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2011年9月20日 (火)

マウスアタック

Mausgeflippt / Zoch / Chislaine van den Bulk作
2~6人 6歳以上 15-20分

Mausgeflipptbox200

Mausgeflipptcardsa

Mausgeflipptcardsb

 各プレーヤーは、アイテムカードを受け取ります。そして、テーブル中央に置かれた山からネズミカードを1枚素早く表にします。そこに描かれているネズミが着ているもの又は持っているものと同じアイテムカードを持っていたら素早くそれを出します。これにより得点できます。間違っていたら失点です。また、自分の持っているアイテムカードすべてネズミが持っているものと違う場合には、すべてのアイテムカードを一度に出すことにより得点することもできます。ただし、いくつかのネズミカードにはチーズが描かれています。また、テーブル中央にはチーズが描かれたタイルがめくられています。このタイルとネズミカードのチーズが同じ場合は、ネズミが持っているアイテムカードを出すと失点になってしまいます。
 スピードが要求されるゲームですが、落ち着く必要もあります。

ブロッケン山をめざせ

Husch Husch kleine Hexe / Zoch / Heinz Meister作
2~6人 3歳以上 15分

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 魔女たちのブロッケン山までのレースです。5つの魔女の帽子の中に5色の魔女のコマを入れて、よく混ぜてどこにどの色の魔女が隠れているかわからないようにしてからスタートラインに並べます。
 自分の番になったら、ダイスを振ります。もし色の目が出たら、その色の魔女がどの帽子の下に隠れているか考えます。もちろん初めは分かりませんが、だんだんわかるようになってきます。そして一つの帽子を持ち上げます。もし違っていたらそれでその人の番は終わりです。そこに何色が入っていたか、みんなでよく見て覚えて置きます。もし、さいころの目と同じ色の魔女のコマがあったら、そのコマを1マス進め、また帽子でふたをしてからサイコロを振ります。出た目と同じ色の魔女を見つける限り続けてサイコロを振ることができます。
 さいころには、色の目のほかに一つだけ矢印が描かれた眼があります。この目が出たら、いずれか2つの帽子の位置を交換します。この時に中の魔女が見えないよう気を付けます。
 こうして、どれか一つの魔女をブロッケン山に到着させた人の勝ちです。
 小さい子供用の記憶を使ったすごろくです。楽しく遊べるゲームです。

フィーゼ15

Fiese 15 / Schmidt / Stefan Benndorf作
2~6人 7歳以上 20分

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 Schmidtのダイスタワーシリーズです。
 手番になったら、ダイスタイルを1枚めくり、6色各1個のダイスをダイスタワーに入れます。ダイスタイルにはそれぞれの色のダイス目が描かれています。この目の合計は常に15にしかなりません。(6個の合計15なので、小さな目が多いのが特徴です)
 手番プレーヤーは、振ったダイスから少なくとも一つ取ってダイスタイルの対応する色のところに置きます。ただし、取れるのはダイスタイルに描かれている目と同じかより少ないものだけです。つまり6の目が描かれていたら、いつでも取れますが、1の目が描かれていたら1の時にしか取れません。複数のダイスが取れる場合でも少なくとも1つ取るだけでも構いません。
 少なくとも一つ取ったら、残りをまたダイスタワーに入れて、少なくとも一つ取るようにします。少なくとも一つダイスを取ることができたら、その時点で手番を終了して得点を得ることもできます。取ったダイス目の合計が得点です。ただし、5個取っていたらボーナスポイントとして、5点追加されます。6個すべてとれたら、得点はダイス目合計の倍になります。
 もし、ダイスタワーに入れたのにどの目も取ることができない場合は手番が終了です。その場合でも得点できます。まだダイスが置かれていない、ダイスタイルに描かれた眼の合計が得点として与えららます。
 大きな目が描かれたダイスは、取れる機会が多いので焦る必要はありません。ただ、できるだけ大きな目の時にとりたいものです。また、状況によっては、どれも取ることができなかった場合、大きな目が描かれたダイスが残っていれば、少しは得点になります。

2011年9月17日 (土)

