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2007年10月25日 (木)

ダージリン

Darjeeling / Abacus / Günter Burkhardt作

Photo_2

プレーヤーは、お茶の仲買人です。各地を歩き回ってお茶を仕入れて出荷するというものです。
ゲームボードは、タイルを敷き詰めて作ります。形は、[インド][中国][セイロン(スリランカ)]の3種類が用意されています。
手番に、プレーヤーは、自分のコマを移動させます。移動距離が長い場合には、それの応じて得点を減らす必要があります。そして、移動元のタイルを取ります(そこには、すぐにストックからタイルを補充します)。つまり、移動した先のタイルは次の手番でしか取れません。
タイルには、お茶箱の半分が、いくつか(1~3個)描かれています。そしてお茶の種類は4種類です。
同じ種類のお茶箱のタイルを幾つか集め、すべてお茶箱が完成した状態で、タイルを置くことができたら、そのお茶を(手番ごとに最大一種類)出荷することができます。
このゲームには、得点を取るための仕掛けが2つ用意されています。そのひとつは積み出しようの船です。船の横には、×1、×2、×3と書かれています。手番の最初には、自分のマーカーが置かれている船がある場合には、そのマーカーの数に横に書かれた数字を掛けた得点が入ります。この船は誰かが出荷をするたびに、一段ずつ下がり、最下段の船に置かれていたマーカーは持ち主に返され、新たに出荷したプレーヤーのマーカーを乗せて最上段(×3と書かれている場所)に置きます。
つまり、自分がまとめて出荷したあと、しばらく誰の出荷もない場合、手番ごとに高得点が入るのです。だから、あまりしたくもない細かい出荷も必要かもしれません。

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もうひとつは、需要バロメーターです。ボード上のスロープには、4色のコマが2個ずつ置かれています。いずれかの色のお茶を出荷したら、その色の下にあるほうのコマを取り、一番上に移動させます。そして、同色のもうひとつのコマとの間にあるコマの数が得点になるのです。写真の例では、黒を出荷してもこの得点は入りませんが、赤なら3点、白なら4点入るのです。また、白は赤と緑が出荷するのを我慢できれば、最大6点まで延ばすことができますが、待つと他のプレーヤーが出荷してしまうでしょう。
ゲームのシステムとしても楽しいし、ギミックも見るべきものがあるゲームです。他のプレーヤーの次の手番で取るタイルも分かっているわけで、とにかくタイミングが重要なゲームでした。

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