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2011年4月23日 (土)

モンスター

Monster / Amigo / Tim Roediger作
3~5人 8歳以上 30分

Monstabox200

Monstacards500

 2~7までの6種類のモンスターが登場するカードゲームです。それぞれのカードは数字の3倍の枚数があります。
 手番プレーヤーは、手番の最初に自分以外に他のプレーヤーの手札枚数を数え、一番少ないプレーヤーに山札から1枚渡します。最初はすべてのプレーヤーが同じ枚数なので、手番プレーヤー以外すべてのプレーヤーが1枚ずつ獲得できます。
 そのあとで、手番プレーヤーはカードプレイして得点を得ることができます。これは、手札から描かれている数字と同じ枚数だけそのカードを出すことです。たとえば3のカードを3枚や5のカードを5枚など。出したら、そのうち1枚を得点として自分の前に残し残りや捨て札にします。
 その後で、山札から1枚表にし、それに手番プレーヤーが手札から1枚出して、この2枚を残りのプレーヤーが競ります。セリには手札を使います。出してもよいと思う枚数裏にして出すのです。最も多く出したプレーヤーが表になっている2枚を取り、そのプレーヤー出しているカードを手番プレーヤーがとって手番終了です。ここで重要なのは、競り落とすことができなかったプレーヤーの競りのため出されたカードは、手札に戻すことはできません。次のセリにすでに出されているカードとして扱われます。
 競り落としたプレーヤーが次に手番プレーヤーとしてゲームを続けます。
 最初に15点獲得したプレーヤーの勝ちです。
 競りにどのぐらい枚数を使うかがポイントです。ケチって手札枚数が多いと最初にカードがもらえません。

ウルル

Uluru / Kosmos / Lauge Luchau作
1~5人 8歳以上 30分

Ulurubox200_2

Uluruboard500

 パズルゲームです。ゲームボード上に並べられたカードは、それぞれのコマの配置条件です。たとえば、「緑のコマの隣」「赤いコマと向かい合っている」「ボードの長辺に置く」などです。これを見て時間内に8個のコマをできるだけすべての条件に合うように自分のゲームボードに配置するゲームです。
 限られた時間内に、いかに素早い判断をするかというゲームです。

ブルゴーニュ

Die Burgen von Burgund / alea / Stefan Feld作
2~4人 12歳以上 30-90分

Burgundybox200

Burgundyboard

 自分の都市を建設するゲームです。
 このゲームは5フェイズ5ラウンドで行われます。フェイズの初めにゲームボード上に一定量のタイルが置かれます。また、各プレーヤーは自分のプレーヤーボードを持ちここにタイルを置いて自分の都市を建設するのです。
 手番には2つのサイコロを振ります。そして4種類のアクション内から2つのアクションを行います。可能なアクションは以下の4種類です。

  • ゲームボード上には、さいころの目が描かれているエリアがあり、自分が出している目と同じエリアにあるタイル1枚を取り、自分のゲームボードの、タイル置場に置きます。
  • プレーヤーボードの都市建設エリアのマスは、サイコロ目が描かれており置ける種類のタイルを色で区別されています。ここに、出したサイコロ目と同じマスに、対応するタイルをタイル置場から取って置くことができます。ここにタイルを置くといろいろの効果が得られます。
  • 出た目と同じ商品を売却できます。これにより勝利点が得られます。
  • 労働者チップが2枚得られます。労働者チップはさいころの目を+1または-1させることができます。

