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2010年1月27日 (水)

11ニムト

11 nimmt! / Amigo / Wolfgang Kramer作
2~7人 8歳以上 30分

11nimmtbox200 11nimmtcards500_2 ニムト(6ニムト)や赤箱ニムトの姉妹品です。しかし、ゲームとしては全く別のゲームです。今回のゲームは一人ずつカードプレイを行います。行うことは、表になっているカードの上にカードを重ねてプレイすることです。その場合、表になっているカードに書かれている数字より10までの範囲内で大きな数字です。つまり52の上には、53から62までのカードが置けます。
まず各プレーヤーにカードを10枚ずつ配ります。ゲーム開始時には、表になっているカードは1枚だけです。もしそこに出すカードがなかったり出したくない場合には、そのカードを取って手札に加えます。すでに重ねられた山になっている場合は、山ごとすべて取って手札に加えます。そして山から2枚のカードを表にします。これからはこの2枚のどちらかにプレイすることができます。誰かがプレイできないまたはしたくなくて表になったカードの山を一つ取るたびにカードを2枚表にします。つまりその度にカードをプレイできる場所が一つずつ増えるのです。取ったカードの山が3枚以上のカーで構成されていたたら雄牛カードがもらえます。このカードを持っていると一度に複数枚のカードをプレイできます。この時も10の範囲を超えてはいけません。たとえば52の上に55・58・60・61をまとめてプレイできるのです。もし複数の雄牛カードを持っていたら持っている枚数と同じ数の山にまとめてプレイすることも可能です。
こうして、手札をなくしたプレーヤーが勝ちです。それ以外のプレーヤーは手札に残ったカードに描かれている牛マークの数が失点となります。
それなりに戦略を考えるポイントもありますが、数字を覚えたばかりの子供には出せるカードを探すだけでも楽しめそうです。

原始の生活

Jäger und Sammlel / Amigo / Reiner Knizia作
2~4人 10歳以上 45分

Jagerundsammlerbox200

Jagerundsammlerboard500

原始人の狩猟と採取の生活を表現したゲームです。ゲームは前半(夏)と後半(冬)に分かれています。
まずゲームボードに夏のタイルを表にして並べます。なお、ボードに直接描かれている夏と冬のキャンプにはタイルを置きません。そして、すべての夏のキャンプにひとつずつ各プレーヤーのコマを置きます。
手番になったらコマを2歩移動させます。この時ひとつのコマを2歩移動させてもかまいませんし、2つのコマを1歩ずつ移動させてもかまいません。コマを移動させたらそのコマが元いた場所のタイルを取ることができます。ただし、直接描かれているキャンプと、道及び洞穴のタイルは取ることができません。なお、コマはキャンプまたはタイルの置かれているマスにしか進むことができません。したがって、ゲームが進むにつれて進める場所が減ってきます。洞窟のタイルからは別の洞窟タイルまで1歩で移動できます。これにより大きく移動できるかもしれません。ゲーム前半でコマが冬のキャンプに入ったらそこにキャンプのコマ(立方体)を置くことができます。それぞれのキャンプに各プレーヤーは1つずつのキャンプコマを置くことができます。後半戦はキャンプのコマが置かれている冬のキャンプからスタートします。したがって、キャンプコマをすべておかないと少ない数のコマでスタートすることになります。夏のタイルで取れるものがなくなったら前半戦が終了です。道と洞窟のタイルを除いてすべて取り去り、あいた所に冬のタイルを置いて後半戦を行います。後半戦では、夏のキャンプ地にキャンプコマを置くと得点になります。
基本的には取ったタイルが得点になります。数字の書かれているタイルはそれがそのタイルの得点です。数字の書かれていないタイルは同種のタイルを多く取ると高得点になります。武器のタイルはマンモスを倒すために必要です。マンモスのタイルに移動するためには既に取っている武器のタイルを1枚捨てる必要があります。武器を持っていないプレーヤーはマンモスのタイルに移動できないのです。また、夏には獲物のマンモスに比べて多くの武器タイルがありますが、冬にはマンモスの方が多いのです。したがって武器タイルを夏のうちに用意しておかないと冬になってからマンモスを倒すことができません。
冬も取れるタイルがなくなったらゲーム終了です。
いかにもドイツゲームらしいシンプルでわかりやすいルールのゲームです。欲しいタイルはたくさんあります。ほかのプレーヤーが狙っているものもあります。どれを優先して取るかがポイントです。

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