
 手番になったら、以下の6種類のアクションから2つ(同じもの2つでもよい)が行えます。

  • カード補充。手札を5枚に戻すことができます。
  • ワープ。カードに描かれたワープ番号と同じワープ番号を持つ惑星へ移動できます。ワープした証拠にジャンプゲートに自分のマーカーを置きます。
  • 航行。惑星から隣接する惑星に移動できます。この場合はカードプレイの必要はありません。
  • 探索。今いる惑星に書かれている探索番号と同じ探索番号があるカードをプレイします。その惑星に伏せて置かれている惑星タイルをすべてとり、任意の一枚を選んで、その惑星に置きます。この時に自分が選んだ惑星タイルであることを示すため、自分のマーカーを置きます。
  • 開発。惑星に書かれている2つの開発番号と同じ開発番号が書かれたカードをプレイします。これでこの惑星に開発拠点の宇宙港が建設できました。宇宙港に自分のマーカーを置きます。そして、この惑星に置かれているマーカーが置かれている惑星タイルすべてをマーカーを置いたプレーヤーが取ます。この時、開発したプレーヤーは追加で任意の惑星タイルを1枚獲得できます。
  • 上陸。すでに開発された惑星では、上陸をするだけで任意の残っている惑星タイルを獲得できます。他のプレーヤーが開発した惑星にも上陸できます。

 探索しても、その惑星がゲーム終了まで開発されないと、惑星タイルを獲得できません。
 惑星タイルには、大きく分けて得点タイルとSpaceタイルがあります。Spaceタイルは残念ながらな価値がありませんし、取るとマイナス点になります。その惑星に残っている惑星タイルがSpeceタイルだけになったら、それを表にして置き、すでにその惑星に価値あるものがないことを示します。
 ゲーム終了時に、ワープ回数が多いプレーヤーにボーナスポイントが入ります。また、宇宙港は得点です。得点タイルはその種類によりその種類によりいろいろなポイントが与えられます。鉱石タイルやエイリアンタイルはできるだけ同じものを数多く取ると高得点になります。資源タイルは2種類あり、ペアーを多く作ると高得点です。水タイルも4枚獲得を目指します。
 探査をして、どの惑星にどの得点タイルがあるか把握しながら、うまい組み合わせのタイルの獲得を目指します。
 

2012年3月13日 (火)

ジャーマンレールウエイズ

Genman Railways(Iron Horse Collection No.1) / Queen / Harry Wu作
3~5人 12歳以上 60分

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German_railwaysboard

1832年から1872年の間のドイツ鉄道の歴史です。
まず、8社の鉄道の株を1枚ずつセリで販売します。販売代金は各鉄道会社に入り、これが鉄道建設資金となります。各鉄道会社は決められた都市から建設を開始します。この都市により、当初の収益金が決まっています。この収益金は、鉄道網拡大により、新たな都市と結ぶたびに上がってゆきます。また、この収益金により、株主は配当を得られます。収益金が上がるたびに、その会社の収益金を示すマーカーを上昇させるとともに、その会社の株を持つすべてのプレーヤーの収益マーカーも上昇させます。最初は株を買うたびに、買った会社の収益金分自分の収益マーカーを上昇します。これは、配当のたびにそのプレーヤーが得られる収益ということになります。
 8社すべての株が1枚ずつ販売されたらゲームスタートです。ここでこのゲームの最大の特徴が出ます。収益金マーカーが最も進んでいるプレーヤーは、自分のマーカーを1個袋に入れます。2番目のプレーヤーは2個、3番目は3個と入れます。これをよく混ぜて、中からプレーヤー人数分のマーカーを1個ずつ出して並べます。ここにマーカーが出た順番に出たプレーヤーだけがプレイできるのです。1つもマーカーが出ないプレーヤーがいるかもしれませんし、2個以上出て手番を複数回できるプレーヤーがいるかもしれません。
 手番でできることは、3種類から1つです。

  • パスをする。何もせずに手番を終了します。
  • 株をセリにかける。各社の株は元々3枚ずつあります。このうち1枚をセリに出します。ただし、3枚目の株はすべての会社の2枚目の株が売却されたのちでないと競りにかけることはできません。株の売却代金を使って鉄道網を広げるので、株をセリにかけて買うことは、配当金を増やすということのほか、会社に資金を送り込み鉄道網を広げる資金を増やす役目もあります。
  • 鉄道網を広げる。基本的には、1度の手番でヘックス3つ分鉄道網を広げることができます。建設はその地形によりコストが違います。また、都市には複数の鉄道会社が乗り入れることができますが、後から乗り入れる会社は追加のコストがかかります。ただ、これらの建設条件は鉄道会社ごとに少しずつ違っています。この条件の違いは、各鉄道会社の出発都市や歴史的背景にも関係しています。

