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2009年6月27日 (土)

深海のYrr(イール)

  • Der Schwarm / Kosmos / Wolfgang Kramer & Michael Kiesling作
    2~4人 12歳以上 60-75分
    Frank Schätzing作の同名タイトルの小説(日本語版「深海のYrr」ハヤカワ文庫・北川和代訳)を舞台にしたゲームです。Kosmosは指輪物語以降毎年原作小説を舞台にしたゲームを発売しています。このゲームも、ゲームと小説は直接関係ないため読んでいなくても何の問題もありません。もし読んでいたら舞台設定がより理解しやすいという程度です。
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    Der_schwarmboard500
    イールを求めて、プレーヤーは船で探検に出ます。
    ゲームはラウンド制になっており、ラウンドの最初はアクションカードの獲得です。ゲームボードの周りにはアクションカードと最後には順番カードが置かれています。プレイ順に1枚ずつアクションカードを取ります。反時計回りに最初に置かれているカードはコストなしで取ることができます。しかし、それ以外のカードは飛ばしたカード枚数分のコストがかかります。これは、得点を減らすことにより支払うことができます。ほしいカードはコストさえ支払えば獲得することができます。また、順番カードを取ればそれ以降取ったカードの順番になるだけでなく、そのラウンドだけ使える特殊能力カードを1枚選んで取ることができます。
  • アクションカードには、以下のようなカードがあります。

  • 基地を建設できる。
  • 基地から船を出して探検する(自分の船が移動した後のにある裏向きのタイルを取る)。
  • 基地に人を配置するか、タイルを表向きにしておくかができます。一度に置けるタイルの数は、そのプレーヤーが基地に置いている人の数の合計までです。表にして置くタイルは、あいているマスに置けます。この時自分の色のマーカーも置いて、だれが置いたタイルかわかるようにします。そしてこれは自分の基地または船とつながっている必要があります。そして、置いたタイルにより得点が得られます。
  • カニ・クジラ・津波の攻撃カードでほかのプレーヤーを攻撃して得点を得る。
    取った順番カードで新たに決まった順番で、アクションカードを1枚ずつプレイして、そこ効果を得ます。

    すべてのプレーヤーがすべてのアクションカードをプレイしたらラウンド終了です。そのあとでラウンドの得点計算があります。基地・自分のマーカーが置かれたタイル・船でできる一番大きな塊に対して得点が得られます。
    ゲーム終了時には、これに加えて、ボーナスポイントが得られます。
    アクションカードの取り方、タイルの獲得と配置などゲームとして楽しい要素がいっぱい詰まったゲームです。また、ほかのプレーヤーから攻撃を受けた場合、獲得している得点が大きいほど大きな被害になります。(与えた被害と同じ得点が、攻撃したプレーヤーに入ります)

 

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