 自分のゲームボードに配置したタイルの効果は以下のようになります。

  • 船を配置したら、ゲームボードの任意の倉庫にある商品をすべて取ることができます。ただし、自分プレーヤーボードの倉庫は3つで、1つの倉庫には1種類の商品しか入れることができません。また、手番マーカーを進めることができます。これにより、以降の手番が早くなります。
  • 城のタイルを配置したら、直ちに追加アクションが行えます。この場合は任意の目のサイコロを使えます。
  • 建物は、建物の種類によりいろいろな効果があります。ゲームボードからタイルを取ったり、自分の都市にタイルが置けたり、商品が売却できたり、ほとんど1手番分の価値があります。
  • 鉱山を置いていれば、フェイズの終わりに収入があります。
  • 知識のタイルは、その種類によりいろいろの特権が与えられたり、ゲーム終了時にボーナスポイントが与えられます。

 また、プレーヤーボードは色ごとに何カ所かのエリアに分割されていますが、それぞれのエリアが埋まったらその大きさに応じて勝利点が与えられます。また、フェイズの終わりには埋まっているエリアの数に応じた勝利点も与えられます。
 サイコロを使うので運の要素が多いゲームと思われるかもしれませんが、かなり戦略性の高いゲームです。周りの状況をよく見て方針を決めて進む必要なゲームです。
プレーヤーボードは基本的なレイアウトのものと、それぞれプレーヤーごとに違ったレイアウトのものがあります。ゲームに慣れたら、新しいレイアウトに歩挑戦することもできます。

  • トップアンドダウン

    Top & Down / Schimdt / Nils & Richard Ulrich作
    2~4人 8歳以上 20分

    Topdownbox200

    Topdownboard

     コースを橋、道、ゲート、橋、道、ゲート、橋、道、ゲート、橋、ゴールと作ります。
     手番には、サイコロを振り自分のコマいずれか一つをその目ぴったり進めます。同じマスにコマがいたら重ねます。重なっているコマ移動する場合には、移動させるコマより上のコマを一緒にして進めます。それぞれのゲートについて、それぞれの色が初めて超えたら得点計算です。単独のコマや、同色のコマだけが重なっているコマは得点が得られません。橋の上で複数の色のコマが重なっている場合には、一番上の色のプレーヤーがそこに重なっているコマの数だけ得点します。道の上で複数の色のコマが重なっていたら、一番下の色のプレーヤーが、そこに重なっているコマの数だけ得点します。そして、このコマの列の一番後ろにいるコマは失点になります。
     複数の色のコマが、あるゲートを初めて同時に通過することもあります。この場合得点計算は1度しか行われません。
     なお、手番の最初に1ポイント捨てることにより、自分のコマが重なっているところで、自分のコマ1個を一番上または1番下に置き換えてからサイコロを振ることができます。この時置き換えたコマを必ずしも移動させなくてもかまいません。
     EasyPlayシリーズらしいシンプルなルールですが、いろいろ判断の必要はあります。

    ドラコ

    Draco / Schmidt / Leo Colovini作
    2~5人 8歳以上 30分

    Dracobox200

    Dracoboard500

     10頭のドラゴンのレースです。プレーヤーは手番ごとにドラゴンが描かれたカードを1枚プレイします。そして、その色のドラゴンをカードに書かれたマス数進めます。この時、もし他のいずれのプレーヤーもこのドラゴンに乗っていなかったら、このドラゴンに乗り換えることができます。乗り換えたら乗り換えたドラゴンのカードをそれまで乗っていたドラゴンカードに重ねて、自分の前に表にして置いておきます。他のプレーヤーが乗っていたドラゴンや乗り換えないドラゴンの場合は、このカードを伏せます。(他のプレーヤーがのっているドラゴンを進めることもできますし、自分が乗るつもりのないドラゴンを進めることもできます)
     もし、進めたドラゴンが水色または緑のマスで止まったらすべてのドラゴンに得点チャンスがあります。進めたドラゴンが、緑のマスに止まったら、すべてのドラゴンはドラゴンのいるマスに描かれた得点を得ます。この時プレーヤーは自分がのっているドラゴンが得た得点を獲得できます。
     進めたドラゴンが水色のマスに止まったら、3以下が描かれたマスにいるドラゴンのみが得点のチャンスです。それらのドラゴンに乗っていれば得点が獲得できます。
     高得点になるように、タイミングよくドラゴンを得るレースです。

