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2011年7月23日 (土)

ビット

Bits / Ravenburger / Reiner Knizia作
1~4人 8歳以上 30-45分
Bitsbox200_2

Bitsboard500_2

 1x2のタイルを上から順番に入れて、目的の形をできるだけ多く作るゲームです。
 まず、得点指示カードをめくり、目的の形を決めます。一色だけで、その形ができれば得点になります。ほかの色が混ざっていたり、その形以上の大きさがあってはいけません。また、形だけではなく色も指定されている場合もあります。逆にその形を作ったらマイナスになる場合もあります。 
 各プレーヤーは、それぞれスタートタイルを引き、それを自分のボードの一番下に置きます。そのあと、代表者がカードをめくり、それと同じタイルを自分のボードに配置します。配置は、上からまっすぐ滑らせるように置きます。途中で横移動したり、既に置かれているタイルを超えて進ませることはできません。また、ボードに描かれているマスをはみ出して配置することもできません。
 こうして、可能な限り配置し終わったら得点計算です。
 単純なゲームですが、残りのタイルと出てくる順番によって大きな誤算が生まれます。

アバンティ

Avanti / Zoch  / Heinz Meister作
3~5人 10歳以上 40-60分

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Avantiboard

Avanticars

 車を使った商売で稼ぎ、南の島でのバカンスを楽しもうというテーマのゲームです。
 基本はカードを使ったすごろくです。カードは三角形をしており、それぞれの角に1~7の違った数字が書かれています。プレーヤーは手札から1枚を選び、希望する数字を向う側にして伏せて置きます。つまり、1枚のカードで、3通りの歩数が選べるわけです。そして、最後尾のプレーヤーから時計回りの順で自分の車を進めます。出したカードにしたがって進んだマスに、別の車がいる場合には、そこからまた出したカードにしたがって進むことができます。これは、空きマスで止まるまで続きます。
 最初に移動するプレーヤーは、どの数字を出すと余分に進めるかがはっきりしていますが、それ以降は誰がどこに止まるかを予想して、カードを決める必要があります。
 なお、出したカードの数字が1~3のプレーヤーは、手番の最後にカードを補充できますが、4以上の数字を使った場合には補充がありません。ラウンドの初めに3枚のカードを持っているので、3回4以上の数字を使ったら、そのラウンドではそれ以上進めなくなります。
 手番を1回ずつ行って車を進めたら、先頭にいるプレーヤーに、それぞれ、自分がいるマスに描かれている金額を支払う必要があります。
 こうして、何回かずつ手番を行い、誰かが1週以上したらラウンド終了です。支払いの後、先頭のプレーヤーは3マス、2番目のプレーヤーは2マス、3番は1マス南の島への道を進むことができます。なお、この南の島への道はお金を支払っても進むことができます。
 何ラウンドかおこなって、最初に南の島に到達したプレーヤーの勝ちです。
 小さな数字でも、大きく進むことができます。また、一気に先頭を目指す場合には、補充がなくても、大きな数字を使う必要があるかもしれません。駆け引きとタイミングのレースです。妙にいびつで雑な色塗りの車が味を感じさせてくれます。

2011年7月12日 (火)

ドレトルダイス

Take it or Leave it / Schimit / Arno Steinwender & Christoph Puhl作
2~5人 8歳以上 30分

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 各プレーヤーはミッションカード(背面が青)を4枚と、アクションカード(背面が黄色)を1枚持ちます。そして、スタートプレーヤーがすべてのダイスをダイストレイの中へまとめて振り込みます。そして、ゲームスタートです。手番になったらダイストレイの中のダイスを1個取るかパスをするかです。いったんパスをしたらもうダイスを取ることはできません。
 ダイスを取る目的は、自分が持つミッションカードを達成するためです。ミッションカードは、色だけが指定されているもの、色とダイス目が指定されているもの、ダイス目の合計が指定されているものなどです。ラウンドが終了した時、取ったダイスをいずれか1枚のミッションカードに割り当てて、達成できたらそのカードに書かれているポイントが得られます。ただし、どのミッションカードにも割り当てることができなかったダイスはマイナス1ポイントです。また、赤いダイスはどちらの色としても使えます。ただし、ミッションカードに使ってもマイナス1ポイントになります。もし、使えず残ったらマイナス2ポイントです。
 ダイストレイの中を見て、どのミッションカードを達成するか決めますが、それを達成できるまで必要なダイスが残っている保証はありません。出ている数が少ないダイス、複数のミッションカードに使えそうなダイスから取って、途中での計画変更に対応できるようにするのがポイントでしょう。
 なお、手番ではアクションカードを使うこともできます。これによりダイストレイの中のダイスを振り直したり、目や色を変えることもできます。そのため、予定していたダイスがいきなりなくなることもあるので注意です。
 これを数ラウンド繰り返して得点計算です。