お邪魔者2

Saboteur 2 / Amigo / Frederic Moyersoen作
2~12人 8歳以上 30分

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Saboteur2cards500

 「お邪魔者」の拡張セットです。これだけでは遊べません。
 一番の変更点は、役割カードが一新されることです。もちろんお邪魔者もいますし、まじめに金鉱を目指す金鉱堀(ドワーフ)もいます。ただ、金鉱堀も青と緑の2チームに分かれており、行動に設けられた色つきのドアはその色の金鉱堀しか進めません(カードを置いて坑道を延ばすことはできます)。したがって、ドアの先に金鉱がある場合は、その色の金鉱堀のみが金を獲得できます。また、お邪魔者と金鉱堀以外に、3種類のキャラクターが登場します。
 「ボス」は両方の色の金鉱堀にも属しますが、獲得する金は一般の金鉱堀より1少なくなります。
 「おうちゃくもの」は誰が勝っても金を獲得できます。ただし、獲得した人より2つ少なくなります。
 「地質学者」は金鉱堀の勝負に関係ありません。発見されたクリスタルの数がポイントになります。
 そのほか、7種類の新たなアクションカードが登場します。
 また、2人プレイが可能になったのも大きな特徴です。

2011年9月15日 (木)

ガイツェン

Geizen / Schmidt / Leo Colovini作
2~5人 7歳以上

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Geizenboard500

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 Schmidtのダイスタワーシリーズです。
 ゲーム開始時に、各プレーヤーは同じ数のチップを受け取ります。
 手番には、5個のダイスをダイスタワーに入れ、出た目から少なくとも1個取って手元に置きます。この時に、いくつでもどのような組み合わせでもとることができます。
 残ったダイスはまたダイスタワーに入れ、少なくとも1個手元にとります。こうして、5個すべてのダイスを取ったら、ボードの対応する場所にチップを置きます。
 6の目のダイスに対しては、チップを置く必要はありません。それ以外の目に対しては、ダイス1個につき1カ所にチップを置きます。緑(赤も)のマスには手元にある自分のチップを置きます。黄色のマスには全体のストックにあるチップを置きます。1と2の目の最初のマスには2枚チップを手元から取っておく必要があります。
 こうして、いずれかの列の最後のマス(赤)にチップを置けたらその列に置かれているチップすべてを取って手元に加えます。その時、それ以外のプレヤー全員は、その列の下の矢印に描かれている数字分のチップを全体のストック戻します。
 これを繰り返します。なお、ボードに置かれているチップは残したまま次のプレーヤーの手番となります。
 こうして、だんだんプレーヤーの手元に残っているチップが減ってゆきます。自分の手番になった時に、手番中に置くチップがなかったり足りなかったりしたら全体のストックから借りることもできます。ただし、その手番中にいずれかの列を完成させてチップを受け取り、借りた分を返却する必要があります。できない場合には、ゲーム終了です。この時、一番多くチップを残しているプレーヤーの勝ちです。
 どの列を狙って完成させるかよく見極める必要があります。中途半端は、次のプレーヤーにチャンスを渡すだけです。

