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Hochstapler / Kosmos / Reiner Knizia作
3~7人 8歳以上 20分
7種類のカードにはそれぞれ0~7のカード(各色15枚)があります。
各プレーヤーは各色1枚のカードを受け取ります。プレーヤーは、それぞれの種類のカードについて、すべてのプレーヤーが持っている(各プレーヤー1枚)数字の合計を予想します。たとえば「黄色でが10」。ただし、数字を予想する前に、手札を1枚表にして捨てて同色の山から新たなカードを引くこともできます。
次のプレーヤーは、前のプレーヤーが言った数字を疑うか、新たな数字を予想するかできます。予想する場合は、必ず前のプレーヤーより大きな数字である必要があります。ただし、色は同じでも違っていてもかまいません。
疑う場合いは、カード交換はできません。すべてのプレーヤーが前のプレーヤーが指摘した色のカードを表にして出し、その合計を数えます。この合計が予想した数字と同じかそれより大きい場合には、疑ったプレーヤーの負けです。この色のカードすべてを受け取り自分の前に置きます(失点となります)。もし、予想のほうが大きいようなら予想したプレーヤーが受け取って自分の前に置きます。これによりカードの種類が一つ少なくなりました。
これを、すべてのカードがいずれかのプレーヤー前に置かれるまで行って、前に置かれているカードの色数が少ないプレーヤーが勝ちです。
ブラフと似たゲームですが、負け抜けではなく全員が最後までプレイに参加できます。また、途中でカード交換が行われるので、捨てられたカードを覚えておくことで予想の確度も高められます。ただ、途中でプレーヤーがそれぞれいろいろな色を予想するため混乱することもあります。
Keltis das Kartenspiel / Kosmos / Reiner Knizia作
2~4人 8歳以上 20分
昨年年間ゲーム大賞を受賞したケルトのカードゲームです。基本的なゲームシステムは同じです。
違いは3点です。
灰色の得点カードが加わりました。このカードの使い道は2種類です。灰色のカードの列を作りそこに置く。その場合、このカードはゲーム終了時に枚数にかかわらず1枚1点として扱われます。また、ここに置く場合は数字の順番に関係なく置くことができます。そのほか、通常の色カードの列に置くことができます。その場合同じ数字の後にのみ置くことができます。これにより、その色カードの列を伸ばすことができるのです。
2つ目は、願いの石の取り方が変わりました。色に関係なく同じ数字のカード2枚を場に捨てることにより、同じ数字が描かれた願いの石カードを取れます。これにより、従来より場に捨てられるカードが増えました。
3つ目はストップカードです。これは数字が描かれていない色カードです。同じ色カードの列の置くことができますが、そのあとにはもう数字カードはおけないのです。列のカード枚数を増やすために使えますが、これを置くともう延びる可能性がほとんどなくなるのです。
ケルトも一気にシリーズが増えました。
難易度及び戦略性の順位をやさしいほうから並べると「ケルトタイル」「ケルトカード」「ケルト」「ケルト(追加ボード使用)」の順番でしょう。
Māori / Hans im Glück / Günter Burkhardt作
2~5人 8歳以上 30-45分
島を見つける(自分のボードに島を作る)ゲームです。
各プレーヤーはそれぞれ自分のゲームボードを持っています。そしてテーブルの中央には、タイルが4×4枚並べられており、その周囲の一角に船が置かれています。
手番になったら、まず船を時計回りに移動させなければなりません。移動距離は自分のゲームボードに描かれた船の数までです。ゲームボードには直接2つの船が描かれているので、はじめは1つまたは2マス進めます。
そのあとでいくつかのことができます。
船が止まった列のタイルしかとれません。すぐ隣のタイルを取るにはコストはかかりませんが、それより先のタイルを取るには、飛ばした数と同じ数の貝のコマを捨てる必要があります。貝が描かれたタイルを取ったら直ちにストックから貝のコマを受け取ります。なお、取られたタイルの場所には直ちに山札から補充されます。
タイルにヤシの木が描かれている場合には、ヤシの木がちゃんと立っている方向にタイルを置きます。ヤシの木が描かれていないタイルは自由に方向を決めておくことができます。
誰かのゲームボードがタイルで埋まったらゲーム終了です。まず完成できなかった島のタイルを取り除きます。完成した島に書かれているヤシの木は1本につき1点です。ただし、その島に小屋がある場合には、1本につき2点となります。また、島に花の輪が完成していたら10点のボーナスポイントです。また、船の数や貝の数が一番多いプレーヤーにもボーナスポイントが入ります。
わかりやすいルールで手軽に遊べるゲームです。しかし、ゲームボードは狭いので上下に延びる島と左右に延びる島をうまく配置しないと島が完成できません。
Land in Sicht! / Ravensburger / stefan Dorra作
2~4人 6歳以上 20~40分
今年の年間ゲーム大賞子供賞にノミネートされています。
ゲームボードを作りタイルは、ふたが開けられるようになっています。
ゲームを始める前に、ゲームの目標をプレーヤー全員で話し合って決めます。それは、宝箱・フルーツ・動物・真珠をそれぞれいくつずつ集めてどの島に運ぶかです。集める数を調整することにより、プレイ時間が調整できます。
ゲームが始まったら、各プレーヤーは、任意の周囲のマス一つのふたを開け、そこに描かれた島に自分の船を置きます。それぞれのマスには島が1つと港が2つ、そしてその島で得られるものが描かれています。また、島の周りにはいくつかの航路が描かれています。
手番になったら、自分の船を港からひとつの航路に沿って進めます。そして隣のマスとの境まで行ったら船を止め、となりのマスのふたを開きます。航路に沿って進めます。航路は途中で分かれている場合がありますので、どちらを進んでも構いません。そのマスに描かれた島の港に止まらず、すり抜けることもあります。もし、港に着いたら手番が終わりです。そこに獲得できるものが描かれていたら、それを獲得します。ただし、後で戻ってきたとしても同じ島で2つ以上獲得できません。手番が終わったら、船がいないマスのふたはすべて閉じられて、次のプレーヤーの手番となります。
それぞれのマスには、何本もの航路が描かれており、目的の島に近付いたつもりでも到着できないこともあります。それでも、どの島で何が獲得できるかは、覚えておいたほうがよいかもしれません。
記憶に頼らず、気楽に遊んでも楽しいゲームです。
アクションカードには、以下のようなカードがあります。