魔法にかかったみたい
Wie verhext! / alea / Andreas Pelikan作
3~5人 9歳以上 30~60分
魔法の薬を作るカードゲームです。
各プレーヤーは、12枚のキャラクターカードをそれぞれ持っています。各ラウンドの初めにそのラウンドで使用する5枚のキャラクターカードを選び手札として持ちます。残りのキャラクターカードはそのラウンド使用することはできません。
スタートプレーヤーは手札から1枚キャラクターカードを表にして出します。これは、このキャラクターの能力をつかうという宣言です。そのあと時計回りに同じキャラクターカードを持っているかどうか順番に宣言します。もちろん持っていないプレーヤーはパスです。しかし、持っているプレーヤーには、2つの選択肢があります。
ひとつはカードを出して、そのキャラクターの能力をつかう宣言をします。これで、先に能力をつかう宣言をしていたプレーヤーは何もできなくなります。逆にあとのプレーヤーが能力をつかう宣言をした場合、このプレーヤーも何もできなくなります。
二つ目は、同じくカードを出して、キャラクターの能力をつかうといったプレーヤーを支持するのです。これにより、そのキャラクターの能力より少し劣った能力をつかうことができます。これは、あとのプレーヤーの行動により邪魔されることもありません。
どちらにしても、同じキャラクターカードを持っている場合には必ず出して、どちらか一つを選択する必要があります。
一巡して、キャラクターの能力を使えるプレーヤーが決まったらそれを実行します。
キャラクターの能力は、魔法の薬を作る材料が手に入ったり、手持ちの材料を使って薬を作ったり、材料を金に変えたり、金を勝利点に変えたり、魔法を使えたりします。なお、魔法の薬を作ると勝利点になります。
キャラクターの能力を獲得したプレーヤーが、次のスタートプレーヤーとなり、手札から1枚出してゲームを続けます。
すべてのプレーヤーのすべての手札がなくなったら、ラウンド終了です。それぞれ手札の内容が違うわけなので、各プレーヤーの手札がなくなるタイミングはバラバラです。自分より後のプレーヤーの手札がなくなると、邪魔をされる可能性はなくなります。
また、ラウンドの最初には、12枚のキャラクターカードから5枚を選んで手札として持ちます。これをゲーム終了まで繰り返すのです。
最初にカードを出すプレーヤーは、かなり危険です。ほかのプレーヤーが同じカードを持っていたら、その能力をまったく使えないことが多いでしょう。最初のプレーヤーはいきなり支持することはできないのです。ただ、だれも持っていないようなカードを最初に選択しておけば大丈夫です。また、タイミングよくほかのプレーヤーが、自分が持っているカードを最初に出してくれれば、能力を発揮できるかもしれません。
他のプレーヤーが持っている材料や資金を見て、手札に持っていそうなキャラクターカードを推理するのです。
かなりしっかりしたゲームという感じを得ましたが、時間はそれほどかかりませんでした。内容の濃いゲームという感想です。
また、多くのカードにはドイツ語が書かれていますが、アイコンですべて理解できるため、ゲームに不自由さは感じませんでした。
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