 鉄道網を広げて手番終了時に、新たに2つ以上の鉄道網がつながった場合に、すべての鉄道会社(つながった鉄道会社だけではない)の株に対して配当があります。各プレーヤーの収益マーカーが示す金額を受け取ります。その上に、鉄道網を広げてつなげた方の鉄道会社の株に対しては、倍の配当があります。これを各プレーヤーが受け取るのです。
 ゲーム終了時に最も多くの資金を持ったプレーヤーが勝ちです。ここでは、株の価値は関係ありません。
 8つの鉄道会社の特徴です。

  • 黒の会社は、一度にヘックス4つ分拡張できます。ただし出発都市が辺鄙です。
  • 茶の会社は、他の会社が入っている都市につなげるときに追加で支払う必要がありません。
  • オレンジの会社は、一度にヘックス2つまでしか拡張できません。しかし、ベルリンに近いので有利です。
  • 青は、建設費が安くなります。しかし、もともと建設費がかかる山岳地帯が出発都市です。
  • 黄色の会社は、1つの都市での収益を倍にできます。
  • 赤の会社は、ヘックス1個は無償で拡張できます。しかし、出発都市は山岳になります。
  • 紫の会社は、一度に使える建設費に制限があるのでそれほど伸ばせません。しかし、周りに都市が多く、収益は確実に伸ばせます。
  • 緑の会社だけは、ベルリンとハンブルグを自社でつなげるまで配当がありません。しかし、資金さえあればこの建設は可能です。

 利益を得ようとする会社の株は、それなりに高額でも手に入れるべきでしょう。そうしないと建設資金が枯渇します。株を独占すると高額な収益が期待できますが、すべて独力です。同じ会社の株を持つ他のプレーヤーにより多くの収益も期待していいかもしれません。会社の特徴と、他のプレーヤーが持つ株のバランスを考えるゲームです。

アフリカーナ

Africana / Abacus / Michael Schacht作
2~4人 8歳以上 60分

Africanabox200

Africanaboard500

 イタリア・フランス・ドイツ・イギリスの探検隊がそれぞれの出発地から探検に出かけます。探検カードや冒険カードに示された土地から土地へと進むことにより得点が得られます。探検隊はカードをプレイすることにより隣接する線で結ばれた場所に移動できます。各場所にはそこに到達するために必要なマークが描かれており、このマークが描かれたカードをプレイする必要があります。
 手番になった時にできることは3種類のうち一つです。

  • 移動カードの補充。移動カードの山から2枚引きます。ただし、手札は5枚までです。
  • 冒険カードの購入。アフリカは赤道をはさんで南北に分けれれています。北アフリカでは北側に置かれた冒険カードのみ購入できます。これらの冒険カードの目的地は南アフリカの都市です。南アフリカに置かれた冒険カードも同様です。冒険が達成されたときに得られるものは大きく分けて2種類です。工芸品カードは、同じものを複数集めたり、多くの種類を集めることによりボーナスポイントがあります。案内人カードは得点にはなりませんが、決められたマークの場所にいつでも行けるようになります。
  • 移動。移動は、移動カード・案内人カード・ジョーカーをプレイすることにより、隣接する道路でつながってりる都市に移動できます。これは、手札が続く限り連続して行えます。また移動中に得たカードも使えます。ゲームボード下に置かれた冒険カードの出発点に移動できたら、その冒険を開始することを示すために、自分マーカーを置きます。この時、そのカードが置かれた場所によりカードやお金が得られます。マーカーで示された都市に到達できたら、その冒険カードを取ります。これに書かれたお金と勝利点が得られます。同じ冒険を複数のプレーヤーが開始できますが、最初に到達したプレーヤーのみが賞金と勝利点を得ます。探検カードの目的地に着いても同様に勝利点や案内人カードを得ます。移動に使った移動カードは捨て札となりますが、各プレーヤーに1枚ずつ配られているジョーカーと案内人カードは捨てる必要がありません。手番の終了時に手札に戻ります。案内人カードは非常に強力なカードなのです。そのため、ゲーム終了までに案内人カードを2枚以上獲得したプレーヤーは、最後に失点となります。

 複数の冒険を同時進行で行えます。効率よく移動することが肝心です。移動カードは5枚までしか持てないため、手番ごとの移動は5回に制限されそうですが、新たな冒険を始めたり案内人カードを獲得することにより、それ以上の移動も可能になるかもしれません。移動の順番をよく考えます。
 案内人カードは最後に失点となりますが、大きな利益をもたらします。獲得するタイミングによっては恐れずどんどん獲得した方がよいかもしれません。」
 手軽に楽しめるゲームです。

2012年3月 7日 (水)

ストーンエイジ拡張セット Spiel Boxタイル

ストーンエイジ拡張セットに付録で入っていた、Spiel Boxのタイルのルールをホームページにアップしました。

http://www.mobius-games.co.jp/HansimGluck/StonAgeExSpielBoxtiles.html

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