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2010年11月30日 (火)

ボーナンザF&E

Bohnanza Fun & Easy / Amigo / Uwe Rosenberg作
3~5人 8歳以上 45分

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 交渉ゲームの傑作「ボーナンザ」がキャラクターを一新しました。ルールもこちらの方が少し遊びやすいルールに変更になっています。
 ボーナンザとの大きな違いは3つ。

  1. 各プレーヤーは初めから畑を3つ持っている。
  2. ボーナンザでは、手番の最初に1または2枚の豆を植えた後、カードを2枚めくってそれを交渉材料にしましたが、E&Fでは常に3枚のカードが表になっており、この豆市場が交渉の材料になります。つまり、交渉材料になる豆がわかっているのです。また、これは誰も引き取らない場合、そのまま残ります。無理をして植える必要はないのです。
  3. 1枚だけしか置かれていない、畑を売却できないというルールがなくなっています。

 制限が緩くなっているので、楽に遊べます。ただ、それでもうまい交渉は必要です。

ズーロレット拡張セット3 ボス

Zoolorett Boss / Abacus / Michael Schacht作
2~5人 10歳以上 45分

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2007年に年間ゲーム大賞に輝いた「ズーロレット」の拡張セット第3弾です。
3マスの檻ができました。ここを一杯にすると、勝利点と寄付金が得られます。簡単にいっぱいにできるので、この檻は一杯にしては、ほかの動物との交換を行いその都度勝利点と寄付金を得るのがよいかもしれません。
そのほか、お金で働き手のコマを得ることができます。このコマを自分の事務所に入れることによって、いろいろなメリットがあります。
また、各動物の♀はお金で買い入れることもできるようになりました。

2010年11月26日 (金)

ネッシーを追え

Loch Ness / Hans im Gluck / Raonald Wettering作
2~5人 8歳以上 30-45分

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  プレーヤーはミステリーハンターです。何とかネッシーの姿を写真にとり新聞に売り込もうとしてネス湖で待ち構えます。しかし、ネッシーは湖のどこに現れるかわかりません。
 プレイ人数にかかわらず、3人のプレーヤーがまず、ネッシーの移動カードを1枚ずつ選んで伏せて置きます。この3枚の合計数進んだ先にネッシーが現れます。でもまだここではどこの現れるかわかりません。
 各プレーヤーは、ネッシーが現れそうな場所に、順番にカメラチップを置きます。ネッシーの移動カードを選んだプレーヤーが置くカメラ位置により、どんなカードを置いているか推理する必要があります。各プレーヤーが3つのカメラ位置を決めたら、ネッシーの移動カードを表にし、その数字に応じてネッシーを移動させます。ネス湖には、15か所のカメラポイントがあり、これらは6つのエリアのいずれかに属しています。また、それぞれのカメラポイントには基本的には2つのカメラを置く位置が用意されています。
 ネッシーがカメラがあるエリアに現れたら、カメラに書かれている数字分の得点が得られます。また、カメラポイントの真ん前に現れたら写真撮影に成功したということで、ネッシーの一部が移っている写真カードが手に入ります。これには、ネッシーの頭、胴、尾のいずれかが写っており、3つそろえるとボーナスポイントになります。これを何ラウンドかおこなって、合計ポイントの高いプレーヤーの勝ちです。
 ネッシーの表れるポイントを推理し、うまい位置にカメラを設置できたプレーヤーが勝ちです。
 

