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2008年2月28日 (木)

ドラゴンダイス

Drachenwurfbox_200
Drachen Wurf / Schmidt / Wolfgang Panning作
2~6人 8歳以上 所要時間:30分
Drachenwurftiles_500

 SchmidtのEasyPlayシリーズ。
 ダイスを振って、ドラゴンのタイルを獲得するゲームです。ドラゴンは6種類(色)、ドラゴンがいる地形も6種類合計36枚のドラゴンタイルがあります。これらを6個のダイスを振って取りあいます。
 手番になった時に狙えるタイルは、テーブル中央に置かれた3枚のドラゴンタイルのほか、ほかのプレーヤーが獲得はしたが確保できていないドラゴンタイルです。まず6個すべてのドラゴンダイスを振り、狙えるドラゴンと同じ色のダイスをひとつ以上確保します。そして残りを振りなおすことができます。降るたびに少なくともひとつ確保できれば続けて振り直しができます。振るダイスがなくなったり、狙える色のダイスが出なかったらそれ以上振りなおしはできません。
テーブル中央のドラゴンタイルは、少なくともその色のダイスを2個以上確保していれば獲得できます。3個以上でももちろん大丈夫です。各プレーヤーは、それぞれドラゴンの巣を持っています。その4辺には、ドラゴンマークが2~5個描かれており、幾つのダイスで確保したかにより、獲得したドラゴンタイルをその辺に沿って置きます。
他のプレーヤーがドラゴンの巣に置いているドラゴンタイルを奪う場合には、そこに描かれているマークより少なくともひとつ多いダイスが必要です。奪ったらやはり自分の巣に同じようにして置きます。奪われたプレーヤーは、ストックからドラゴンの卵をひとつ受け取ります。ドラゴンの卵は、ダイスを振って確保するとき卵の上に置くことにより、その目のダイスが2個あることになります。
なお、手番の最初には、まず自分のドラゴンの巣にあるドラゴンタイルを確保します。確保されたドラゴンタイルは他のプレーヤーに奪われることはありません。しかし、確保したドラゴンタイルはグループにして置く必要があります。もちろんバラバラでもかまいませんが、あとからグループにはできないのです。以降の手番で確保したタイルもいずれかのグループに入れるか、新しいグループを始めるかにします。途中で組み替えはできません。グループとは、同じ色のドラゴンまたは同じ地形にいるドラゴンです。2つのグループに属すことができるドラゴンも、確保した時点で、どちらのグループにするか決めます。ゲームが終わった時、グループの枚数の二乗が得点となります。つまり2枚のグループらな4ポイント、5枚のグループなら25ポイントです。
すべてのドラゴンタイルが、いずれかのプレーヤーによって確保されたらゲーム終了です。
 

2008年2月27日 (水)

ビリービーバー

Billybiber
Billy Biber / Ravensburger / Kai Haferkamp作
1~4人 4歳以上 20分

 一目でわかる、アクションゲームです。目的は、3色ある丸太をそれぞれ2本ずつうまく抜くことです。
 特徴は、上に乗っているビーバー。少しでも揺らすと怒るのです。何語か分かりませんが、とにかくすごい剣幕で怒っていることは分かります。初めはドイツ語で怒っているのかと思いましたが、ビーバー語で怒っているそうです。怒らせたら丸太をとれません。
 怒り方が面白いので、何度も怒らせたくなってしまいます。

2008年2月25日 (月)

勝利への道 拡張セット2

Verflixxthoch2box_200
Verflixxt hoch2! / Ravansburger / Wolfgang Kramer & Michael Kiesling作
2~6人 8歳以上 所要時間:30-45分
Verflixxthochboard_500_2 
この拡張セットのもっとも大きな特徴は、サイコロの代わりにカードを使います。各プレーヤーは2枚のカードを持ち、それをプレイしてコマまたは番人を進めます。なお、カードは黄色とオレンジのカードがあり、黄色のカードはそれをつかった後、続けてもう一度手番行えます。なお、カードの補充は手番の最後ですので、追加手番を続けることはできません。また、バリエーションとして、同じカード2枚を同時にプレイできた場合には、少なくとも自分のコマがひとつあるタイルから、ほかのプレーヤーのコマと番人のコマを強制的に移動させることができます。
 プラス点とマイナス点の両方が書かれたタイルは、リスクタイルと呼ばれます。ゲーム終了時にリスクタイルを偶数枚持っていれば、それらはすべてプラス点となります。しかし、奇数枚だと、マイナス点になります。
 コマにかぶせる帽子が、赤と緑の2色各1個あります。緑の帽子をかぶったままゴールすると10点ですが、赤い帽子をかぶったままゴールするとマイナス10点です。帽子は、ほかのコマがいるタイルに入ることにより、取ったり、与えたり、交換したりできます。
 自分のコマや、番人を数字を余らさせずにゴールさせると、ゴールチップのボーナスポイントが与えられます。