    2011年4月 5日 (火)

    カカドゥー

    Ka ka do / Amigo / Haim Shafir作
    2~10人 8歳以上 20分

    Kakadobox200

    Kakadocards500

     「ページワン」「エイト」「ウノ」「タキ」などと同じ種類のゲームです。直前に出されたカードと同じ色または動物のカードを出すことができ、早くて札を無くした人の勝ちです。
     ただし、カードを出すときにアクションが必要なのがこのゲームの特徴です。動物のカードを出すときには、その動物のなきを得をまねる必要があります(猫ならニャー、牛ならメー)。ただし、ライオンを出すときには「陛下万歳」と言わなければなりません。そして、赤いライオンを出すときには、立ち上がって「陛下万歳」という必要があります。逆にライオン以外の赤いカードを出すときには、鳴き声のまねをしてはいけません。ロバのカードが出たら次のプレーヤーが飛ばされます。
     鳴き声やアクションを間違えたり、出す順番を間違えたらペナルティとして山札から4枚補充です。
     簡単なゲームですが、アクションを間違えないように気を付けてプレイするパーティゲームです。

    2011年4月 2日 (土)

    ヒッポホップ

    Hippo Hopp / Amigo / Peter Steinert作
    2~4人 8歳以上 30分

    Hippohoppbox200

    Hippohoppcards500

     記憶力と思い切りのカードゲームです。
     手番には伏せられたカードを1枚表にします。そこには、数字が書かれています。そこに書かれた数字分、鳥のマーカーを時計回りに進めます。進んだ先が裏向きのカードの場合は、得点チャンスです。移動中超えた表になっているカード枚数分得点を得ます。そして、得点を得て燃えなくても表にしたカードはそのままで次の人の手番になります。
     もし、表になっているカードの上にとりマーカーが進んだら失敗です。進んだ先のカードを取ります。このカードはゲーム終了まで残っていたらマイナス2点になります。そして、取ったカードと同じかより小さい数字が書かれた表になっているカードがすべて裏向きになります。
     なお、ほかのプレーヤーの前にあるカードを使うこともできます。この場合、裏になっているカードを表にする代わりにそのカードを取り、そこに書かれている数字分鳥のコマを進めます。そしてそのカードをゲームから取り除きます。
     わりに手軽な記憶力ゲームです。

    モンスター

    Monsta / Amigo / Tim Roediger
    3~5人 8歳以上 30分

    Monstabox200Monstacards500_2

     3~7のカードが、その数字の3倍のカード枚数あります(4のカードは12枚ある)。
     手番プレーヤーは、自分以外で手札枚数が一番少ないプレーヤーに山札から1枚渡します。その次に手番プレーヤーは、手札を出して得点にすることができます。それには、同じカードをそこに書かれている数字分(5のカードなら5枚)出します。そのうち1枚を表にして自分の前に置きます。これが得点です。残りのカードは捨て札となります。その後で、山札を1枚めくり、それに手札から1枚付け足して、これをセリにかけます。手番プレーヤー以外のプレーヤーはこの2枚のカードに対し、手札から任意の枚数前に出して、競ります。一番多く出したプレーヤーが表になっている2枚を取り、次の手番プレーヤーになります。それまでの手番プレーヤーは競り落としたプレーヤーのセリに出されたカードを受け取って手番終了です。なお、セリ落とせなかったプレーヤーのセリに出されたカードもそのままです。次のセリの機会にそのまま持ちこされます。
     また、セリに出されているカードの最高枚数が同じ場合には、それらのプレーヤーは、セリに出されている最後のカードを1枚表にして置きます。これを参考に、手番プレーヤーが競り落としたプレーヤーを決めます。
     得点カードの合計が15点を超えたら勝利です。
     シンプルですが、一風変わったセリゲームです。

     

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