サフラニート

Safranito / Zoch / Marco Teubner作
2~4人 10歳以上 30-45分

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 必要なスパイスを買い集めるゲームです。
 ゲームボードの横には、それぞれ3つのスパイスが描かれたブレンドカードが置かれています。これに必要なスパイスを集めてブレンドカードを取ることが目的です。そのほかラウンドごとにスパイスカードが対応する場所に置かれます。置かれているスパイスのみ購入可能です。
 順番にゲームボードの外からチップをゲームボードに投げ込みます。これらのチップが止まった場所のアクションができたり、スパイスが買えたりすのです。つまりアクションゲームといえるかもしれません。ゲームボードの縁が少し高くなっており、ここのクッションを狙う人もいるかもしれません。
 全員が決まった数のチップを投入したら、まずアクションマスの処理をします。すべてのマスに対して、チップが半分以上かかっている場合のみ有効です。チップの中央には穴が開いており、ここからマスの一部やその縁が見えていれば有効です。また、チップには10~60の数字が書かれています。複数のチップが入っている場合には、その数字が大きいものがそのマスのアクションを行えます。
 4つのアクションマスの効果は、①追加でもう1枚チップを投入できる。②山からスパイスカードを1枚無償で手に入れられる。③自分だけが達成を目指すことのできるブレンドカードが手に入る。④スタートプレーヤーになれる。
 その後、スパイスの売買になます。それぞれのスパイスについて順番に処理します。まず、そのスパイスに入っているチップを表にし、その合計数を見ます。すでにこのスパイスを持っているプレーヤは、この合計数の金額で、このスパイスを売ることができます。このスパイスのカードを捨てて、銀行からお金を得ます。その後で、このスパイスカードが置かれていたら購入の機会があります。購入できるのは、このマスにチップを入れているプレーヤーで、売却しなかったプレーヤーだけです。大きな数字のチップを入れているプレーヤーから順に購入可能ですが、購入価格は自分がいれているチップの数字になります。優先権はありますが、高いのです。
 狙い通りのマスにチップを入れるのはコントロールが必要です。また、狙い通りのマスに入ったとしても、後からのチップによってはじき出されるかもしれません。残っても、数字が小さいと購入できないかもしれません。どの数字をどこに入れるかがポイントです。
 ゲーム的な駆け引きがあるアクションゲームです。
 

2010年11月18日 (木)

アルハンブラカードゲーム

Alhambra The Card Game / Queen / Dirk Henn作
2~6人 8歳以上 所要時間:45-60分

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 アルハンブラの元になったゲーム「スティムットソー」のリメイクです。スティムットソーはボードゲームになっていましたが、実はボードは必要なかったのです。わずかな目印部分のボードを残してカードゲームになりました。
 手番にできることは2種類です。

  • お金カードを取る。並べられているお金カードを1枚取ることができます。ただし、通貨にかかわらず、合計が5までなら複数枚同時にとることができます。
  • 建物カードを買う。建物カードが置かれている下に示された種類の通貨でしか買うことができません。そして、カードに書かれている数字以上出す必要がりますが、多く出してもおつりはもらえません。逆にぴったりの金額を出して買うことができてら、もう1回手番が行えます。

 ゲームの途中に2回とゲーム終了時に得点計算があります。最初の得点計算では、それぞれの色の建物カードで一番多く持っているプレーヤーのみが得点できます。2回目は1位と2位、最後は3位までが得点できます。枚数が問題になるのではなく、順位が問題です。
 他のプレーヤーが持つ建物カードの色と数をよくチェックし、自分が持つお金カードと相談しながら得点になる建物カードを獲得します。その時ぴったりの支払いにできれば、有利です。建物カードを買った手番でお金カードも獲得できるからです。

にわとりレース

Krawall vorm Stall / Ravensburger / Michael Feldkoetter作
2~4人 8歳以上 所要時間:20-30分

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 にわとりのレースです。レース場は中央の立体的な山です。ここに自分のコマ2個が同時に頂上に立てば勝利です。
 また、周辺部には1~10のマスがありそれぞれカードが置かれています。一般的に小さい数字のマスには小さい数のカードが置かれています。
 手番には、まずさいころを3個振ります。そしてそれに対応するマスに自分のヒヨコゴマを置くことができます。置き方は、それぞれ対応する目に1個ずつ。3つの合計のマスに1個。任意の2個の合計の場所に1個と、残りの目のところに1個です。その次にさいころを2個振ります。この時も、それぞれの目のところに1個ずつ置くか、合計の目のところに1個置くことができます。最後にさいころを1個振りその眼のことろに1個置きます。
 もし途中で、いずれかのマスに自分のヒヨコゴマが3個になったら、そこにあるカードを獲得できます。この時そのマスに置かれているすべてのヒヨコゴマは持ち主に返されます。
 手番の最後に、持っているカード1枚を使って、自分のにわとりのコマをゴールに向かって書かれている数字分進めることができます。進んだ先にほかのコマが置かれていたら、元あったコマが、空いているいちばん近いマスまで戻ります。
 こうして、サイコロを振りヒヨコゴマを置いて、3個のなったらカードを獲得。手番の最後にカード1枚を使ってにわとりを進めます。
 手軽なサイコロゲームですが、どの組み合わせでどこにヒヨコゴマを置くかがポイントです。