モンスターがすむ家

Monster Falle / Kosmos / Inka & Markus Brand作
2~4人 6歳以上 20分

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 4本の棒をうまく操って、迷路になった箱の中のモンスターを移動させ、中央の穴に入れるゲームです。
 各プレーヤーは2つのチームに属します。つまり、右隣の人とのチームと、左隣との人とのチームです。
 1つのチームの二人は、それぞれ箱の1辺の2本の棒を担当します。そして、合図と同時にモンスターカードを1枚めくります。この時、プレイしない人が砂時計をひっくり返します。モンスターは、モンスターカードと同じ絵が描かれた場所に置き、2人で4本の棒をうまく操作して、モンスターを迷路に沿って移動させます。あわてすぎてモンスターをひっくり返したり、飛び出させたりしたら、元の位置に戻って再スタートです。うまくモンスターを箱中央の穴に落とせたら、次のモンスターカードをめくって同じように移動させます。これを、砂時計が落ち切るまで行うのです。
 各チームが決まった回数プレイしたらゲーム終了です。
 互いに声を掛け合いながら、迷路を進める必要があります。焦らず騒がずテキパキと。
 

ハエたたき

Flinke Fliegen / Kosmos / Christoph Behre作
2~5人 6歳以上 15分

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Flinke_fliegenboard500

 アクションゲームです。
 一人がハエたたきの係りになり、残りの人はいくつかのハエを担当します。ハエたたきの係りは順番に交代します。
 ハエたたきの係りの人がサイコロを振ります。サイコロには、シャツ、ズボン、靴の色や模様が示されています。振った目に描かれているものを着ているハエはすぐに逃げなければなりません。ハエたたきの係りの人はいち早くこれを見つけて叩くのです。ハエとハエたたきにはマジックテープが付けれれており、たたかれると逃げられなくなります。
 たたかれたハエの人は、ハエたたきの係りの人にチップを取られます。しかし、サイコロと違うハエをたたいた場合には、チップがもらえます。また、関係ないのに逃げたハエもチップを取られます。
 さいころの一つの目には、着ているものの種類のほか、色または模様だけが示されています。赤いシャツなら、それが水玉模様でも縞模様でも逃げなければなりません。水玉模様のシャツなら、色に関係なく水玉模様のシャツを着たハエは逃げる必要があります。
 また、時々担当のハエを変えます。いつも同じハエの係りではないのです。
 反射神経が楽しいゲームです。

カルカソンヌキッズ

Die Kinder von Carcassonne / Hans im Gluck / Marco Teuener & K-J Wrede作
2~4人 4歳以上 20分

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Die_kinder_von_carcassonneboard500

 子供用の「カルカソンヌ」です。
 タイルには、主に道と道の終点になる家や街、行き止まり、道の上に各プレーヤーの色のキャラクターが描かれています。
 自分の番になったら、タイルを1枚めくり、それ前あるタイルに合わせて任意の場所に置きます。きっちり辺を合わせればどこに置いても道がつながるようになっています。置くことにより、いずれかの道の両端に終点ができたら、その道が完成です。完成された道に描かれているキャラクターの場所に、自分のコマを置くことができます。これは、必ずしもタイルを置いた人だけとは限りません。
 こうして、自分のコマをすべて道の上に置けた人が勝ちです。
 めくったタイルを、どこにどのように置くと自分のコマがたくさん置けるようになるかを考えるゲームです。小さい子供には、ゲームの勝ち負けだけでなく、道が完成するだけでも楽しめます。

カタンカード

Die Siedler von Catan Das schnelle Kartenspiel / Kosmos / Klaus Teuber作
2~4人 8歳以上 30分

Catancardbox200 Catancardcard500  ボードゲームの「カタンの開拓」を手軽にした感じのゲームです。
 各プレーヤーは、「道」と「開拓地」を1つずつと資材カード5枚持ってゲームスタートです。
 手番にはまずカードの交換ができます。交換できる枚数は道カードの数で決まります。交換は、テーブルの並べられたカード、山札、他のプレーヤーとできます。他のプレーヤーとの交換は交渉ではありません。一人のプレーヤーの手札からランダムに1間抜き取り、任意のカード1枚を返すのです。
 その後で、建設ができます。「騎士」のカードは、手番最後の補充枚数を増やします。また、「道」と「騎士」は枚数により、勝利ポイントを与えてくれます。「開拓地」も勝利ポイントになり、これは「街」にバージョンアップすることにより、勝利ポイントも増えます。そして、「街」を「建築物」にバージョンアップすることにより勝利ポイントだけではなく、特殊能力を身に着けることができます。
 最後に決められた枚数補充して手番終了です。「道」と「騎士」だけは、カードがなくなったら、他のプレーヤーから取ります。これにより、交換枚数、補充枚数、勝利ポイントが減ることがあります。
 こうして、10勝利ポイント集めたプレーヤーの勝ちです。

 

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