2008年2月22日 (金)

勝利への道 拡張セット1

Verflixxtnochmalbox_200
Verflixxt Nochmal! / Ravensburger / Wolfgang Kramer & Michael Kiesling作
2~8人 8歳以上 所要時間:35分
Verflixxtnochmalboard_200
 拡張性は4種類。
 まず、2人多く8人まで遊べます。そのためのコマが二人分。
 フリクシーという、変な鳥のコマが登場。この鳥のためにもうひとつアクションサイコロがあります。プレーのときは、通常のサイコロと一緒にこのアクションアクションサイコロを振ります。サイコロの目がフリクシーなら、通常のサイコロの目分フリクシーを進めます。このとき、フリクシーが単独でいるタイルから移動したら、そのタイルを取ります(取らされます)。アクションサイコロの目が、「?」なら、通常通りのルールで、自分のコマか番人のほか、フリクシーを進めてもかまいません。フリクシーも番人同様、それがいる限りほかにコマがなくてもタイルをとれません。「×」なら、フリクシーを進めることはできません。自分のコマか番人です。フリクシーをうまく利用することが重要です。
 この拡張では、獲得したタイルを順番に積み重ねて置きます。そして、

 

2008年2月21日 (木)

コード オメガ

Codeomegabox
Code Omega / Schmidt / Crzegorz Rejchtman作
2~6人 8歳以上 所要時間:30分
Codeomegaboard
 パズルゲームはちょっと流行りのようです。各プレーヤーは、15種類の細長いタイル一組を持っています。問題用のシートは32枚あり、それぞれ両面に難易度が違う問題が描かれています。問題用のシートを1枚ずつ受け取り、決めた難易度の方を上にして置きます。そして8面ダイスを振って、使用するタイルを決めます。問題用シートには、8組のタイルの組み合わせが描かれており、8面ダイスで出て目が示す組み合わせを、自分のタイルセットから選び出して、問題シートの上に置きます。
 目的は、問題シートに描かれた場所にはみ出さないように置き、タイルに描かれたマークが一か所直線に並ぶことです。
 早くできたプレーヤーほど、多くの6面ダイスを振ることができます。6面ダイスの示す目に従い、自分の得点マーカーを進めます。いずれかの得点マーカーが得点ボードに一番上に最初に達したプレーヤーが勝ちです。

2008年2月20日 (水)

メイクンブレイク ミニ

Makenminibox
Make'n'Break / Ravensburger / Andrew & Jack Lawson作
2~4人 8歳以上
Makenminiboard
初代メイクンブレイク発売以来、メイクンブレイクライト、メイクンブレイクExと続き、今回はミニです。面白いゲームなので、かなり売れているのでしょう。
箱の大きさはあやつり人形と同じ大きさで、木製のブロック8個と問題用のカードが入っています。また、タイマーの代わりにサイコロがひとつ。これが、アナログゲームらしい味をより一層出しています。サイコロの目は3・2・1のほか3面は無地です。手番プレーヤー以外が、交代でこのサイコロを振り続けます。そして、サイコロの目の合計が30を超えたら手番終了なのです。
メイクンブレイクは、時間内に問題カードに描かれている形をブロックをつかってできるだけ多く作るというシンプルなゲームです。問題カードには、難易度に応じて、それができた時に獲得できる点数が描かれています。もちろんその合計が最も多いプレーヤーの勝ちです。

2008年2月19日 (火)

