薔薇の名前〔エッセンでプレイしたゲーム1〕
Der Name der Rose / Ravensburger / Stefan Feld作
ウンベルト・エーコの同名の小説を題材にしたゲームです。小説は犯人探しの推理小説ですが、ゲームは違います。
各プレーヤーには、初めにキャラクターカードが配られます。そしてそのキャラクターに最も多くの得点を稼がせることが目的です。ただし、ゲーム終了後、すべてのプレーヤーが正体を表明する前に、誰がどのキャラクターかを当てることにより追加で得点できます。したがって、最後まであからさまなことはできません。
手番にはカードプレイにより、いずれかのコマを移動させます。カードには特定のコマを移動させるものと、特定の場所にいるコマを移動させるものがあります。コマを移動させることにより、移動先によってそのコマにプラスまたはマイナスのポイントが入り、これによりボード上のマーカーを移動させます。また、プレイされたカードには経過時間が書かれており、それもマーカーで示します。経過時間が一日過ぎるごとに決算があり、この時点で各コマのポイントに対して、得点が与えらます。ここでポイントはすべて0に戻ります。
また、決算を発生させたプレーヤーは、イベントカードを獲得することができます。イベントカードにはよいものと悪いものがありますが、最後まで使わないとマイナス点です。
また、一日目、三日目、五日目の後には告白タイムが待っています。各プレーヤーは、自分のキャラクターでないものひとつを示し、そのキャラクター以外のキャラクターであることを表明する必要があります。そして六日目が終わったらゲーム終了です。
手続きの大きアンダーカバーといった感想ですが、それだけに推理のポイントとタイミングが多くあるように感じました。
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