2010年11月 6日 (土)

アロザ殺人事件

Mord im Arosa / Zoch / Alessandro Zucchini作
2~6人 10歳以上 30-45分

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 アロザホテルで殺人事件が発生しました。プレーヤーは容疑者です。多くの証拠を発見されたプレーヤーが犯人ということになります。
 ホテルは0階から7階までの8階建てです。各フロアーの中央には穴が開いています。まず、2つの被害者のマーカー(赤)をホテルの最上階にある穴から入れます。そして各プレーヤーは順番に自分の色のマーカー(証拠品)を2個入れます。最上階の穴からマーカーを入れるときは、よく耳を澄ませる必要があります。そして、それぞれのマーカーがどの階に止まっているか想像するのです。これでゲームスタートです。
 ゲームは前後半に分かれています。前半は被害者発見です。後半は、他のプレーヤーの証拠発見または自分の証拠を消し去ります。
 前半戦では、いずれかの階をそっと持ち上げます。そして、そこに被害者である赤いマーカーがあれば、それを、証拠品リストのボードに置きます。そして、その階に他のプレーヤーのマーカーがあれば、その分をそれらのプレーヤーの手元から証拠品リストのボードに置きます。発見者のマーカーがあってもそれはおく必要ありません。そして、その階にあった赤以外のマーカーを最上階からホテルに入れます。
 もし、被害者を発見できなかったら、その階にあったすべてのマーカーを最上階の穴から投入するとともに、自分の証拠品マーカーを1つ加えて投入する必要があります。
 被害者マーカーが2つとも発見されたら前半は終わりです。
 後半は他のプレーヤーの証拠品探しまたは自分の証拠隠滅です。いずれかの階を開ける前に、そこに証拠品があると思われるプレーヤーを指名します。複数のプレーヤーを指定することもできます。開けてみて指定されたプレーヤーの証拠のマーカーがあれば、その分のマーカーをストックから証拠品ボードに置きます。その階にあったマーカーはすべてまた最上階の穴から再投入します。もし、指名したプレーヤーのマーカーがなかったら、その分、自分の証拠品マーカーを追加で投入する必要があります。
 また、自分のマーカーが証拠品ボードに置かれている場合、対応する階を開いて、そこに自分のマーカーがあれば、その分、証拠品ボードからマーカーを取り除くこともできます。
 ゲーム終了時に、被害者が発見された階で証拠品を発見されたマーカーは3ポイント、その前後の階は2ポイント、それ以外の階は1ポイントで計算し、最もポイントが多きプレーヤーが犯人で、最も少ないプレーヤーの勝ちとなります。
 ホテルの構造がよくできていて、同じように最上階から投入しても、いろいろな階にマーカーが止まります。落ちる音でどの階にとどまっているか判断してください。

おばけキャッチ

Geisters Blitz / Zoch / Jaques Zeimet作
2~8人 8歳以上 20-30分

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Geisteblitzcards

 テーブルの中央に5つのコマを置きます。それは「白い-オバケ」「灰色の-ネズミ」「赤い-いす」「緑の-ボトル」「青い-本」です。
 カードはよく混ぜて伏せた山にしておきます。
 このゲームは、反射神経ゲームです。山札の一番上のカードを1枚表にして、対応するコマを素早く取った人がカードを獲得できます。
 対応するカードは2種類。
 カードにコマと同じものが書かれていた場合は、それを取ります。つまりカードに「緑のボトル」が書かれていたら、それを素早く取ります。
 カードと同じものがない場合は、全く合わないものを取ります。たとえば「青い‐いす」と「灰色のオバケ」が書かれていたら、「青い」「いす」「灰色」「オバケ」のいずれにも合わないもの、つまり「緑のボトル」を取るのです。
 