カルカソンヌ追加キットⅨ

Carccassonneexp9box
Carcassonne / Hans im Glück / Klaus Jürgen Wrede作
2~6人 8歳以上 30-45分
Carcassonneexp9board
 カルカソンヌの追加キットも9種類目です。そろそろ打ち止めでしょうか。なお、この箱には6番目の追加キットと書かれています。メビウスでは、途中に出た3種類の小さな箱の追加キット(追加キットのⅢ,Ⅳ,Ⅵ)を加えたので9番目になっています。
 実は、この9番目の追加キットは、その途中に出た3種類の小さな箱の追加キットに、もうひとつ新しい追加を加えたものです。
 追加キットⅢは、最も大きい都市を完成させたプレーヤーに、ゲーム終了後完成している都市の数だけ得点が入るもの。同様に最も長い道を完成させたプレーヤーに、ゲーム終了後完成している道の数だけ得点するものです。なお、元のセットには、「カルカソンヌ2 -原始の営みー」用の追加タイルもありましたが、今回のセットには入っていません。
 追加キットⅣは、得点計算を発生させながら、自分自身には得点が入らない場合は、自分の配下ゴマを、別に用意された「カルカソンヌ」の任意の場所に置くことができます。そして、それ以降どこかのエリアが確定し、得点計算されようとするとき、対応する所に置かれている配下ゴマを、得点計算がされようとしているところにいきなり移動できます。たとえば、城に配置された配下ゴマは、都市が完成させたときに移動可能ですし、鍛冶場にある配下ゴマは道が完成した時に、その道に移動可能です。
 追加キットⅥは、一般に「川」といわれる追加キットです。
 新しい、追加は「礼拝所と異教徒」ということで、礼拝堂は修道院と同様の能力ですが、修道院と異教徒の礼拝所が隣接する場合には、戦いが起こります。先に完成した方は通常通りの得点が入りますが、負けた方には得点が入らず、配下ゴマが戻ってきます。
 このほか、特殊な形の地形タイルが入っています。

2008年2月18日 (月)

サメ警報

Haialarmbox
Hai-Alarm!!! / Drei Magier / Anja Wrede & Chiristoph Cantzler作
2~5人 8歳以上 10-15分
Haialarmcards
 サメカード32枚と、イルカカード32枚だけを使ったカードゲームです。64枚のカードはすべて違うイラストが描かれていますが、サメとイルカの違いだけです。
 手番でできることはたった3種類。
 1.手札から1枚、自分の前に伏せて置き、1枚山から補充する。
 2.自分の前に伏せて置かれているカードを1枚表にする。
 3.自分の前に、サメが少なくとも1枚表になって置かれている場合は、他の人の伏せてあるカードを表にすることができます。表にしたカードがサメだった場合には、そのサメカードを取り、自分の前に表向きのまま置きます。そして山札から伏せたまま、1枚カードを取り、表にしたプレーヤーの前に伏せたまま置きます。表にしたカードがイルカだったら、このカードを取り自分の前に置きます。そして、代わりに自分の表になっているサメカードを表にしたプレーヤーの前に表のまま置きます。
 これを順番に繰り返すだけです。
 イルカカードを自分の前に7枚表にして並べることができたら勝ちです。また、ほかのプレーヤーの誰よりも、サメカードを3枚多く並べることができたら、サメ警報発令になります。このとき、ほかのプレーヤーは、自分の前のあるカードを順番にめくり、5枚続けているかカードを表に出きれば勝ちです。誰もこれができない場合には、サメ警報を発令したプレーヤーの勝ちです。
 すごくシンプルですが、手札から1枚伏せて置くとき、サメにするかイルカにするかは、結構悩みますし、ほかのプレーヤーが伏せているカードを推理するのも楽しいゲームです。
 Drei Magier社は8種類のカードを使う「ごきぶりポーカー」、4種類のカードを使う「ごきぶりサラダ」に続いて、2種類のカードを使うこのゲームを発売しました。1種類のカードを使うゲームを期待しましょう。

2008年2月16日 (土)

郵便馬車拡張セットⅡ ~すべての道はローマに通ず~

Thurntaxisex2_box
Thurn und Taxis -Alle wege führen nach Rom- / Hans im Glück / Raren & Andreas Seyfarth作
2~4人 10歳以上 60分
Thurntaxisex2_board
 郵便馬車の拡張第二弾。拡張は2種類です。
 追加で1アクションした場合。それに対応するタイルを取ります。たとえば、2枚目の手札補充をした場合は、郵便局長のタイルを取り、手札から2枚プレイした場合には、御者のタイルを取るわけです。そして、いずれか1種類のタイルがなくなったら、そのタイルによる処理が行われます。各プレーヤーは、タイルを持っている限り少なくとも1枚のタイルをストックに戻す必要があります。そのとき1種類のタイルを戻しても何も得るものはありません。2種類のタイルを戻せれば、カードを1枚補充できます。3種類ならここで1ポイント獲得です。4種類すべて戻すことができたら、任意の都市にコマを置くことができます。そのため、あまり行われなかった、群長の効果による、場のカードの交換が結構行われるようになりました。
 もうひとつの拡張性が、「すべての道はローマに通ず」なのでしょう。ゲームの開始前に、各プレーヤーは1~5の5種類の聖職者タイルを、馬車のスタート地点である5つの街に伏せて配置します。この馬車は、プレーヤーが郵便網を完成させたとき、カードはプレイしているが、置けない家がある場合、それに対応する地区の馬車を進めます。そして、馬車がローマに到着したら、その出発点にある聖職者タイルを表にして、対応する所に置きます。もし、あとからローマに着いた馬車に同格の聖職者タイルがあれば、それまであったタイルを除いて、あとから来たタイルを配置します。もちろんゲーム終了までに、ローマに到着しなかったタイルは、配置されることはありません。ゲーム終了時に、ローマに置かれているタイルはそのまま得点となります。どの馬車がどのタイミングで到着するかを予想して、聖職者タイルを配置します。1回だけのプレイですが、結局2つの馬車しか到着しませんでした。ゲーム展開によっては、もっと多くの馬車が到着するのかもしれません。