エクストラ

Extra / Schmidt / Sid Sackson作
1~6人(基本的には人数制限なし) 8歳以上 20分

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 Schmidtのダイスタワーシリーズです。
 代表者一人がダイスタワーの上から5個のダイスを投入して、その目をすべてのプレーヤーが使って得点を競います。プレイ人数が6人までと書かれているのは、セットされている鉛筆が6本だからで、鉛筆さえ用意すればもっと大勢でも一斉に遊べます。
 出た5個のダイス目を任意で2個・2個・1個の目に分けます。そして、その結果を各人の集計用紙に書き込むのです。
 集計用紙は大きく分けて左右2つのブロックに分かれています。左側のブロックには、2個ずつに分けられたダイスの合計(2~12のいずれか)に対応するマスを左から順に1つマークします。つまり1回につき2か所マークされます。
 右側には、残った1個のダイスの目を書き込み、その下のマスを1個マークします。すでに、その数字が書かれたいたら、そこをマークします。右側には数字を書く欄が3列あり、ここには3種類の数字が書かれることになります。
 全員が用紙の左側に2カ所、右側に1か所マークしたら、ダイスをまた振り直しおなじことを繰り返します。
 右側に3種類の数字が書きこまれた後は、その3つのいずれかのダイスを1個のダイスに指定する必要がります。だだし、出ている目にこの3つのいずれも含まれていない場合だけは、右側にマークする必要はありません。5個すべてより2個・2個の組み合わせを作り左側に2か所マークします。
 右側のマークのいずれかの列の最後のマスにマークしてしまったプレーヤーはそこでゲーム終了です。このゲームでは、全員がいっせいにゲーム終了するとは限りません。全員が終了したら得点計算です。
 左側の列で、全くマークがついていない列は0点です。列の初めから3~5カ所目まで(ダイス合計の目によって違います)にしかマークがついていいる列はすべて-200点です。その次のマスまでマークがあれば0点。その次のマスからはプラス点が与えられます。
 つまりいくつかの列に集中するように出た目を2個・2個・1個に分割してマークする必要があるのです。
 このゲームはSid Sacksonの多人数ソロプレイゲームの名作として名高い「チョイス」を改良してリメイクしたものです。

2011年9月13日 (火)

トフワボフ

Tohuwabohu / Kosmos / Matthias Prinz & Inka Brand & Markus Brand作
2~4人 8歳以上 20分

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 積み木を素早く目的の状態に積み上げるゲームです。各プレーヤーは、それぞれ自分に与えられたカードに描かれている形に積み上げることを目的とします。そして完成できたら次の目的カードをめくります。しかし、時間は15秒しかありません。その間に目的の形にする必要があります。ただし、前のプレーヤーが途中まで作った形を利用することはできます。手番の最後に無理やり壊すことは許されていないからです。うまく利用することができる形が残っていたらラッキーかもしれません。
 あわてず急いで作業をします。

2011年9月 1日 (木)

頭脳絶好調カードゲーム

Einfach Genial das Kartenspiel / Kosmos / Reiner Knizia作
2~4人 8歳以上 30分

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Einfach_genial_das_kartenspielcards

 手札のほかに、各プレーヤーの前には1枚ずつのカードが表にして置かれています。
 手番には、手札から1枚表にして出します。出したカードに描かれたマークと同じマークがすでに出ているカードに描かれている分得点します。上の写真では、新たに赤と水色の星のカードを出して、赤の星から2点、水色の星から3点得ることができます。その分自分の得点ボードのマーカーを進めます。
 ただし、必ずしも得点できるとは限りません。得点ボードは4つのエリアに分かれています。0点、1~3点、4~6点、7~10点。すべての得点チップは連続する2つのエリアにある必要があります。つまり、3点以下の得点しかない色がある場合は、7点以上の得点を得ることはできません。すべての色が4点以上になって初めて7点以上の得点を得ることができるのです。
 ゲームが終了した時点で、各プレーヤーの最も低い色の得点を比べます。これが一番大きいプレーヤーの勝ちです。つまり、底上げしてすべての色の得点を平均的にとる必要があるのです。

クワークル

Qwirkle / MindWare / Susan Mckinley Ross作
2~4人 6歳以上 30-60分

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Qwirkletiles500

 2011年の年間ゲーム大賞に選ばれました。
 6色で6つのマークが描かれたタイルが3組入っています。
 手番には、一列に置けるタイルを置いて得点するか、任意の枚数のタイルを捨てて新たなタイルを引くかすることができます。
 連続する一列には、同じ色のタイルまたは同じマークのタイルが置けます。また、連続する一列には色もマークも同じタイルは置けません。つまり、連続する一列は6枚以上にならないということです。
 置いたタイルで2枚以上連続する場合には、そこにある枚数分の得点が得られます。2方向に伸ばすことができれば、2方向の得点が得られます。また、連続する6枚の列を作ることができたらボーナスポイントを得ます。
 タイルを置いて得点を得た場合も、使った分のタイルを補充します。
 補充のタイルがなくなってもゲームを続けます。そして、手札をすべてなくしたらボーナスポイントを得ます。それでゲーム終了です。
 シンプルでわかりやすいルールが特徴です。

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