フィフティ・フィフティ

Fifty Fifty / Zoch / Reiner Knizia作
3~5人 9歳以上 30分

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Fiftyfiftycards

 背景が赤いポイントカード10枚と、背景が青と黄色の分けられたプレイカード10枚を使うゲームです。
 プレイカードはよく混ぜて各プレーヤーに9枚ずつ配ります。ポイントカードはよく混ぜて伏せた山にします。そして、山から1枚ポイントカードを表にしてゲームを始めます。スタートプレーヤーから順番に手札から1枚ずつプレイカードを表にして出します。一番数字が大きなカードを出したプレーヤーがポイントカードに書かれた青い数字分の青い三日月チップを取ります。一番小さな数字を出したプレーヤーは、ポイントカードに書かれた黄色い数字分の、黄色い三日月チップを受け取ります。すでに青いチップを持っているプレーヤーが黄色いチップを受け取る場合には、その分まず青いチップを捨て、残りがあるなら黄色を受け取ります。その逆も同じです。つまり黄色と青は打ち消しあうのです。
 こうしてぷプレイカードがなくなった時点で、手元に残ったチップはマイナス点になります。
 最後にうまくつじつまを合わせるゲームです。

ピッグテン

Pig 10 / Zoch / Ayelet Pnueli作
2~8人 6歳以上 15分

Pig10box  Pig10cards_2  カードには0~10の数字が書かれています。これをよく混ぜて、各プレーヤーに3枚ずつ配り手札とします。残りは補充用の山札です。
 手番には、テーブルの中央にカードを1枚表にして出し、補充用の山札から1枚補充します。テーブルの上にカードがない場合には出したカードの数字を言い、既にある場合は、前のプレーヤーの言った数字に出した数字を加えたものを言います。
 もし、これがぴったり「10」になったら、出されているカードすべてを取って、伏せて自分の前に置きます。これが得点になります。もし、10を超えてしまったら、直前に手番を行ったプレーヤーがこれカードを取って自分の前に置きます。
 「0」のカードを出したら、それまでの数字にかかわらず常に「0」といいます。直前に出されたカードと同じカード、または直前に言われた数字と同じカードを出した場合には、2つの選択肢があります。通常通り足し合わせた数字を言うこともできますし、出したカードの数字を言うこともできます。
 わかりやすいルールでだれでも楽しめるゲームです。

2010年11月 5日 (金)

スカンクのぷっすん

Flinker Stinker / Zoch / Inon Kohn作
2~5人 6歳以上 15-20分

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 スカンクのレースです。手番になったら、中央に伏せられておかれている丸いタイルを表にします。それが数字が書かれたタイルなら、続けて別の丸いタイルを表にすることもできます。数字の描かれたタイルが出ている限りまた別の丸いタイルを表にしてもかまいません。そして、そこで表にするのをやめたら表にされた数字の合計分自分のスカンクを進めることができます。ただし、途中にある赤いタイルには入れませんので、合計数進んだ先が赤い場合には続けて丸いタイルを表にしなければなりません。もし、ほかのスカンクを追い越したら、追い越されたスカンクは追い越したスカンクの匂いに負けて戻されます。丸いタイルをめくっている途中で、ピューマが書かれたタイルを表にしてしまったらその手番まったく移動できません。そしてピューマのタイルはまた、そこに裏にして戻されます。それまでに表にした数字が書かれたタイルは、取ってほかのプレーヤーに配ります。これをもらったプレーヤーは自分の手番でこれだけ進む権利を持っています。ただし、プレーヤーは手番になった時に少なくとも1枚はタイルをめくる必要があるので、数字タイルをもらったからと言って進めないこともあります。
 もちろん最初にコースの端を超えたプレーヤの勝ちです。何度も同じピューマタイルを表にしてしまうゲームです。

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