2008年2月14日 (木)

ビッグ ポイント

Big Points / Schmidt / Brigitte & Wolfgang Ditt作
Bigpointsbox
 2~5人 8歳以上 20分
Bigpointsboard_2
 Schmidtが今年からはじめた、EasyPlayシリーズです。つまりルールがシンプルで、プレイ時間が短いということだそうです。しかし、このゲームに関しては、スタート順以外に運の要素はありません。
 色のついたチップを適当に一列に並べ、最後にゴールの階段を置きます。コマはチップの列の手前に置きます。
 手番には、いずれかひとつのコマを前進させます。プレーヤー個人のコマはありませんので、どのコマを進めてもかまいません。コマの進める先は、コマと同じ色で前進方向にある最初のチップの上です。コマを移動させたら、そこの前後のチップをどちらか一つ取ることができます。前後のチップにコマが乗っている場合は、その先のチップです。
 そして、コマがゴール地点まで行ったら、最後はコマと同じ色のチップをストックから受け取り、最初にゴールしたコマから順に上の段に置きます。最上段には「4」と書かれており、これはここに置かれたコマと同じ色のチップは1枚で4ポイントになることを表しています。階段に書かれている数字は、4~0へと順番に下がります。つまり、早くゴールした色のチップは高価なチップになるのです。
 このほか、コマにない色のチップが白と黒です。黒のチップを獲得したら、あとの手番で、追加で連続手番を行うことができます。追加手番は前進だけでなく、後退することもできます。白のチップの1枚当たりの得点は、ゲーム終了時に持っているチップの色数になります。したがった、白のチップを持っている場合は、0点になった色でも、ある方が得点となります。 

2008年2月13日 (水)

上海港

Shanghaien / Abacus / Roman Pelek & Michael Schacht作

Shanghaienbox

2人用 8歳以上 20分

Shanghaiencards_2

 Abacusのゲームですが、箱のサイズは、Kosmosの2人用ゲームと同じ。このサイズが、2人用の新しいスタンダードになるのでしょうか。
 カードは、8色各5枚のほかにアクションカードが8枚で、合計48枚。ラウンドごとに6枚のカードを表にして一列に並べ、これの争奪戦。8ラウンド行って得点を競う。
 手番には、サイコロを2個振って、そのうちひとつを並べられたカードの自分の方に置きます。カードは6枚並んでおり、それぞれの位置により1~6の目が与えられています。これを交互に繰り返します。自分の番にサイコロを振る代わりに、決済を宣言することもできます。また、手番にサイコロが2個以上残っていない場合には、決済を宣言しなければなりません。
 ひとりしかサイコロが置かれていないカードは、その人がカードを取ります。(この場合、赤が黄色と緑のカードを取り、青が赤のカードを取ります)、同じ数のサイコロを置いている場合は、その左右の隣のカードに置かれているサイコロの数を比べます。(オレンジと茶色のカードには同じ数のさいころが置かれていますが、左右の隣に置かれているサイコロの数はどちらも赤いほうが多いので、これらのカードは赤が取ります。青いカードには同じ数のさいころが置かれており、隣にも同じ数のサイコロが置かれているので、どちらのプレーヤーも取れません。)
まったくサイコロが置かれていないカードや、引き分けになったカードはゲームから取り除かれます。
 8ラウンド行ったら、それぞれのプレーヤーは色ごとに点数をチェックします。自分だけが持っている色は、そのまま得点になります。両方が持っている色は、ポイントの合計を比べます。そして、勝った方は負けたほうが持つポイントを獲得します。つまり、自分が7ポイント持っている色の場合、相手が0ポイントなら7ポイント獲得できますが、相手が1ポイント獲得すれば、1ポイントになってしまいます。また、相手が8ポイント以上獲得すれば、相手の7ポイントになってしまうのです。
 振った2つのサイコロのどちらを選択するか、それにより、どの色のカードを狙うかが、決められます。しかし、両方の目が同じなら選択肢はありません。
 また、イベントカードにより、振りなおしたり、さいころの目を調整したりすることもできます。

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